
ミニキャブバンのバッテリー上がりは、外部からバッテリーに電力を供給することで解決ができます。バッテリー上がりは、バッテリー内の電気が足りないためにエンジンをかけることができなくなっている状態です。
そのため、外部からバッテリーに電気を供給すればエンジンをかけることができるのです。この記事では外部から電気を補充し、ミニキャブバンのバッテリー上がりを解決する方法について紹介していきます。
バッテリー上がりが起きる原因やバッテリーの交換方法などもお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ミニキャブバンのバッテリー上がりはブースターケーブルで対処しよう
バッテリー上がりから復旧するためには外部から電気を供給してエンジンをかける必要があります。このようにしてエンジンをかけることをジャンピングスタートといいます。ジャンピングスタートの方法のひとつに、ほかの車(救援車)とミニキャブをブースターケーブルでつないで電気を補給する方法があります。
この方法では、ブースターケーブルという道具が必要です。ブースターケーブルは赤と黒の2本で1組のケーブルで、それぞれの両端にはクリップがついています。ブースターケーブルや救援車があれば自分でもバッテリー上がりからの復旧は可能ですのでやってみてください。
ただし、救援車には12Vバッテリーを使用しているエンジン車を準備してください。ハイブリット車はエンジン車と構造が異なるため、ジャンプスタートが上手くいかない可能性があります
ブースターケーブルの使い方
ブースターケーブルを使う際にはバッテリーにつなぐ順番や場所を間違えないようにしましょう。間違えてるとショートしてしまい、故障の原因となります。また、ミニキャブバンのバッテリーはエンジンルームではなく荷室にありますので注意しましょう。
【ブースターケーブルの使い方】
1.赤色のブースターケーブルから取り付けていきます。取り付け順はミニキャブバンのバッテリーのプラス端子→救援車のバッテリーのプラス端子となります。
2.黒いブースターケーブルを取り付けていきます。まずは救援車のマイナス端子に取り付けます。
3.次にミニキャブバンのバックドアの車体側についている留め金部分であるテールゲートストライカに、黒いブースターケーブルの反対側を取り付けます。
4.救援車のエンジンをかけ、エンジンの回転数を高めに保ち5分ほど充電します。
5.ミニキャブバンのエンジンをかけます。
エンジンがかかれば成功です。取り付けたときと逆の手順でブースターケーブルを外していってください。
車のエンジンがかかったら走行充電を
カーバッテリーの電気は走行中に充電される仕組みとなっているので、バッテリー上がりから復旧したら走行が必要となります。
走行時間は連続して30分から1時間ほどです。走行中はエアコンやカーオーディオは極力使わずにバッテリー内に電気が効率よく溜まるように工夫しましょう。
道具がない場合は、ロードサービスや業者に連絡して解決
手元に道具がなかったり救援車に来てもらえなかったりなどの場合は、ロードサービスやバッテリー復旧業者に連絡して助けてもらいましょう。
それぞれの業者で特徴がありますので、ご自身にあった業者を選ぶようにしてください。
【1】ロードサービスを利用する
JAFをはじめとしたロードサービスでは、会員登録して入会金や月額費用を払っていれば、無料でバッテリー上がりからの復旧作業をしてもらうことが可能です。また、非会員でも依頼することができますが、その場合は作業ごとに料金が発生しますので注意してください。
【2】自動車保険のロードサービスを利用する
ほとんどの自動車保険には付帯サービスとしてロードサービスがついています。カバーしてくれる作業内容や料金については契約によって異なりますので、入っている保険の状況を確認してから利用するようにしましょう。
【3】バッテリー上がりに対応した業者を利用する
バッテリー上がりに対応してくれる業者です。有料となってしまいますがJAFの非会員であったり、保険の付帯サービスにバッテリー上がりからの復旧が含まれていなかったりした場合は利用してみましょう。
弊社では日本全国のカーバッテリー復旧業者をお探しすることが可能です。24時間365日いつでもお気軽にお電話をおかけください。
バッテリー上がりでエンジンがかからなくなる原因
バッテリー上がりは、バッテリー内の電気がなくなってしまった状態です。では、なぜ電気はなくなってしまうのでしょうか。バッテリー内の電気を消費する行動を知って、今後の予防に役立てていきましょう。
【1】普段あまり車に乗らない
バッテリー内の電気は駐車している間も少しずつ消費され続けています。これは「自然放電」という現象です。運転する頻度が少なかったり短かったりして充電される電気量が少ないと、自然放電により電気が減り続け、バッテリー内の電気がなくなってしまいます。
車の状態を良好に保つためにも、2週間に1回は30分以上の運転をおこなうようにしましょう
【2】電装品の使い過ぎや消し忘れ
ヘッドライトやカーエアコンはバッテリー内の電気を使用しています。走行中はバッテリー内に電気が供給されるため、ヘッドライトやエアコンがついていてもバッテリー上がりを起こすことはありません。
