
とうとう2017年も残り少なくなり街にはイルミネーションがきらめく頃考えることといえば、年末掃除しなくてはならない。ということではないでしょうか?
特に水場をしっかりやると運気もいいと聞くし、きれいなお風呂で新年を迎えることができたら最高の気分で気持ち良くお風呂につかることができますよね。
しかし、お風呂掃除の魔王であるような存在の石鹸カス、どう掃除したら退治しきれるのでしょうか?
目次
石鹸カスの正体は「金属石鹸」!日常で使う「石鹸」との違い
そもそも、石鹸カスとは石鹸自体がそのまま飛び散った汚れというものではありません。石鹸の主成分である油脂が水道水の中にあるカルシウムなどの金属成分と反応し結合すると「金属石鹸」に変身します。石鹸とは全く異なる物質なのです。
そのため、石鹸を溶かすとはわけが違い浴室に白くこびりつき頑固な汚れとなってしまうわけなのです。
石鹸カスは他にも浴室内のざらざらした汚れ全般をも石鹸カスのくくりに入るためこの金属石鹸を落とすための石鹸カス掃除ではすべてはきれいになりません。
汚れの原因を見極め対処していかなくてはなりません。
洗剤以外で石鹸カスの掃除に便利な道具
石鹸カス汚れの掃除で有効な道具がいくつかあります。
・メラミンスポンジ
・歯磨き粉
・重層
・クエン酸or酢
この4つの道具が役立ちます。
方法としては2種類ありこすり落とすか、それとも、中和して浮かせて落とすかの2択です。
メラミンスポンジとはどんなものなのかというと白くて水だけ含ませれば汚れが落ちる!というようなことが袋に書いてある目の細かいスポンジのことです。
この道具を駆使して石鹸カス汚れを退治していきましょう。
石鹸カスの掃除方法
石鹸カスを掃除するにあたって、洗剤を使うのも有効手段ではあるのですが、もしかしたら、洗剤が強すぎてしまうと配管を傷めてしまうこともあるそうです。そのため配管に優しく、しかし石鹸カスに厳しく落としていきましょう。
メラミンスポンジでこすり落とす
メラミンスポンジに水を含ませ気になる箇所を軽くこすり落としていきます。
この作業早く終わらせようと力強く行ってしまうと浴室が傷ついてしまいそこからカビの温床になる可能性もあるので優しく、かつ丁寧に行ってください。
タイルとタイルの間の石膏には使い古しの歯磨きに歯磨き粉をつけてこすり落としていきます。
ここをメラミンスポンジでこすろうとしても引っかかって上手にできないためです。
クエン酸で中和して落とす
石鹸カスは元をたどれば石鹸です。つまりアルカリ性です。さらに石鹸に結合されているカルシウムなどもアルカリ性の物質です。つまり、金属石鹸はアルカリ性であることが分かります。
アルカリ性ということが分かれば後は中性にしてしまえば汚れは簡単に落としてしまえるという作戦です。
そこで登場するのがクエン酸です。薬局などで市販されているので簡単に手に入れることができます。しかし時期によってはないかもしれないのでこれはお酢でも代用ができるのでなかったらお酢で試してみましょう。
お酢で石鹸カスを掃除する方法
①クエン酸小さじ1に対し、水200ml用意しスプレーボトルに詰めます。なければ小さな穴をいくつかふたに開けたペットボトルでも代用できます。
②よくかきまぜましょう。クエン酸は粉タイプの場合溶けるのが遅いです。
③石鹸汚れにかけて5分以上放置しましょう。
④軽くブラシや普通のスポンジでこすると簡単に落ちるはずです。
これでも落ちない頑固な石鹸カスには最終兵器重層との合わせ技を使いましょう。
クエン酸と重層が混ざる際化学反応で炭酸ガスが発生するのですが、これを利用することで汚れを強力に分解します。
重曹で石鹸カスを掃除する方法
①クエン酸8gに対し水200mlの混合液を作ります。
②汚れの気になる箇所に重層を見えなくなるくらいふりかけます。
③ふりかけた箇所にクエン酸混合液をふりかけます。
④炭酸ガスが発生したら落ち着くまで放置します。
⑤炭酸ガスの反応がなくなったら洗い流します。
これと同時に行う掃除で重要なのは水垢です。
これもなめてかかってしまっているとなかなか落ちない強敵です。この水垢を落とす方法については、過去記事をご覧ください。
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お風呂の石鹸カスは毎日できる方法で予防しよう
日々の石鹸カスが積もり積もってしまうと落とすのも一苦労になってしまい、最終的にはあきらめてしまうことにならざるおえないほど大変なことになってしまうかもしれません。
そうならないようにするのには日々のひと手間をして石鹸カスの掃除を楽にしてしまうのがいいようです。
日々のひと手間として、お風呂から出る際はシャワーで石鹸を全体的に洗い流してから出ると石鹸カスがつきません。
コツとしては、45度以上の熱いお湯でざぁっと流してしまうことが良いです。
というのも石鹸はもともとは油脂でできているため暖かい温度で溶けてしまいます。
金属と結合する前に流してしまえば金属石鹸に変身してしまわないので、石鹸カスにさせない予防方法ということになります。
そして、お風呂を出たあとは窓を開けて換気したり、窓がなければ換気扇を入れたり空気を乾燥させることも石鹸とカルシウムなどの結合を促さないようにできます。
このようにお風呂から出るときに熱いシャワーで全体的にお風呂場を流し、換気することで石鹸カスの掃除がずいぶん楽にできるようになるので習慣の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?
まとめ
石鹸カスの掃除をするだけでお風呂場の白くくすんだ色が鮮明になり、きれいに輝きます。これだけでピカピカのお風呂に入ることができれば来年をも気持ちよく迎えることができますね。
しかし、年末が忙しくてきれいなお風呂に入りたいけどそんな暇ない!というのならば思いきってお風呂の清掃業者に依頼するのもひとつの手です。
自分では手の回らない汚れもきれいにしてくれて新品のようなお風呂に入ることができるのではないでしょうか?