
「今日こそは、と思ったのにまた部屋の掃除をしないまま休日が過ぎた……」「片付けをしたいのに全然片付けをするやる気が起きない……」そんな経験はないでしょうか?ですが、何もしないまま部屋を放っておくと「汚部屋」にもなりかねません。少しのやる気で部屋がきれいになるのなら、そのほうがよいと思います。
「けれど、そのやる気が出ない場合はどうすればよいの?」という方に向けて、今回は片付けのやる気を出す方法を紹介します。
目次
片付けをしないとどうなってしまう?
よく小さいころ親に「片付けしなさい」「きちんと整理整頓しなさい」と言われた方も多いのではないかと思います。しかし「片付けしなさい」とは言われても「なぜ片付けをしないといけないのか?」を疑問が出てきた方もいたのではないのでしょうか。
以下からは、なぜ片付けをしないといけないのか?しないとどうなってしまうのか?その理由を挙げてみます。
部屋の整理整頓=心の整理整頓
きれいな部屋に住んでいると、それだけでなんだかスッキリとしたり、毎日丁寧に生きようという気分になります。毎日衣食住をともにする家や自分の部屋は、いわば自分の精神状態です。いらないもので溢れている部屋や、乱雑にものが置いてある整理整頓がされていない部屋を見ていると、それだけで心がどんよりとしてきます。
片付けることを放棄すると…
片付けのやる気を起こさないまま、ずっと汚い部屋のままでいると部屋にホコリが溜まり窓ガラスは曇り、部屋の壁にカビが生え始めるなど非常に不衛生な環境になります。不衛生な環境は心を病ませるだけでなく、体を病む原因になります。
最終的に…
片付けを放棄した部屋は「汚部屋」「ゴミ屋敷」と呼ばれるようなゴミが溢れかえった場所になってしまいます。そのようになった部屋はもはや自分の手では手に負えず、ハウスクリーニングのプロの手を借りなければきれいになりません。ゴミ屋敷ともなると近隣住民にも迷惑をかけるようになるため、そうならないためにも片付けはしっかりと行う必要があります。
片付けにやる気が出ない理由
片付けにやる気が出ない理由には以下のようなものが挙げられます。
散らかりすぎていてやる気が出ない
「どうせこんなに散らかっているなら片付けても無駄だ……」そう思ってはいないでしょうか。しかし、散らかったままということを言い訳にしてやる気を出さないと、部屋は散らかったままのうえ、ますます散らかっていきます。
まずは机や棚の中など手のつけられるスペースでよいので片付けをすると達成感が出ます。
このままの方が心地よいと思っている
「少し散らかっているくらいの方が居心地がよい」そう思ってはいないでしょうか?それは大きな間違いです。
部屋が汚いと人が呼べず、コミュニケーションの機会が奪われるばかりか「あの人の部屋はいつも汚いんだ」と思われてしまいます。自分は心地よくても他の人はそう思っていないことも多いため、自分だけではなく部屋に来る人のためにも部屋はきれいにするようにしましょう。
いつかではなく「今」やろうという意志がない
片付けにやる気が出ない理由は、明らかにいらないものでも「これは使うものだし、片付けなくてもいいや」という考えにもあります。何か月も前に読みっぱなしの本を「まだ読んでないから」と放置したり、やりかけの物を「いつかやるから」と放置してはいないでしょうか。
その「いつか」は溜まって放置されていき、部屋が散らかる原因にもなります。特に、やりかけの物を放置するとホコリが溜まって不衛生になっていくばかりか、食べ物などを放置するとダニやゴキブリなどの害虫が発生する原因にもなります。
「いつかやろうは今やろう」という言葉があるように、いつかではなく今行動をするようにしましょう。
やる気を起こすための行動とは
片付けのやる気を起こすための行動には以下のようなものがあります。
今、この瞬間に動く
「ああ、部屋がなんだか汚いな……」ふと、そう思った時はまさに片付けをするチャンスです。その瞬間に片付けをしないと、せっかく湧き出たやる気の鮮度が落ちてしまいます。魚や肉が新鮮な方がおいしいように、やる気も新鮮なうちにする行動のほうが、はきはきとしていて早いです。
