自動ドアは、身近な場所ではコンビニエンスストアやスーパーの入り口に設置されています。手で押さなくてもドアが開けられるため、人の通行に便利ですよね。街中の商業施設にも必ず設置されており、ひっきりなしに人の往復がある場所には特に便利なドアです。
自動ドアがなくなってしまったら、とても不便になってしまいます。重たい扉をいちいち手で開けるという行為は、自動ドアに慣れてしまった私たちには、非常に不便に感じられてしまいます。自動ドアは現代に生きる私たちにとっては、欠かせない存在といえるでしょう。
しかしそんな便利な自動ドアも、地震が起こったときには開かなくなることがあります。地震の衝撃で自動ドアが歪んで開かなくなってしまい、人が屋内に閉じ込められてしまうかもしれません。
そんな状況を未然に防ぐには、どのような対策をすればよいのでしょう。今回のコラムでは地震が起こった際に自動ドアをスムーズに通れるために、知っておくと役立つ情報をご紹介します。
自動ドアが地震で開かなくなる原因
便利な自動ドアも万能ではなく、いつでも開くわけではありません。さすがに自動ドアも地震が起こると、開かなくなることがあるのです。ではそのようなとき、いったい何が原因だと考えられるのでしょうか。
停電
地震が起こると地面の液状化や建物が倒壊するため、電柱や電線、地中のケーブルが破損して停電が起こることがあります。停電してしまうと電気が通わなくなり、自動ドアが開かなくなることがあります。
自動ドアのなかでも停電の場合に解錠されるタイプなら、そのまま手でぐっとドアを押せば開けることができます。また手動に切り替えるタイプの場合、自動ドアの上の方に手動操作切換えスイッチがあるため、このスイッチを設定しなおすことで手動操作にすることができます。
歪み
自動ドアは地震が起こった際の揺れにより、入り口に歪みができてしまうことで物理的に開かなくなるときがあります。また大きな地震になると、ドアが脱輪することもあるので注意が必要です。また地震の揺れによりサッシ枠が変形して、ドアが開かなくなることがあります。
緊急時に急いで脱出を試みているところで、急にドアが開かなくなったりします。自動ドアは非常事態の際はそのような状態になることがあるので、注意して避難することが肝心です。
故障
地震が起こるとその衝撃から自動ドアが急に動かなくなってしまうことがあります。また、閉まらなくなることもあるのです。
そのようなときは、決して自分で無理に修理をしようとしてはいけません。地震による停電時のような非常事態に専門知識のない方が修理しようとすると、感電などの思わぬ事故につながるおそれがあります。
自動ドアが急に開かなくなるなどの異常の場合は故障が考えられますので、一度電源を切ってメーカーや販売店などに問い合わせてみましょう。
自動ドアが地震で開かなくなった場合は
地震で自動ドアに閉じ込められてしまったときでも脱出することは可能です。自動ドアが地震により開かなくなってしまったときは、 まず手動で扉を開けることを試みましょう。電気錠が開いていれば、手動で扉を開けることができます。
もし手動で開かない場合は、自動ドアの電気錠が停電したときに施錠されてしまうタイプのものかもしれません。
そのようなときは、自動ドア装置のボックスから垂れているワイヤーを引っ張りましょう。ワイヤーを引っ張っている間はロックが解除するので、手動で扉を開けることができます。
ワイヤーが見つからないときは、自動ドアボックス装置内に入っていることもあります。それでも見つからなければ、メーカーや販売店などに問い合わせてみるとよいでしょう。
地震に備えてパニックオープンを設置しよう
それでもやはり自動ドアが地震の際に開かなくなってしまうと、焦ってしまうのではないでしょうか。緊急時で気持ちに余裕がないときには、冷静になって自動ドアを手で開けてみようなどと、なかなか思いつかないかもしれません。
そうなれば当然、逃げ遅れる危険性があります。また急いで避難しようとして急にドアが閉まり、ケガをすることもあります。 そのような事態を未然に防ぐのが、パニックオープンと呼ばれる機能です。
パニックオープンとは、地震などの災害が起こったとき、通常は施錠されている自動ドアの扉が自動的に解錠されるしくみです。別名を自動開放システムといい、地震や火災などの非常事態が起こったときに、ドアを解放した状態を保ってくれます。
地震や火災が起こると地震感知器や煙感知器から連動制御盤に信号が送られ、それが自動ドアを制御するコントローラーに伝わり、自動開放を促します。
このように緊急事態に非常に役立つパニックオープンは、人が多い商業施設などには不可欠といえるでしょう。パニックオープンで自動ドアが開放されれば、迅速な避難を促すことができるため、多くの人命を救える可能性があります。
自動ドアが設置されている施設などは、いざというときの非常事態に備えてパニックオープンを取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
自動ドアは自動で開くため、人の往来が多い場所によく設置されています。とても便利で、現代に生きる私たちの生活には不可欠なドアです。しかし自動ドアが地震で動かなくなったら、逃げ遅れてしまう危険性もあります。
万が一、自動ドアに閉じ込められないためにはパニックオープンがおすすめです。パニックオープンは地震や火災などの非常事態には、自動的に開錠される自動ドアのしくみで、自動開放システムともいわれています。開錠がなされるとそのままドアが開放された状態を保ってくれるので、迅速な避難や人命の救助に役立ちます。
このように非常事態の際に役立つパニックオープンは、人が多く集まる商業施設などには不可欠といえるでしょう。
しかし、自動ドアは日頃からメンテナンスをしていなければ、こういった状況に正常に作動しないおそれもあります。もし自動ドアが設置されているなら、しっかりとしたメンテナンスを一度してみてはいかがでしょうか。
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