
タンクがバッテリー上がりをおこしたときには、ブースターケーブルや救援車、ジャンプスターターなどを使ってすぐにジャンプスタートを(エンジンの再スタート)をさせましょう。
外部から電気を分けてもらってエンジンを始動させるジャンプスタートなら、バッテリー上がりをおこした車を簡単に復旧させることができるからです。
本記事では、タンクのバッテリー上がりを復旧させる方法をわかりやすく紹介していきます。手順を参考にして、ジャンプスタートをさせましょう。そのほか、バッテリー充電方法やバッテリー上がりの原因などについても解説していますので参考にしてください。
目次
タンクバッテリー上がりの対処方法4つ
タンクのバッテリー上がり対処方法は4つあります。ジャンプスターターやブースターケーブルなどの道具がある場合には、手順をよく確認しておきましょう。また、道具がない場合は自力での対処が不可能ですので、ロードサービスや一般の業者へ依頼することになります。
【1】ブースターケーブルを使用する方法
ブースターケーブルを使ってジャンプスタートさせる方法は、もっともポピュラーです。この方法をおこなうためには、ブースターケーブルと救援(電気を一時的に供給)してくれる乗用車が必要です。
ブースターケーブルとは、赤と黒の2本のケーブルが一対になっているものです。救援車にはタンクと同様、国産の普通乗用車を選びましょう。ハイブリッド車の場合は、救援車として利用することを推奨していないメーカーがありますのでよく確かめてください。
では、ブースターケーブルのつなぎ方をおさらいしましょう。手順をまちがえると「バチッ」と火花が散ることがありますので、正しい順を確認しておいてください。
(2)救援車両のバッテリーのプラスに、赤い配線のもう一方をつなぐ
(3)救援車両のバッテリーのマイナスに、ブースターケーブルの黒い配線をつなぐ
(4)タンクのエンジンルーム内の金属部に、黒い配線のもう一方をつなぐ
(5)救援車のエンジンをかけて5分ほど待つ
(6)タンクのエンジンをかけてみて、エンジンがスタートすればジャンプスタート成功
※エンジンがスタートしなければ、しばらく待ってからまたタンクのエンジンをかけてみる
(7)エンジンがスタートしたらケーブルを外す
※外す順は、取り付けと反対の順でおこなう
【2】ジャンプスターターを使用する方法
ジャンプスターターとは、車がバッテリー上がりをおこしたときに電力を供給する装置で、いざというときの緊急用として大変重宝するアイテムです。ジャンプスターターは、比較的新しいアイテムであるため、知らない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ジャンプスターターを準備することができるのなら、この方法が一番おすすめです。ジャンプスターターは、救援車を必要とせず、1人でも簡単にジャンプスタートをさせることができるからです。
一般的なジャンプスターターは、カーバッテリーに正しくつないでエンジンをかけるだけで、ジャンプスタートをさせることができます。ただし、ジャンプスターターにはさまざまな商品がありますので、使い方や手順は商品の取扱説明書にしたがってください。
【3】JAFなどのロードサービスを呼ぶ
JAFなどのロードサービスへ加入している場合は、そちらを利用するのがおすすめです。ロードサービスとは、バッテリー上がりやパンク、ガス欠、キーとじ込みなどの緊急時に連絡をすれば、現場まで駆けつけて救援してもらえるというサービスです。
会員費を支払っている方は無料でサービスを受けることができるので、いざというときには活用しましょう。会員でない場合にもサービスを受けることはできますが、有料となります。
バッテリー上がりの緊急始動作業費用相場……約13,000円
費用を抑えたい場合には、もう少し安く作業をしてくれる一般の業者を探してみるのがおすすめです。
【4】一般の業者を探す
バッテリー上がり専用の道具が手元になく、ロードサービスにも加入していないという場合には、一般の業者へ依頼しましょう。自力でタンクのバッテリー上がりを解消させることは不可能ですので、誰かに救援をお願いするしかありません。
一般の業者に依頼する費用相場……約9,000円~10,000円
「できるだけ費用を抑えたい」という場合には、弊社の業者紹介サービスを利用がおすすめです。「近くの業者にお願いしたい」「とにかく早く来てほしい!」というご希望があれば、お電話にて受付いたします。
お電話での相談・業者の紹介は無料でおこなっております。また、緊急時にも対応できるよう、24時間365日受付可能ですので、お気軽にご利用ください。
エンジン再スタート後は充電を忘れずに!
