最近は氷点下になることも珍しくなくなってきました。冷え込むこの時期に欠かせないエアコンですが、最近エアコンの黄ばみが気になり始めた方もいるかもしれません。白いエアコンだと黄ばみも余計目立ってしまいますが、エアコンの黄ばみの原因とはいったい何なのでしょうか。
目次
エアコンの黄ばみの原因
エアコンの黄ばみの原因としまして、以下のことが考えられます。
材質の劣化
エアコンにはプラスチックが使われています。プラスチックは長いこと使うと黄ばみますので、長年使っているエアコンは材質の劣化により黄ばんでしまいます。長年使っているエアコンの場合は、この原因が考えられます。
化学変化によるもの
ABS樹脂(プラスチックの素材)に添加されている添加物の化学変化(酸化防止剤によるものか難燃剤によるもの)によって黄ばんでしまう場合があります。また、太陽による日焼けが原因の場合もあります。
タバコのヤニ
室内でタバコを吸うと白い壁が黄ばんでしまうことや、タバコを吸う人の歯が黄ばむことをご存じの方は多いと思います。それと同様に、エアコンもタバコのヤニによって黄ばんでしまいます。家族に喫煙者がいる場合は、この原因が考えられます。
エアコンの黄ばみを消す方法
エアコンを長いこと使っていると、どうしても材質が劣化してしまいます。プラスチックは劣化すると黄ばんでしまいます。その場合の黄ばみは、残念ですが諦めるしかないです。
しかしほかの原因であれば、黄ばみを消すことが可能となります。これからその方法を紹介していきます。
タバコのヤニの場合
メラミンスポンジを湿らせたものを固く絞り、それでこすって落とします。もし落ちなければ洗剤を使って拭いて、終わったら水拭きしてください。
化学変化の場合
<用意するもの>
・酸素系漂白剤(過酸化水素水と漂白活性化剤の両方が入った漂白剤です)
・紫外線(太陽が望ましいがブラックライトでも可能)
<作業手順>
①作業を始める前に、漂白剤の成分に過酸化水素水と漂白活性化剤の2つが入っていることを確認しましょう。
②漂白剤を黄ばんでいる部分に、ハケなどを使って漂白剤を塗ります。塗り終わったら水分が飛んでしまわないようにサランラップを被せ、日の光に数時間当てます。
③黄ばみが取れて白くなったら水洗いをして、しっかり乾かしてください。
小さなパーツの場合は、パーツを分解して漂白剤を直接漬け込みます。1週間ほど漬け込んでおいて、白くなったら水洗いをしてしっかり乾かしましょう。
もしこの作業で黄ばみが落ちなければ、長年使用による材質劣化による黄ばみの可能性がありますので、この場合は残念ながら黄ばみが落ちることはありません。
エアコンの黄ばみを予防するには
どうすればエアコンの黄ばみを予防できるのでしょうか。
エアコンにできるだけ太陽の光を当てなければ予防できるかもしれない、と部屋のカーテンを閉めっぱなしにすることを考える方もいるかもしれません。けれどもエアコンが太陽の光が当たらない場所に設置されていても、大気中に黄ばんでしまう原因があるため、完全に予防することは難しいです。
しかしエアコンの黄ばみはある程度予防できますので、その方法を紹介していきます。
タバコを吸わない
できるだけエアコンのある屋内でタバコを吸わないようにしてください。タバコを吸わなければそれだけヤニによる黄ばみが発生する確率が減りますし、エアコンだけでなく、ほかの家電や家具や壁の黄ばみも予防できます。タバコを吸わなければ、家の中の空気もきれいになるでしょう。
小まめな掃除をする
エアコンが汚れたら早めに汚れを落とすことが大切です。そのためにも普段から小まめにエアコンの掃除をするようにしましょう。これから自分でできる簡単なエアコン掃除の方法を紹介します。
・エアコンカバーの掃除
エアコンのカバーの汚れは柔らかい布でから拭きをしましょう。それで汚れが取れなければ、水かぬるま湯を含ませた布をよく絞ってから拭くようにしましょう。
・パネル掃除
こちらも柔らかい布でから拭きをし、汚れがひどければ水かぬるま湯をしみ込ませた布で拭き取りましょう。
・フィルター掃除
フィルターは2週間に1度は掃除機を使ってホコリを吸い取る必要がありますが、月に1回は水洗いをする必要があります。水洗いはフィルターを取り外してやりましょう。洗い終わったらしっかり乾かしてください。
・吹き出し口のルーバー
こちらもから拭きで大丈夫です。汚れがひどければ中性洗剤を薄めたものを布にしみ込ませて拭き掃除をし、終わったら水拭きをしましょう。
タバコの汚れはエアコン内部にまで
タバコのヤニにより黄ばんでしまったエアコン表面の汚れは落とすことが可能ですが、その汚れはエアコン内部にまで及んでいる可能性があります。特に、回転ファンの部分にタバコの汚れが付着してしまうと悪臭の原因につながってしまいます。
これから回転ファンの掃除の方法を簡単に紹介します。
用意するもの
・霧吹き
・洗剤
・細いブラシ(歯ブラシなど)
・綿棒
・ゴミ袋など
作業手順
①洗剤を薄めて洗浄液を作ります。霧吹きの中に、洗剤と水を入れてよく混ぜてください。
②ゴミ袋などを使ってエアコンの吹き出し口を養生します。エアコンの後ろ側、エアコンの下の足元をしっかり養生しましょう。
③霧吹きをスプレーしていきます。一通りかけたらブラシを使って回転させ、またスプレーします。1回転するまで繰り返してください。
④細いブラシや綿棒を使ってこすって黄ばみを落とします。タバコの汚れを取れば、同時にカビ取りもできてエアコンがきれいになります。
この作業をしても汚れが取れなかった場合は、エアコンを分解してファンを取り出す必要があります。しかしエアコンは複雑な構造になっているのと同時に、デリケートな部品が使われております。自分で分解をするとエアコンが故障してしまう可能性があります。
そうなると、修理するか買い替える必要が出てきてしまうので、自分で汚れ取りをすることが難しい場合は、業者に依頼をするようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。エアコンの黄ばみにはそれぞれ原因がありますが、場合によっては自分で黄ばみを消すことも可能です。黄ばみ対策には、普段からエアコンをきれいにしておくことが大切ですが、長く使うためにも普段のお手入れは重要です。
もし自分でエアコンの黄ばみ取りやお手入れをすることが難しいようでしたら、業者に依頼をしてみてはいかがでしょうか。
エアコンクリーニングを依頼できる業者や料金
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