毎日過ごしている自宅では意外と分からない部屋の臭い。旅行などで不在にしたあと部屋に入ると「あれ、もしかして臭ってる?」と気がつくことがありますよね。
原因が置いてあるごみ等だったときには、すぐに掃除をして対処することができますが、壁紙に臭いがついてしまっている場合はどうしたらいいのでしょうか。今回は壁紙についてしまったにおいの対策についてご紹介していきます。
目次
壁紙がくさい…壁紙にしみ込んだ臭いは取れるの?
壁紙がくさいと気づいたとき、まず気になるのは「この臭いは取れるのかな?」ということですよね。臭いをとりたいと思っても、なぜその臭いがついてしまったのか、原因が分からないとなかなか対策もできません。
そこでまずは壁紙がくさいときに考えられる原因をご紹介します。
タバコの臭い
家族に喫煙者がいる場合や、引っ越し先に前住んでいた人が喫煙者だった場合など、壁紙に臭いが付着してしまうことが考えられます。
タバコの臭いがするときには、壁紙が黄ばんでいるケースも多いのではないでしょうか。そのような場合黄ばみの原因になっているヤニを洗剤で落とすことで、一緒に臭いもとることができます。
ただしタバコのヤニはとても頑固な汚れのため、初期の軽い汚れであれば落とすことは可能ですが、こびりついてしまっている場合にはヤニも臭いも完全に落とすことは難しくなってしまいそうです。
カビの臭い
壁紙にカビが発生し、カビくさくなってしまっていることも考えられる原因です。日光の当たりにくい北側の部屋や、部屋の四隅、棚の裏側などにカビが生えてしまうことが多いようです。
カビが発生しているのを確認した場合、カビをとらなければいけません。しかしカビ取り剤は漂白作用があるため壁紙に使用すると脱色してしまう可能性があります。
また、カビ取り剤は強アルカリ性のため、皮膚の表面を溶かしてしまう危険性もあります。乾いたあとでも濡れた手で触ると皮膚の表面を溶かすことがあるため、個人でのカビ取り剤の使用は難しいといえるでしょう。
市販のアルコール除菌液で拭く、という方法もありますがカビの種類によっては落ちないこともあるようです。
ペットの臭い
ペットを飼っていると気を付けているつもりでも、どうしても臭いが発生してしまいます。ペットのトイレ、エサなどを風通しが悪く温かい場所においてしまうと雑菌がどんどん発生し、嫌な臭いが発生しやすくなります。
これらのペットの臭いは空気中を浮遊するため、壁紙をはじめとする表面積が大きいものに吸着され、臭いが定着してしまいます。
この臭いは雑菌の発生をおさえることで予防することが可能です。空気の入れ替えをしたり、カーテンを洗濯したりすることで雑菌の繁殖を防ぎ、臭いが壁に定着してしまうことも少なくなります。
すでについてしまった臭いには、ペット用の消臭スプレーを活用するのもおすすめです。
壁紙の臭いを放置するとどうなる?
ではこれらの壁紙の臭いを放置すると、どのようなリスクがあるのでしょうか。大きく分けて健康面の被害と、金銭的な負担が挙げられるようです。
放置した壁紙の臭いによって起こる問題に、「健康を害する」ということがあります。タバコのヤニで黄ばんだ壁紙には有害物質が多く付着しており、カビが繁殖する原因となってしまいます。
そうして繁殖したカビによって臭いが発生することで、体調の悪化が心配されます。カビを吸い込むことで呼吸器系の疾患が起きたり、カビによる食中毒のリスクも高まってしまったりと健康への影響が考えられます。
次に金銭的な負担が増える可能性があります。タバコのヤニや、カビ、ペットの臭い、いずれの場合もこびりついてしまうと、自分の手で完全に取り除くことはかなり難しくなってしまいます。
壁紙の臭いがひどくなってしまった場合、壁紙そのものの張り替えが必要です。臭いのする部屋の壁面積が大きいほど金銭的な負担も大きくなってしまいます。
また、臭いの原因となっているカビが奥深くまで侵食している場合、壁紙を張り替えるだけでは十分とはいえません。きちんとしたプロにカビを除去してもらうことをおすすめします。
おすすめ壁紙の臭いとりグッズ
手軽に使用できる壁紙の臭いとりグッズといえば、消臭スプレーです。カビやタバコなど多様な臭いに対応できるスプレーから、それぞれの原因に特化した消臭スプレーも販売されています。
目的や原因に応じて使い分けるとよいでしょう。
スーパーオレンジ-消臭・除菌
壁紙についたタバコのヤニが原因で臭いがする場合、オレンジオイル配合洗剤を使用して掃除をするのも効果的です。オレンジオイルは壁にしみこんだヤニを浮き上がらせる効果があるので、スポンジや布に含ませて拭きとるのがよいでしょう。
PROPRE(プロポリー)
光触媒で除菌をおこなうため、ペットなどを飼っている家庭でも安心して使用することができる壁にも使える消臭剤です。
自宅にあるもので壁紙の臭いとりに使えるものってある?
自宅に置いてあるものでも壁紙の臭いとりに活用できるものがあります。それが重曹です。重曹を水に溶かしてスプレーボトルに入れることで、消臭スプレーのように使用することができます。
カビの臭いには重曹が効果的といわれています。ただし重曹は弱アルカリ性の性質を持っているため、アルカリ性の臭いにはあまり効果が発揮されないとされています。たとえばタバコの臭いには酸性の成分も含まれていますが、他にも様々な性質があります。そのため、臭いの原因によって重曹を使用するかどうかを判断するのがよいと考えられます。
なお、重曹を使用した消臭については、「靴やタンスの臭いには重曹で対策!重曹は消臭剤としても使えます」にて詳しくご紹介していますので、あわせてご参考ください。
まとめ
壁紙の臭いの原因についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。壁についた汚れやカビが原因になっていることが多いため、普段のこまめな掃除が臭い防止に大切といえそうです。
市販の消臭剤などでの対策も可能ですが、長い間放置してしまった臭いはなかなか取りきることが難しいため、プロに依頼することもご検討ください。
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