タンクのバッテリー上がりを解消できたら、充電を忘れずにおこないましょう。エンジンを再スタートさせることができてもカーバッテリーは充電不足の状態のままですので、再びバッテリー上がりをおこすおそれがあるからです。
バッテリーを充電させる方法でもっとも簡単なのは、車を走らせることです。バッテリーの充電は業者に任せたり、専用の充電器を使っておこなうこともできますが、費用や時間がかかるのであまりおすすめできません。
車は、走行中に発電・蓄電するしくみになっていますので、走行させるだけで満充電にすることができるのです。ジャンプスタートをさせた後は、エンジン回転数2000を目安に走行を続けましょう。時速50kmくらいで30分程度運転しておくのが目安です。
車のバッテリー上がりによくある原因
バッテリー上がりは蓄電量を使用量が上回ってしまったときにおこります。ちょっとした人為的なミスでおこることがありますので日ごろから注意しましょう。一般的には、次のような原因で、バッテリーが上がることが多いです。
(1)運転頻度の少なさ
車は、エンジン停止時に自然放電をしています。運転していないときにも、バッテリーの電気を少しずつ消費していっているのです。長期間車を運転せずに放置すると、バッテリー上がりをおこします。1週間に一度くらいは、車を運転して充電させましょう。
(2)ライトの消し忘れ
トンネルや室内駐車場などでの走行後、ライトをつけっぱなしでエンジンを停止させ、車を離れるというようなミスで、バッテリー上がりをおこすことがあります。ヘッドライトは多くの電気を消費するので、ほんの数時間でバッテリーが上がってしまいます。
(3)半ドアで放置
車のドアは、開けると室内ライトや足元のライトが点灯するようになっています。半ドアの状態に気づかず、車を離れて長時間放置するとバッテリー上がりをおこします。ドアの開閉が、きちんとおこなわれているかを確認することが大事です。
(4)エンジン停止時に電装品を使用
車は、エンジンを切った状態でもエアコンやカーステレオをつけておくことができます。しかし、エンジン停止時に電装品の使用を続けると、バッテリー上がりの原因となります。電装品は、エンジンをかけた状態で使いましょう。
(5)バッテリー液の不足
バッテリーの中には、バッテリー液という液体が入っています。バッテリー液が、適切な位置まで満たされているときは問題ありません。しかしバッテリー液が減ってしまうと、充放電の効率が悪くなってバッテリー上がりの原因となります。
(6)バッテリーの劣化・寿命
バッテリーは、運転中に発電した電気を蓄えておく役割と必要な場所に電気を送り出す役割があります。バッテリーが劣化して寿命が近づくと、それらの役割を果たせず、バッテリー上がりを繰り返すようになります。
タンクはバッテリー上がりをおこしやすい!?
タンクは、バッテリー上がりをおこしやすい車種だといわれることがあります。その理由は、アイドリングストップ機能やオルタネータ制御など、バッテリーに負担がかかりやすい装備がついているからです。
ほかにも、カーナビシステムやAVシステムなどの電装品で、電力を消費することになります。またタンクのみならず、兄弟車やOEMのルーミー、ブーン、パッソ、ジャスティなどにもその傾向があります。
タンクの純正バッテリーには、これらの負担に耐えられる規格のものが使われているので、バッテリー上がりをおこしやすい車種だと決めつけるほどではありません。しかし、社外品などのバッテリーに交換した場合は、バッテリーの充電量に注意したほうがよいかもしれません。
バッテリー交換のタイミング
バッテリーの寿命は、2~4年といわれています。しかしバッテリーの劣化は、使用頻度や運転のしかたによって進み方がちがいます。一般的な寿命や耐用年数にかかわらず、点検や交換をすることが大事です。
バッテリーの点検は、ガソリンスタンドなどでお願いすることができます。無料でおこなってもらえることが多いので、給油の際に依頼してみましょう。
カーバッテリー交換費用
ディーラーにバッテリー交換を依頼する場合には、約20,000円~30,000円が費用相場となっています。さらに約2,000円前後の工賃が加算されます。費用はやや高い傾向にありますが、タンクに合った純正のバッテリーと交換してもらえるので安心です。
カー用品専門店でバッテリーを購入する場合、価格が約10,000円~20,000円と幅広く、さまざまな種類が販売されています。交換作業をお願いする場合は、別途500円~1,000円程度の工賃がかかります。工賃込みで販売されている店舗もあります。
まとめ
タンクがバッテリー上がりをおこしたときには、ブースターケーブルやジャンプスターターなどの道具を使ってジャンプスタート(エンジンの再スタート)をさせましょう。道具がない場合には、自力での作業が不可能ですので誰かに救援を依頼することになります。
ロードサービスに加入していれば、そちらを利用するのがもっともおすすめです。しかし、加入していないという場合は、バッテリー上がりに対応した業者へ依頼したほうがよいでしょう。ロードサービスは未加入の場合に依頼すると有料になり、一般の業者へ依頼するよりも高額になるケースが多いからです。
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