しかし、停車中など電気の供給が少ないときにこれらの電装品を利用し過ぎると電気を使いきり、バッテリー上がりとなってしまうのです。
車から降りるときにはヘッドライトや室内灯の消し忘れがないことを確認し、渋滞や停車中はエアコンやオーディオを使い過ぎないようにしましょう。
【3】バッテリーの寿命
前回のバッテリー交換から2年以上たっており、バッテリー上がりを繰り返しているようであれば、バッテリーの寿命が考えられます。
車の状態や運転状況にもよりますが、バッテリーの寿命は2年~4年ほどだといわれています。バッテリー上がり以外にも以下のような症状がある場合は、バッテリーの寿命が来ているのかもしれません。
【バッテリーの寿命が近いときに起きる症状】
・エンジンがかかりにくい。またはエンジンがかからない。
・ヘッドライトの明かりがいつもより暗い。
・パワーウィンドウの動きが遅い
以上のような症状がある場合はバッテリーの寿命が考えられますので、早めのバッテリー交換をおすすめします。
バッテリー交換は自分でもおこなうことが可能です。次章ではバッテリー交換の方法について説明していますので、読んでバッテリー交換をおこなってみてください。
寿命が近いバッテリー交換するのがおすすめ
寿命が来てしまったバッテリーは安全のためにも早めに交換してしまいましょう。バッテリー交換は手順さえ守れば、自分でも簡単に交換することが可能です。購入方法や交換手順を詳しくご紹介していきますので、自分でおこなう人は目を通してみてください。
バッテリーの購入方法
まずは新しいバッテリーを準備する必要があります。バッテリーにはそれぞれ規格があり、この規格が同じバッテリーであれば純正品でなくても使用可能です。現在使っているバッテリーの規格はバッテリー上部に書いてある型番で知ることができますので、確認してみてください。
【型番の見方】
≪例≫38B19R
38……バッテリーの性能を表しています。数字が高くなるほど高性能になります。
B……バッテリーの短側面のサイズになります。幅×箱の高さを表しています。
19……長側面の長さをセンチメートルで、そのまま表しています。
R……端子の位置を表しています。バッテリーのプラス側の短側面からみてプラス端子が左側にあるとL、右側にあるならRという表記になります。
バッテリー性能以外は必ず同じ記号のものを選ぶようにしましょう。バッテリー性能については数字が同じかそれ以上のものを選ぶようにしてください。
カーバッテリーはカー用品店やガソリンスタンドなどで購入することができます。そのほか、ネット通販などでも購入することが可能です。
バッテリーの交換方法
カーバッテリーを交換するならしっかりと準備をしてからおこないましょう。
【交換に必要な物】
ゴム手袋
スパナ
保護メガネ
【バッテリーの交換方法】
1.車のエンジンを切り、ライトやエアコンなどの電装品のスイッチがOFFになっていることを確認します。
2.バックドアを開け、荷室のフロアカバーを前方へ巻きます。
3.バッテリープレートを外します。
4.バッテリーのマイナス側のケーブル端子を外します。
5.バッテリーのプラス側のケーブル端子を外します。端子に保護カバーがついている場合は取り外してください。
6.バッテリーを固定している固定金具を取り外します。
7.バッテリーを新しいものに交換します。
8.バッテリーを固定金具でしっかりと固定します。
9.ケーブル端子をつなげていきます。プラス端子→マイナス端子の順に取り付けていきましょう。
10.プラス端子のカバーをつけて完了です。バッテリープレートやフロアカバーを元に戻します。
接続の手順を間違えるとショートし故障の原因となりますので、注意しておこなってください。
交換は依頼することもできます
バッテリー交換は自分でおこなうこともできますが、自信がない方はプロに依頼することをおすすめします。
バッテリーの交換はカー用品店やディーラーなどでおこなってくれます。業者のなかには交換作業だけおこなってくれる業者もいますので、別に購入したバッテリーを持ち込んで交換をお願いすればお値打ちにバッテリー交換ができるかもしれません。
まとめ
ミニキャブバンのバッテリー上がりは外部から電気を補充することで復旧ができます。代表的な方法はブースターケーブルと救援車を使った方法です。この方法であれば自分たちだけでも復旧させることができます。
しかし、手元に道具がなかったり救援車が呼べなかったりする場合は、ロードサービスやカーバッテリー復旧業者に復旧を依頼しましょう。
弊社では24時間いつでも日本全国のバッテリー復旧業者を探すことが可能です。365日お電話を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
もし、バッテリーの寿命の場合は安全のためにも早めに交換することをおすすめします。ご自身での交換も可能ですが、自信がない場合はプロのいるカー用品店や整備業者に依頼しましょう。
バッテリーはきちんと整備をして、安全安心に運転ができるようにしておきましょう。
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