逆に「仕方ないからやるか……」とだらだとしたやる気で行う片付けは、なかなか進まないばかりか飽きて別のことをしてしまうことも多いです。やる気が起こった時はチャンスと考え、すぐに手の届く範囲でよいので片付け始めると、どんどん片付いていくことも多いです。
継続して動く
先述したやる気は、一時的なものではなく継続していくことが大切です。「今日これだけ片付けたからしばらくは片付けないでいいや」と考えてしまうと、また同じように散らかってしまいます。
一度出たやる気を継続させるコツは「きれいになった部屋を見渡すこと」です。子どものうちは片付けをすると褒められますが、大人になってからは片付けをしても褒めてはもらえず、モチベーションが上がらないことも多いです。
そこで、きれいになった部屋を見渡して「自分がこの部屋をこれだけきれいにしたんだ!すごい!」と自分を褒めるとモチベーションが上がります。また、部屋のビフォーアフターをデジタルカメラやスマートフォンで記録すると、その違いに感動して「この状態を維持しよう!」と思うでしょう。
片付けができる人とできない人の違い
片付けができる人は「できる」を前提に考える
「片付けができる人」というと片付けのやる気がある人と思われがちですが、それ以前に片付けができる人は汚い部屋を見て「無理だ……」と思うのではなく、「できる!」と思うという違いがあります。
片付けや掃除の方法というのは、今の世の中スマートフォンでインターネットに接続するだけでもたくさん出てきます。つまり、片付けをする方法を「知らないから無理」とあきらめるのではなく、「こうすればできる」と考えるのが大切です。
片付けができない人は「できない」を前提に考えがち
逆に片づけができない人は、汚い部屋を見たときに「無理だ……」と思い、あきらめてしまう人が多いです。そのような人は、まず本や服を元にあった場所に戻すところから始めましょう。
本を本棚に入れる、服をクローゼットに入れるというのは片付けの方法を知らなくてもできることです。そして、少しきれいになった部屋を見ればモチベーションが少し上がると思うので、そこからモチベーションを維持して片付けの範囲を広げるようにしましょう。
行動する人、しない人の結果的な違いは?
「片付けのやる気があっても行動をしない」という人も中にはいると思いますが、それはやる気がないのと同じです。「やる気はあるんだけどなあ」と言いつつだらだらと過ごしていた人と、「やる気はないけれど頑張ろう」と少しでもやった人では大きな差が生まれます。
「片付け」という行動を達成した人は、勉強と同じで次にその行動をするときに経験として生かされます。それに対していつまでも行動をしなかった人は経験値が上がらないため、行動を起こさない限り片付けが進むこともありません。
「思い立ったが吉日」とも言うように、まず行動をするのが後々片付けに役立ちます。
片付けのやる気は行動しないと減っていく
行動をしないと片付けのやる気というのはどんどん失われていきます。先述したように、やる気にも鮮度があります。行動をしないと鮮度がどんどん失われていき、腐ったやる気は「面倒くさい」とうマイナスの感情になってしまいます。
やる気を失わないようにするためにも、床の上やテーブルの上など、目につくような場所を片付けるだけでもモチベーションアップに繋がるでしょう。
具体的にどう行動するかを考える
片付けのやる気を上げるためには、具体的にどのような行動をするのか考えるとスムーズに行動できます。行動の例は以下になります。
家の中の汚い場所を把握し、ホームセンターの掃除用具コーナーに行く
家の中でも浴室やエアコンのフィルターなど、特に汚れている場所がいくつかあるかと思います。そのような場所を把握してメモをし、ホームセンターの掃除用具コーナーに行くと「ここを掃除するにはこんなに役立つ掃除用品があるのか!」と掃除をするための買い物が楽しくなります。「この道具であそこを掃除したらきれいになるだろうなあ……」と掃除へのモチベーションも上がり、やる気の向上にも繋がります。
