
C-HRのエンジンがかからなくなってしまったとき、その原因はバッテリー上がりかもしれません。バッテリーが上がってしまったら、ジャンプスターターやブースターケーブルを使って復帰しましょう。
バッテリーは車に必要な電気を蓄えて供給する役割を担っていますが、その電気の供給不足によってバッテリー上がりが起こります。そのため、ジャンプスターターやブースターケーブルを使って救援し電気を補給すれば、エンジンを作動させて車を動かすことができるのです。C-HRのエンジンがかからなくなってしまったときには、このコラムを参考にして実際に作業してみてください。
ジャンプスターター・ブースターケーブルを使ってC-HRのエンジンをかけよう
バッテリー上がりは予想していないときに突然起こるものです。そのため、車が壊れてしまったのではないかと焦るかたもいらっしゃるでしょう。リモコンキーで車が作動しない、エンジンがかからないなどの場合は、バッテリーが上がっている可能性が高いです。ここでは、バッテリー上がりが起こったときの対処法、ブースターケーブルやジャンプスターターの使い方をご紹介します。
ハイブリット車の場合は補機バッテリーなら対処できる
ガソリン車のバッテリーはひとつですが、ハイブリッド車には駆動用バッテリーと補機バッテリーのふたつのバッテリーが搭載されています。駆動用バッテリーはモーターを駆動させるのに必要なハイブリット車特有のバッテリーで、大容量のため駆動用バッテリーが上がってしまうことはまずありません。駆動用バッテリーに不具合が生じた場合は、高電圧が流れていて危険なため自分では対処できません。販売店や業者に修理を依頼しましょう。
補機バッテリーはガソリン車と同じバッテリーで、エンジンやブレーキ、ドアロックなどのシステムの電源に使われているため、バッテリー上がりを起こすと、ハイブリットカーもエンジンがかからなくなります。補機バッテリーが上がってしまった場合であれば、ガソリン車と同じように自分で対処することができます。
ブースターケーブルを使って復帰
C-HRのバッテリー上がりを自分で対処する場合、ブースターケーブルを使ってジャンプスタートをおこなうのが効果的な解決法です。ジャンプスタートとは、救援車と故障車とをブースターケーブルでつないで電気をもらい、エンジンをかける方法です。救援車は、バッテリーが上がってしまった車と同じ電圧のバッテリーが搭載されている車を用意してください。
手順①:ブースターケーブルと救援車をつなぐ
ジャンプスタートをおこなうには、ブースターケーブルと救援車が必要になります。ブースターケーブルとは、赤と黒ふたつのケーブルの端に、ワニ口クリップがついているカー用品です。それで救援車とバッテリーが上がった車のバッテリーをつなぎ、電気の供給を受けてエンジンを始動させます。赤はブラス、黒はマイナスにつなぎます。
車両同士を近づけて、ケーブルをつなぎましょう。つなぐ順番を間違えると発火するおそれもあるため、注意が必要です。
まず、赤いケーブルを故障車のバッテリーのプラスと救援車のプラスにつなぎます。次に黒いケーブルを救援車のマイナスから故障者のマイナスにつなぎましょう。プラスからプラス、マイナスからマイナスにつなぐことを間違えないようにしてください。
手順②:救援車からエンジンをかける
ブースターケーブルをつないだら、救援車から先にエンジンをかけてください。エンジンをかけて数分待ったら、故障車のエンジンをかけましょう。エンジンがかかれば、ジャンプスタート成功です。
手順③:充電する
エンジンがかかっても、バッテリーの電力不足は解消されていません。エンジンがかかったら、すぐに切らずにそのまま走行して充電しましょう。1時間ほど走行するとバッテリーに電力が回復します。
ジャンプスターターを使って復帰
ジャンプスターターとは、モバイルバッテリーのことで、これがあれば救援車がなくてもひとりでエンジン上がりを解消することができます。最近では、軽量でコンパクトなものも多く市販されているため、ブースターケーブルの代わりに車に携帯されるようになっています。
ジャンプスターターを使用する場合は、バッテリーのプラスに赤のケーブル、マイナスに黒のケーブルをそれぞれつないでください。つないだらエンジンを始動させます。エンジンがかかったら、ジャンプスターターでのジャンプスタート成功です。
C-HRハイブリットでの救護はできない
C-HRのガソリン車で他社のバッテリー上がりを救援することはできます。しかしハイブリット車の場合は、救援してもらうことは可能ですが反対に救援することができません。これはガソリン車とハイブリット車の電気系統のシステムに違いがあるためです。
ハイブリット車で普通車を救援しようとした場合、救援車がエンジンをかけた瞬間に流れる大きな電流に耐えきれず、ハイブリット車の電気系統などが故障するおそれがあります。C-HRに限らず、ハイブリット車での救援ができないことを覚えておきましょう。
不安な場合は業者に依頼しよう
ジャンプスタートがうまくいかなかった場合は、手順が間違っていたり、ケーブルが破損していたりすることが考えられます。電気を通す作業ですので、わからないままに色々さわってしまうと火災が発生するおそれもあります。うまくいかない場合や、不安な場合は業者に依頼してジャンプスタートをおこなってもらいましょう。
電気が足りなくなるとバッテリーは上がってしまう
電気が足りなくなるとバッテリー上がりが起こってしまいます。バッテリー上がりの考えられる原因を3つご紹介します。
電気の使い過ぎ
誰もが一度はやってしまうのが、エンジン停止後のライトの消し忘れです。ライトがエンジンと同時に消える機能があっても、車内灯やハザードランプを消し忘れるケースが多く、それによって電力が消費され、バッテリー上がりが起こってしまいます。また、渋滞中もバッテリーが十分に充電されないため、エアコンやオーディオの使用には要注意です。充電量を上回る電気を使うと、バッテリーが上がってしまう原因になります。
