ケーキなどの生菓子や生鮮食品などを購入するとついてくることが多い保冷剤。ついついもらって帰ってきてしまうものの、どんどんと個数が増えてなかなか捨てられないなんてことはありませんか。
1個や2個なら冷たいものを外に持って行くときなどに便利ですが、何個もかさばってしまうと冷蔵庫のスペースがなくなってしまい、邪魔だと思ってしまうことでしょう。
今回は、そんな保冷剤を消臭剤へ早変わりさせる方法や、有効活用する方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
余った保冷剤は消臭剤に利用できる?
生菓子や精肉などを買うと付いてくる保冷剤。ついついもらって帰ってきてしまいますが、使った保冷剤をなかなか捨てられない人も多いでしょう。そのまま捨てるのも手段、しかしどうせなら有効活用してみてはいかがでしょうか。
その一歩として、まずは保冷剤を消臭剤へ利用してみましょう。
使い捨ての保冷剤は消臭剤に利用できる!
じつは保冷材の中身はにおいを吸着しやすい素材です。中身を開けてみるとジェル状の薬剤が入っています。
このジェル状の薬剤の正体は「吸水ポリマー」と呼ばれる、オムツや生理用品などに使われる吸水剤、それに水を含ませたものです。
このジェル状の吸水ポリマーは形がでこぼこしており、このでこぼこ部分に臭いの成分を吸収させることにより、家中の嫌な臭いの消臭を手助けしてくれます。
吸水ポリマーは自重の最大約1000倍の水を吸収する
元々の吸水ポリマーは水(水分)を吸収すると固まる性質を持ちます。給水後は加圧(圧を加えること)をしてもほとんど離水することが少ないです。また、自重(本体の重さ)に対して最大約1000倍の水を吸収する機能を持つので、吸水材としても優秀なのです。
一般的な使い捨てタイプの保冷剤は、この吸水ポリマーに水を含ませた状態で袋に密封されています。その割合は給水ポリマーに対して水の割合が約90%以上といわれているのです。
保冷剤で消臭剤を作ってみよう
では、実際に保冷剤で消臭剤を作ってみましょう。
消臭剤の作り方
保冷剤で消臭剤を作る場合は以下を参考にしてみてください。
用意するもの
〇空き瓶
〇保冷剤
〇はさみ
まずはさみを使って常温に戻した保冷剤の中身を出し、空き瓶の中に入れましょう。入れたら、子供やペットなどの手が届かない場所、嫌な臭いがこもりやすい場所においておきます。たったそれだけで消臭剤が完成しますよ。もっとかわいく、機能的な消臭剤を作りたい人は以下を参考にしてみてくださいね。
もっとかわいく、機能的にしよう
空き瓶の保冷剤を入れるだけでも消臭剤として機能しますが、それだけでは味気ないものですよね。
もう少し工夫が欲しいと感じたら消臭剤に香りや色を付けていきましょう。
用意するもの
〇先ほどの材料
〇香料(アロマオイルなど)
〇割りばし
〇絵具
※お好みで
〇ラメ入りのマニキュアやストーン
※お好みで
空き瓶に常温にした保冷剤を入れたら、香料(アロマオイルなら5~10滴目安)でいれ、割りばしでかき混ぜます。色を付けたい場合は絵具やマニキュアなどを入れ、さらに混ぜましょう。
消臭剤以外にも活用できる
また、保冷剤をたくさん持っている人は、消臭剤以外でも保冷剤を活用してみましょう。活用する方法やその作り方などを簡単にご説明します。
園芸用の保水材
常温に戻した保冷剤の中身を鉢植えや花壇に撒いておくと、ジェル状の吸水ポリマーが徐々に土の中に溶けていくことで、保水材としての役割を持ちます。
ただ、花壇とかに撒くときは、ペットや子どもが保冷剤(ジェル)を口に含まないように注意しましょう。
キャンドルスタンド
工夫次第ではキャンドルスタンドとしても活用できますよ。
用意するもの
〇保冷剤
〇ろうそく
〇小瓶など
〇ストーンなどの飾りつけできるもの
小瓶(容器)のなかに常温に戻した保冷剤とストーンなどの飾りつけできるものを入れます。いれたらロウソクを立てて完成です。ろうそくが溶けると溶けたろうが保冷剤に吸収されるため、使った後の処理も楽におこなえますよ。