家の掃除道具を一新する
先述したように新しく掃除道具を買い替えるだけでなく、掃除道具を一新すると片付けのやる気が上がります。掃除道具のほかにも、収納ができなくなってきたのなら棚やラックを買い、収納スペースを増やすと「ここにしまえばよいのか」と目的ができて、行動力の向上に繋がります。
掃除をする順番をリストにする
部屋の中を見渡して汚い部分から順番に順位をつけていき、その順番で掃除をするようにリストアップしていくと「ここが終わったから次はここを掃除しよう」という目安になります。
それでもなかなかモチベーションが上がらないという方は、リストアップしていった場所が一つ終わるごとに「ランチを少し高いものにする」「500円玉を貯金していく」など、何でもよいので自分が達成するとうれしいことを設けましょう。「全部達成したら○○をする」というように、自分へご褒美をあげるようにするとモチベーションアップにも繋がります。
ただし、あまりに高い目標を設定すると、自分の首を絞めてしまうことになるため自分の達成できるものに留めておくようにしましょう。
片付けにやる気を出すために実践できること
片付けにやる気を出すために実践できるものには、以下のようなものがあります。
音楽をかける
無音の中ひたすらゴシゴシと床を拭いたり、もくもくと片付けをしたほうが集中できるという人ももちろんいますが、集中力を上げるためにも掃除の際に音楽をかけるのは有効です。特にインストゥメンタル(器楽曲)などの声が入っていない音だけのものや、テンポのよいお店にかかっているような洋楽などは片付けの効率を上げるのにはうってつけです。
片付けをしなくてはならない理由を作る
「今度家でホームパーティーをしよう」「家を掃除したからおいでよ」などといって友人や恋人を部屋に誘い、何が何でも部屋をきれいにしなければいけない理由を作るのも片付けのやる気を上げる手段です。せっかく招いた人に「きれいにしたと言っていたのに、こんな状態なの?」と思われないためにも、誘ったその日から徹底的に掃除をしましょう。
不要な本や服は売ってお金に変える
片付けのやる気を上げるために「いるもの」「いらないもの」と箱を分けて、いるものはそのまま片付け、いらないものはフリマアプリやリサイクルショップなどで売ってお金に変えると「片付けただけでお金が手に入った!」とやる気が上がります。特にあまり読んでおらず新品同様の本などは、初版というだけで高値がついたりするため、片付けをする際にチェックしてみましょう。
ただし、売れるからといって本当に大事にしていた本や物まで売ってしまうと、後から後悔してしまいます。いるもの・いらないものはしっかり選別するようにしましょう。
インターネットで収集した片付けの知識を実践して楽しむ
インターネットにはたくさんの掃除や片付けの知恵があります。その知識を実践することで「本当にこれをするだけで簡単に掃除ができた!」と感動します。
たとえば、炭酸水で水垢が取れる・古いストッキングで水道の蛇口がぴかぴかになるなどがあります。家の中にあるものや不要なもので簡単に実践できるものもたくさんあるので、そのような知識を実践してみましょう。
まとめ
片付けのやる気を出しても、時すでに遅く半ば「ゴミ屋敷」のような部屋や家も中にはあります。そのような家の場合、ハウスクリーニングのプロに依頼をして部屋を片付けてもらいましょう。それ以外でも「掃除をする時間がない」という場合や「やる気がどうしても出ない」という場合にもハウスクリーニングのプロは役立ちます。一度依頼をしてみて、見積もりを出してもらうのもよいでしょう。
ハウスクリーニングを依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ハウスクリーニング」をご覧ください。
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