充電不足
バッテリーは自然放電するため、乗らない期間が長いと電気が少しずつ放出されてバッテリーが上がってしまいます。バッテリーは車の走行中に充電されるため、定期的に走行することが大切です。頻繁に乗っていてもバッテリー上がりが起こる場合は、一回の走行距離が短く、十分に充電されていないことが原因かもしれません。十分な距離を走行し、充電不足にならないように注意しましょう。
使用環境が過酷
バッテリー液は温度が下がると性能が落ちるため、寒い冬の時期にはバッテリーが上がりやすくなります。バッテリーが劣化している場合は、バッテリー自体の性能も落ちているため、余計にエンジンがかかりにくくなります。
また夏の暑い時期や寒い時期のエアコンの使用も電気を消費するため注意が必要です。エアコンをつけっぱなしで長時間停車、渋滞でブレーキランプも点灯しっぱなし、というような過酷な状況が続くとバッテリー上がりが起こってしまいます。
バッテリー上がりが起こる前に予防しよう
定期的に車を走らせることがバッテリー上がりの最大の予防策です。一週間以上車を動かさないとバッテリー上がりのリスクが高まります。できれば2~3日に1度はエンジンをかけるようにしましょう。
また、バッテリーの劣化もバッテリー上がりを引き起こす原因となります。定期的にメンテナンスをおこない、バッテリーの状況も確認してください。
バッテリー上がりと間違えやすい原因に注意
エンジンがかからない場合、バッテリー上がり以外の原因も考えられます。ほかに考えられる原因をいくつかご紹介します。
ガス欠
ガソリンが不足して燃料不足で動かなくなる状態です。毎回車に乗る際にはガソリンの残量を確認しておきましょう。ガソリンは経年劣化するため、長い期間乗らずに放置していると、品質が低下して燃料としての機能を果たせなくなる場合もあります。
操作の間違い
エンジンがかからない場合は、操作を間違っていないかも確認しましょう。ギアがP(パーキング)に入っていない状態や、スマートキーなのにブレーキを踏まずにエンジンをかけようとしてもかかりません。手順が間違っていないか落ち着いて確認してみてください。
セルモーターやオルタネーターの故障、エンジン自体の故障
セルモーターはエンジンを始動するモーターでオルタネーターは車の発電をする部品です。どちらかが故障していると、エンジンが始動できなくなります。また、オイル漏れや冷却水切れで走り続けた場合は、オイル切れやオーバーヒートを起こしてエンジン自体が故障してしまっていることもあります。
バッテリーの寿命は2~4年
バッテリーの寿命は大体2~4年と言われています。一般的には、車を毎日走らせている場合、バッテリーに十分な電気が充電されるためバッテリーの負荷を減らし、長持ちさせることができます。一方で、車に乗る機会が少なかったり、使用環境が悪かったりすると平均よりも短い期間でバッテリーが寿命を迎えることが多いようです。ただし、機械にはあたりはずれもありますので、頻繁に長距離を運転していてもバッテリーが短命に終わることもあります。
バッテリー交換のタイミング
バッテリーの劣化はエンジンをかけるときの症状で判断することができます。エンジンの始動には大きな電力を消費するため、エンジンがかかりにくくなった、セルモーターの動きが悪いといった場合は交換のタイミングかもしれません。また、ライトが暗く感じたり、パワーウィンドウの開閉が遅くなったりといった場合もバッテリーの劣化が考えられます。
ハイブリット車の場合は補機バッテリーの電圧が低下すると「補機バッテリー充電不足」の表示がディスプレイに表示されます。こんな症状が現れたときには、バッテリーの状態を確認して、必要であれば交換しましょう。
自力で交換できるのは補機バッテリー
普通車のバッテリーの交換は自分でおこなうこともできますが、ハイブリット車の場合は自力で交換できるのは補機バッテリーになります。駆動用バッテリーは高電圧が流れているため、さわると大変危険です。また、C-HRの駆動用バッテリー交換には専用の部品も必要で、個人で入手することは難しいようです。駆動用のバッテリーの交換は業者に依頼しましょう。
交換費用の目安
バッテリーの交換を業者に依頼する場合、工賃は一般的に普通車よりもハイブリット車のほうが高くなります。工賃は大体1,000円~4,000円程度です。バッテリーは種類によって値段が変わりますが、大体5,000円~5万円で市販されています。ディーラーに依頼すると2万円~3万円が相場のようで、少し高いですが純正のバッテリーに変えてもらえます。
自分でバッテリーを購入し、取り付ければ一番費用は安くおさえられます。自分で購入したバッテリーを持ち込んで取り付けてもらえる業者もあるようですので、自分で取り付ける自信のないかたは、確認して取り付けてもらいましょう。
まとめ
C-HRがバッテリー上がりしてしまったときの対処法やバッテリーの寿命についてご紹介させていただきました。急にバッテリー上がりが起こってしまったときのために、ブースターケーブルやジャンプスターターを車に携帯しておきましょう。また、バッテリー上がりが起きないように定期的に車を走行させて、バッテリーのメンテナンスをおこなうことも大切です。
ジャンプスタートを自分でおこなう自信がないかたや、うまくいかなかった場合は業者に依頼することがおすすめです。弊社では、迅速に対応できる業者をご紹介させていただきます。24時間365日、お電話を受け付けております。C-HRのバッテリー上がりにお困りのかたは、お気軽にご相談ください。
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