テレビアンテナ工事の詐欺にあわないためには、詐欺の手口について知っておくことが大切です。なぜなら、詐欺の手口はパターン化していることが多いからです。そのため、詐欺の手口を知ることで被害の回避につながるかもしれません。
このコラムでは、テレビアンテナ工事の詐欺の実例や詐欺業者の撃退方法をご紹介しております。さらに、信頼できるテレビアンテナ業者かどうかを判断するためのポイントや、アンテナ工事を依頼する場合の費用相場についてもご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。
テレビアンテナ工事の詐欺の実例
テレビアンテナ工事の詐欺被害にあわないためには、詐欺の手口について知っておきましょう。詐欺の手口を知ることで、被害を回避できる可能性が高くなるからです。
ここではよくあるテレビアンテナ工事の詐欺の手口をご紹介しています。詐欺の手口についてしっかり理解し、被害を回避しましょう。
1.NHKや総務省などを名乗って訪問してくる
NHKや総務省の職員などと名乗った人物が、突然家に訪問してくることがあります。そして、地上デジタル放送(以後地デジと省略)の受信障害対策のためとか、電波の状態を改善するためなどといって、アンテナ工事を勧誘してくるのです。
また、アンテナ工事の勧誘だけでなく、依頼をしてもいない工事代金の振込を要求してくることもあります。このような場合、訪問してきた人物がアンテナ工事の詐欺をしているおそれがあります。
なぜなら、NHKや総務省といった国や国に関連する団体がアンテナ工事を勧誘したり、工事代金を個人に直接を請求したりすることはないからです。
したがって、NHKや総務省などを名乗る人物が訪問してきたら、まず詐欺であることを疑いましょう。そして、アンテナ工事の勧誘や工事代金の要求をはっきり断り、お金を支払わないように気をつけてください。
2.NHKや総務省などを名乗った請求書が届く
NHKや総務省などを名乗った請求書が、郵便などによって自宅に届いた場合も要注意です。この詐欺の手口はNHKや総務省などの公的機関と偽って、請求書に記載してある口座に地デジの申込代金などを振り込ませようとするものです。
過去には地上デジタル放送への移行に際して、その工事代金を日本国民に負担してもらう旨の文面を送り、指定口座に振り込ませるという詐欺もありました。
そのため、NHKや総務省など公的機関の名前が書いてあるからといって、うのみにしてはいけません。そして身に覚えがない請求書が届いたときはパニックにならず、まず冷静に請求書の内容を読み、請求書に記載してある問い合わせ先がどこか確認してください。なぜなら、問い合わせ先が架空のものであることも多いからです。
この場合の対策としては、請求書に記載してある口座には振り込まないようにしてください。まずは、近くの消費生活センターなどに相談するとよいでしょう。
3.前金だけ受け取って工事をしない
テレビアンテナ工事によくある詐欺の手口には、いきなり自宅に訪問して強引に工事の契約をしてくるというものもあります。工事の契約をして、代金の前金を支払ったあと逃げられて連絡がとれなくなり、工事をしてもらえなかったというケースです。
この場合、依頼をしていないのにもかかわらず、アンテナ工事業者を名乗る者が訪ねてきたら、詐欺であるおそれがあります。なぜなら、依頼もしていないのにテレビアンテナ工事の業者が突然家に来ることはないからです。
したがって、依頼もしていないのにアンテナ工事業者がきて強引に工事の契約をすすめてきたら、きっぱりと断り家にあがらせないようにしてください。そして、絶対にお金は支払ってはいけません。
4.必要のないアンテナ工事を強引にすすめてくる
突然自宅に訪問してきて、不要なアンテナ工事を無理やりすすめてくる場合も詐欺と疑ったほうがよいでしょう。現時点ではテレビがきれいに映っているにもかかわらず、無理やり不要な工事をさせようとすすめてくるのです。
そのほかBS4K8K放送の開始にともない、工事を強制してくる業者もいます。BS4K8K放送は見たい人だけがそれに対応するアンテナやチューナー、テレビを用意すればよく、既存の地上デジタル放送の視聴とは無関係なのです。
テレビの視聴は自由です。見ても見なくても、どちらでもかまいません。そのため、必要のないアンテナ工事を強引にすすめてくるような業者は、相手にしないようにしましょう。
5.点検を装って工賃を請求する
上記であげた詐欺の手口のほかにも、国から依頼されたなどと偽ってテレビアンテナの点検をおこない、相場よりも高額な費用を請求してくる悪徳業者もいます。あるいは点検など何もしていないのに、テレビアンテナを調整したといって代金を請求してくる悪徳業者もあります。
国から個人の家に、テレビアンテナの点検をするために訪問してくることはありません。そのため、依頼もしていないのに業者が点検にきたといってきたら、詐欺であるおそれがあります。
また、こうした業者は、おもに高齢者などを狙ってきます。とくにアンテナの知識に自信のない方は詐欺の被害にあいやすいので、このような不審な訪問にはくれぐれも注意しましょう。
テレビアンテナ工事の詐欺業者を撃退するには?