2週間から3週間で効果が消える
保冷剤の量や香料の量、部屋の広さにもよりますが、保冷剤の消臭効果は大体2週間から3週間となります。また、使い捨て保冷剤の約90%以上は水分となるため、時間が経つにつれて水分がなくなってしまうことも。こまめに保冷剤の減り具合、効果の具合などを気にしてみるようにしましょう。
保冷剤の取り扱いで注意すること
保冷剤はアレンジ次第では、さまざまな場面で有効活用できる便利な代物です。しかし、そのなかでいくつか取り扱いで注意する点があります。
便利なものの反面、取り扱い次第では危険になる場合があるので注意しましょう。
絶対に排水口やトイレに流さない
保冷剤の捨てる際などに、排水口やトイレに保冷剤を捨てるのはやめておきましょう。
保冷剤は水をよく吸収しますので、排水口やトイレに捨ててしまうと水をさらに吸収してしまい、つまりの原因になってくることも。とくに集合住宅の場合はトイレ配管つが長いために、住宅一部、または全体のトイレが使えなくなってしまうことがあり、修繕費も高くついてしまうこともあるので注意しましょう。
誤飲させないように注意
小さな子供やペットは私たちが予想しえない行動を起こすこともあります。そのため、興味を持ったものを口に入れたりすることも多々あることでしょう。
保冷剤に使われている吸水ポリマーを口の中に入れて飲み込んでしまえば、口や体内の水分を吸水してしまうこともありますので注意してください。
【注意】基本的に可燃ごみ。だけど、自治体によって捨て方が違う
保冷剤の捨て方は基本的に可燃ごみに分類されるため、可燃ごみと一緒に捨てるようにしましょう。しかし、自治体によっては不燃ごみに分類されることもありますので、お住まいの地域が指定した捨て方に順守しましょう。
保冷剤をそのまま電子レンジにかけない
すこしだけ話がそれてしまいますが、保冷剤は温めれば保温剤としても活用できます。保温剤として利用するためには、40度から50度のお湯にいれて温めるだけです。しかし、その温める際に保冷剤を電子レンジにかけたくなることでしょうが、そのまま保冷剤を電子レンジにかけると爆発してしまうおそれがあるのでやめておきましょう。
消臭剤として利用できるけど、強い臭いは取れない
保冷剤の消臭剤はガラス瓶や小瓶さえ揃えてしまえば簡単に作れます。小瓶もジャムが入ってたものなどを活用すればいいので、実質無料で作れるといえるでしょう。
その手軽さから自分で作りたい、使ってみたいと思った人もなかにはいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしもともと家に付いている悪臭や、生活臭などは保冷剤を使って消臭することはなかなか難しいです。たとえば家に染み付いたたばこの臭いなどは、保冷剤で作った消臭剤で完全に消臭できるかと問われれば疑問を残してしまうことも。とくにエアコンのフィルターなど「物に染み付いた悪臭」は、保冷剤の消臭剤で取ることは難しいです。
そんな家に染み付いた悪臭は一度、業者に相談してみるのも手段でしょう。
業者によって費用などは違いますが、最安で6,000円から請け負っているところがあります。より詳しい費用を知りたい人は見積もりをしてみると、把握することができますよ。
まとめ
吸水ポリマーが使われている保冷剤は消臭剤やキャンドルスタンドなどでも、工夫次第では活用できます。しかしもともと家に染み付いた悪臭、たとえばタバコの匂いや生活臭、エアコンのフィルターなどを完全に消臭することは不可能に近いことでしょう。
実質無料で作れる保冷剤の消臭剤は、多くの人が「ぜひチャレンジしてみたい」と思うかもしれません。しかし、強烈な臭いの脱臭をしたい人は一度業者に相談してみてくださいね。
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