日常生活の中で、見かけないことは無いと思われるもののひとつが「ゴム」です。このゴムは様々なものに利用されており、その用途は多岐にわたります。このように我々の生活に欠かせないゴムですが、臭いが独特で、人によっては嫌いな臭いのひとつに挙げられるかもしれません。また、他のものに臭いが移るおそれもあります。
そこで今回はゴムの臭いを消す方法や、臭いの原因についてご紹介します。
目次
ゴムが独特の臭いを放つ原因
ゴムには「天然ゴム」と「合成ゴム」があります。主な違いは以下のとおりになります。
天然ゴム
ゴムの木の樹液を固めただけでは温度による変化に弱いため、硫黄と炭素が混ぜられた硫黄化合物を加えて加工しやすくしたものが天然ゴムになります。
合成ゴム
天然ゴムを原料にプラスチックなどを混ぜて加工したものや、石油・ナフサから作られたものなどがあります。
元々ゴムの木の樹液は臭いが強く、さらに硫黄化合物を混ぜるため天然ゴムは独特の臭いを放ちます。しかし合成ゴムは使用される天然ゴムの割合が減るため、臭いが少なく感じることが多くなっています。ゴムの臭いを消す前に一度合成ゴム製のものを試してみることもいいかもしれませんね。
臭いが強烈なものは、時として体調不良を引き起こすことがあります。
ゴムの臭いによる体調不良に注意
癒しの効果があるとされているアロマや、香水などは多くの人にとってはいい「におい」であるといわれています。しかし、その「におい」が苦手で「臭い」と感じてしまう人もいるのです。単純に苦手な人や臭いに敏感な人もおり、その人たちにはたまらなく苦痛な臭いとなってしまいます。
いい匂いですら苦痛を感じてしまう人もおり、ましてや嫌な臭いをかぎ続けていると体調を崩してしまうおそれがあります。それは人によって様々ですが、ゴムの臭いが苦手な人も少なくはないでしょう。ゴムでできた製品は新品ほど臭いが強烈なものが多く、使用することを躊躇してしまうかもしれません。
次の章ではゴムの臭いを消す方法について、製品別にご紹介します。
ゴム製品別、ゴムの臭いを消す方法
ゴムの臭いは時間が経つと自然と無くなりますが、ゴムの臭いが苦手な方は一刻も早くあの臭いを消したいと思われるでしょう。そこで、製品別にゴムの臭いを消す方法を以下にまとめました。
水筒やお弁当箱のゴムパッキン
・酸素系漂白剤
お風呂よりも少し熱めのお湯に酸素系の漂白剤を入れて溶かし、2時間ほどつけ置きをした後、水で洗い流す方法です。隙間に汚れが残っている場合は、綿棒や使い終わった歯ブラシなどを使用してこするといいでしょう。臭いだけではなく汚れやカビもとることが可能です。
・重曹とお酢
漂白剤の時と同じ温度のお湯に重曹とお酢を入れ漂白剤と同じようにつけた後、水で洗い流しましょう。どちらも口に入れても問題のないものなので洗い流しなどがあっても安心です。
長靴、レインブーツ
お湯の中に重曹を入れ、その中に1時間ほどつけた後に軽く水で洗い流して日に当てないように陰干しで自然乾燥をさせてください。重曹を入れたお湯につけるときに中敷きを外し、中にお湯を入れると靴の内側の消臭にも効果的です。つま先の内側は乾きづらいため、乾いたかどうか確認をするといいでしょう。
フロアマット
・陰干しをする
風通しのいい直接日の当たらないところに置いておくことでゴムの臭いをとる方法です。ゴムは直射日光に当たってしまうと、表面がひび割れてしまうなどの劣化がおこってしまうおそれがあるため、必ず日が当たらない場所で干すようにしましょう。
・食器用洗剤で洗う
新品のフロアマットはゴムの臭いがとてもきついことが多く、その臭いが移ってしまうおそれがあります。表面に臭いの原因となるものが浮き出ていることがあるため、洗剤で洗い流すことで臭いを軽減できるかもしれません。
ゴム手袋
重曹を入れたお湯の中に15分ほどつけた後に、陰干しでしっかりと乾かしましょう。陰干しをするときは、ゴム手袋を裏返しておくと内側もしっかりと乾かすことができます。
シューズ
重曹を入れたお湯の中につけておくことができないものは、以下の方法でゴムの臭いを消すことができます。
・重曹をそのまま使う
靴下の中に重曹を多めに入れ、靴のゴムの部分へひと晩置きましょう。使い終わった重曹は、そのまま掃除や洗濯などに使用することができます。
・アルコールスプレー
アルコールをスプレー容器に入れて靴にかけてください。この方法はゴムの臭いを消すだけではなく、臭いの予防にもなります。
ゴムは臭いがあるだけではなく、他の臭いが移りやすいため注意が必要です。臭いに悩まされないためにも、お手入れや管理をしっかりとしましょう。
まとめ
ゴムには「天然ゴム」と「合成ゴム」と呼ばれるものがあります。ゴムの原材料であるゴムの木の樹液は臭いが強く、そこに硫黄化合物の臭いも加わり、ゴム特有の臭いが出来上がります。
ゴムの臭いは、独特なものなので苦手な人も多く、苦手な人が嫌いな臭いをかぎ続けていると体調不良になってしまうおそれがあります。そのため、苦手な方はゴムの臭いを消す必要があるでしょう。臭いを消す方法を製品別にまとめましたので、是非とも該当欄をご覧ください。
もし、ご紹介した方法でゴムの臭いを消すことができなかったときは消臭や脱臭をプロへ依頼することを考慮してみてください。
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