詐欺の手口を理解したら、次はテレビアンテナ工事の詐欺業者を撃退しましょう。ここでは、テレビアンテナ工事の詐欺業者を撃退するための対策を4つご紹介します。もし、詐欺業者が自宅に訪問してきたときは、ここでご紹介する方法を試してみてください。
NHKや総務省をかたった時点でアウト
NHKや総務省の職員と名乗るものが突然電話をかけてきて、テレビアンテナ工事に関する料金を振り込むことを請求してくる場合は、詐欺であるおそれがあります。なぜなら、NHKや国がテレビアンテナ工事に関する金銭を、電話などで個人に直接請求してくることはないからです。
そのため、NHKや総務省の職員とかたって、テレビの映像がきれいに映っているにもかかわらず、テレビアンテナ工事の修理が必要であるなどと請求してきた場合は詐欺と判断して、その場できっぱりと断りましょう。しつこい場合は、近くの消費者センターや総務省などに電話で相談するとよいでしょう。
訪問販売には対応しない
アンテナ工事詐欺のなかでも、訪問販売にはとくに気をつけましょう。なぜなら、アンテナ工事の詐欺のなかでも訪問販売による被害が多いからです。
依頼もしていないのにアンテナ工事業者と名乗って突然やってきて、相場よりも高額な料金でアンテナの修理などをすすめてくることがあります。その際、家には絶対にあがらせてはいけません。
家にあがらせてしまうと契約するまで帰らないなどといって、長時間居座ってしまうおそれがあるからです。その場合は、身近な人や警察に通報するなどの対応をするとよいでしょう。
そのほか、実際に存在しない会社名をかたって訪問販売をするケースや家電量販店の名前を名乗って訪問販売するケースもあります。このような依頼した覚えのないアンテナ工事はしっかり断って対処してください。
「4K・8K放送への切り替えは義務ではない」ことを念頭に置く
BS放送で4K・8K用のチャンネルが始まったことに便乗して、詐欺をおこなう業者もいます。4K・8K放送に切り替える義務があると偽って、テレビアンテナ工事の設置を強要してくるのです。
しかし、4K・8K放送は見たい人だけが見る放送です。そのため、4K・8K放送に切り替える義務はありませんし、切り替えないからといって既存の地上デジタル放送やBS放送が見られなくなるわけではありません。
したがって、4K・8K放送に切り替える義務があるといってアンテナの設置工事を強要してくる場合は、詐欺を疑うようにしましょう。そして、その業者に対して4K・8K放送に切り替える義務はないといって、追い返してください。
お年寄りへの周知を徹底する
最近は、お年寄りを狙った詐欺が多いです。テレビアンテナ工事も例外ではなく、お年寄りを狙った詐欺があります。
お年寄りの多くはテレビアンテナに関する知識が乏しいです。さらに新しい放送サービスに関する情報をもっていないことも多いでしょう。そのため、悪徳業者の話を簡単に信用してしまい、詐欺の被害にあいやすいのです。
このようにお年寄りは詐欺の標的にされることが多いです。そのため、お年寄りがいる家族や近所のお年寄りに、テレビアンテナ工事の詐欺について周知しておくとよいでしょう。
さらに、お年寄りにはテレビアンテナ以外にもセールスがきたら契約する前に、断るか誰かに相談してから決めるように伝えてください。
信頼できるテレビアンテナ業者を見つけるためのポイント
テレビアンテナ工事業者は悪徳業者ばかりではなく、優良な業者ももちろんいます。でも、どうやって優良な業者を見分ければよいのか、わからない方も多いと思います。
そこで、ここでは信頼できるテレビアンテナ業者を見つけるためのポイントを3つご紹介します。ぜひ、テレビアンテナ工事を業者に依頼するときの参考にしてください。
サイトに会社概要が明記されているか
依頼するテレビアンテナ工事業者が信頼できるかどうかを見極めるためには、その業者の名前をインターネットで検索してみて、ホームページを見てみましょう。
また、もしホームページがあれば、会社概要や代表者が記載されているかどうかを確認してみてください。もし会社概要や代表者が記載されていないときは、詐欺や悪徳業者である可能性が高いといえるでしょう。
加えて、保証が何もない工事業者は工事内容やクオリティに問題がある可能性が高いでしょう。
クレジットカード払いに対応しているか
ホームページに会社概要や代表者が記載されていることが確認できたら、そのテレビアンテナ工事業者がクレジットカード払いに対応しているか、調べてみましょう。なぜなら、クレジットカード払いに対応しているということは、クレジットカード会社から企業としての信用をえていることの目安になるからです。
クレジットカードに対応しているかどうかを調べるときは、まずホームページを見てみましょう。ホームページに記載がなければ、テレビアンテナ工事業者に直接確認してみましょう。
自社施工かどうか
テレビアンテナ工事を依頼した業者が優良業者であるかを見極めたいときは、自社で施工しているかどうかも、確認したほうがよいでしょう。テレビアンテナ工事を依頼しても、依頼した業者ではなく、その下請け業者に施工させていることがあるのです。
また、下請け業者に施工させている場合、工事代金も高くなる傾向があります。なぜなら、テレビアンテナ工事を依頼した業者が下請け業者に施工させて、仲介手数料を下請け業者からえているぶんだけテレビアンテナ工事の料金が高くなるからです。
さらに、下請けによっては工事経験が少ない業者や、専門知識が不足している業者などもいます。そのため、下請け業者ごとに技術力にバラツキがあり、テレビアンテナ工事を依頼しても適切に工事をしてもらえないこともあります。
そのため、テレビアンテナ工事を依頼する場合は、依頼を受けた業者が自社施工しているかどうか、しっかり確認するようにしましょう。
テレビアンテナ工事にかかる費用の相場
信頼できるテレビアンテナ工事業者の選び方がわかったら、次に気になるのは費用の相場だと思います。そこで、ここではテレビアンテナ工事にかかる費用の相場をご紹介します。テレビアンテナ工事の依頼を検討されている方は、ぜひご参考ください。
専門業者
専門業者に依頼する場合、工事内容によってかかる費用相場は地上デジタル放送用アンテナ本体などすべて込みで約3万円~約10万円になります。
その工事内容ごとに費用相場を示すと以下のようになります。
・デザインアンテナの設置:約約3万5千円~約4万円
・地デジアンテナの設置にブースター工事を追加:約4万円~約6万円
・地デジとBSアンテナとブースターの設置:約5万円~約8万円
・地デジと4K8K衛星放送アンテナとブースターの設置:約7万円~約10万円
ただし、この費用相場はあくまでも目安です。正確な費用を知りたい方は、依頼する前にアンテナ工事業者に見積ってもらいましょう。
家電量販店・電器店
家電量販店や電器店は、アンテナの購入と同時に設置工事を依頼することができるので便利です。家電量販店や電器店に工事の依頼をすると、その費用相場は工事内容によって約3万円~約15万円となります。
以下に示したのは、その工事内容ごとの費用相場です。ただし、アンテナ工事の専門会社との比較のため、同じ工事内容としました。
・デザインアンテナの設置:約3万5千円~約4万5千円
・地デジアンテナの設置にブースター工事を追加:約4万5千円~約7万円
・地デジとBSアンテナとブースターの設置:約7万5千円~約8万5千円
・地デジと4K8K衛星放送アンテナとブースターの設置:約9万円~約15万円
ただし、アンテナ工事の専門業者と同様に、これらの費用相場も目安にすぎませんので、料金トラブルを避けるためにも、依頼をする前に見積書をもらいましょう。
ホームセンター
ホームセンターにテレビアンテナ工事を依頼した場合も、その費用相場は専門業者や家電量販店などと同様に幅があります。その費用相場は、約3万円~約20万円となります。そして以下に、工事内容ごとの費用相場を示しました。
・デザインアンテナの設置:約3万5千円~約4万5千円
・地デジアンテナの設置にブースター工事を追加:約4万円~約10万円
・地デジとBSアンテナとブースターの設置:約5万円~約15万円
・地デジと4K8K衛星放送アンテナとブースターの設置:約7万円~約20万円
この費用相場も目安にすぎません。また、ホームセンターごと、店舗ごとに金額に差がありますので、依頼する前に見積ってもらうことをオススメします。
まとめ
テレビアンテナ工事の詐欺にあわないためには、その手口を知っておくことが大切です。手口を知ることで、突然の訪問や電話などにまどわされるリスクも小さくなるでしょう。もしアンテナ工事を依頼したいと思っていても、業者の信頼性を確かめてから依頼するようにしましょう。
どの業者を信頼して依頼すればよいかわからない方は、ぜひ弊社が運営する生活110番をご利用ください。ご利用いただければお近くのアンテナ工事専門業者をすぐにご紹介することができます。ぜひ一度ご連絡ください。
\ 完全無料 /
厳選した全国のアンテナ工事業者を探せます!
×
関連記事カテゴリ一覧
アンテナ工事の記事アクセスランキング
アンテナ工事の最新記事
カテゴリ別記事⼀覧
- お庭の手入れ
- 害虫駆除
- 害獣駆除
- 電気工事
- 鍵開け・交換・修理
- 窓ガラス修理・ドアノブ修理
- 家の修理
- バッテリー上がり
- ハウスクリーニング
- ペット火葬・葬儀
- 家電修理
- パソコン修理・ネット回線
- 家具・雑貨の修理
- 外壁・屋根工事
- リフォーム
- 防犯カメラ設置
- 盗聴器・その他調査診断
- 便利屋・代行サービス
- 引越し・配送サービス
- オフィス・店舗向けサービス
- その他