「バイクのバッテリーが調子悪いから充電をしたい」
「急にバイクのエンジンがかからないくなって対処法が知りたい」
とお困りではありませんか?
バイクや車の調子が悪い、というときはもしかしらたバッテリーの充電が不足しているのかもしれません。
普通車やバイクには、通常12Vのバッテリーが搭載されており、12Vのバッテリーの充電をおこなうときは、状況に合わせて適切な方法でおこなう必要があります。
エンジンがかかる場合は車を走らせるだけで充電が可能です。
しかし、エンジンがかからない場合は専用の充電器が必要になります。
この記事では、状況に応じた12Vのバッテリー充電方法について解説しています。
このコラムを読んでいただければ、正しい方法でバッテリーを充電し、エンジンがかからない場合でもエンジンをかけることができるようになります。
車やバイクのバッテリーの充電をする際はぜひ参考にしてください。
目次
車やバイクのエンジンがかかる場合|車を走行させて充電しよう
車やバイクのバッテリーの調子が悪いように感じるがエンジンをかけることができる場合、車を走らせることでバッテリーを充電することが可能です。
車のエンジンをかけて走行させることで、発電をおこなうオルタネーターも一緒に作動してくれます。
オルタネーターで発電された電力は、バッテリーを充電することができるのです。
そのため、エンジンさえかけることができれば、走行によってバッテリーの充電をおこない不具合を解消することができます。
バッテリーを充電してもよくならない場合は、別の部分がトラブルを起こしている場合があるので、ディーラーなどに修理を依頼しましょう。
充電に必要な走行時間は30~60分
12Vのバッテリーを十分に充電するには、30~60分ほど走らせるのが有効です。
エンジンがかかっていれば、充電はおこなわれるのでアイドリングでも充電することはできます。
しかし、オルタネーターの発電量はエンジンの回転数に応じて大きくなるため、走行時の充電より時間がかかってしまいます。
また、その場で長時間アイドリングすると、近所迷惑にもなりかねません。
家の近くでも構わないので、30~60分ほど運転することをおすすめします。
車やバイクのエンジンがかからない場合①|車用充電器やブースターケーブルを使おう
バッテリーが上がってしまいエンジンがかからなくなってしまったときの12Vバッテリー充電方法は、2つあります。
ひとつは自分で充電する方法、もうひとつは他者に依頼する方法です。
他者に依頼する方法については、車やバイクのエンジンがかからない場合②|充電のための機器が用意できないときは業者に頼ろうで詳しく紹介します。
この章では、自分で充電をおこなう方法について紹介しますので参考にしてみてください。
車用充電器の使い方
車やバイクの12Vのバッテリーを充電するには、車用充電器を使用するとよいでしょう。
車用充電器とは、バッテリーの端子にケーブルをつないで電力を供給するものです。
車用充電器のつなぎ方を間違えるとトラブルや事故のもとになるので、手順を正確に把握しておきましょう。車用充電器の使い方は、以下の通りです。
- 車のエンジンがOFFになっているか確認する
- 車のボンネットを開ける
- バッテリーを車から取り外し、液口栓のキャップを外す
- バッテリーの端子についているカバーを外す
- 車用充電器の赤のケーブルをバッテリーのプラス端子につなぐ
- 黒のケーブルをバッテリーのマイナス端子につなぐ
- 車用充電器の電源を入れ、タイマーなどの設定をおこなう
- 10時間ほど充電する
- 充電が完了したら、電源を切り、黒、赤の順でケーブルを外す
車の充電方法には、時間をかけてゆっくり充電をおこなう完全充電と20分ほどで一気に充電をする急速充電があります。
早く充電をして車を動かしたいと考えるかもしれませんが、急速充電を自分でおこなうのは危険です。
急速充電で充電しすぎると、バッテリーに負担がかかり、爆発してしまうおそれがあります。
車のバッテリーの充電は時間があるときに、ゆっくりおこなってください。
車用充電器の選び方
車用の充電器を選ぶときには、以下にご紹介する3つのポイントを重視してみましょう。
まずは12Vのバッテリーに対応しているものを選びましょう。
12Vのバッテリーに対応していないものを選ぶと、充電の際トラブルのもととなります。
できるだけ持ち運びのしやすい小さなものがおすすめです。
車用充電器にはスマートフォンなどさまざまな機器の充電ができるものも増えています。
しかし、多機能である分、大きくなってしまうことが多いです。
大きくて重い車用充電器は、持ち上げるのにも力が必要になるため扱いづらいです。
なるべく持ち運びしやすい小型なものを選ぶのがおすすめです。
過充電を防ぐ機能付きのものを選ぶとよいでしょう。
先ほどもお話しましたが、バッテリーは充電しすぎても負担がかかってしまいます。
過充電を防ぐためにも、充電が完了したら自動で止まるものやタイマーがついているものなどを選ぶと安心です。
車用の充電器は、1つ車に積んでおくともしものときに活躍してくれます。
緊急時はブースターケーブルでジャンプスタートしよう
バッテリー上がりを起こしてすぐに車を動かしたいという方は、ブースターケーブルを使ってジャンプスタートをおこなうのがおすすめです。
ほかのバッテリーの電力を借りてエンジンをかけることをいいます。
ジャンプスタートをおこなうには、ブースターケーブルと救援車が必要です。
バッテリー同士をつなぐケーブルのことで、赤と黒のケーブルが1セットになっています。
バッテリーの電力をわけてくれる車のことで、バッテリー上がりの車と同じ電圧のバッテリーを搭載していることが条件です。
普通車やバイクの場合は12Vのバッテリーを持った救援車が必要になります。
また、ジャンプスタートを安全におこなうには、正しいつなぎ方をしなくてはなりません。
ブースターケーブルを使ったジャンプスタートの方法は、以下の通りです。
- 救援車をバッテリー上がりの車(故障車)に近づける
- 救援車のエンジンを止める
- 故障車のエンジンや電装品がすべてOFFになっているか確認する
- ボンネットを開け、バッテリーの端子カバーを外す
- 故障車のバッテリーのプラス端子に赤のブースターケーブルのクリップをはさむ
- 故障車のプラス端子につないだ赤のケーブルのもう一方を救援車のプラス端子にはさむ
- 用意した黒のブースターケーブルのクリップを、救援車のバッテリーのマイナス端子にはさむ
- 救援車のマイナス端子からつながった黒のケーブルのもう一方を、故障車のバッテリーのマイナス端子、もしくは塗装されていない金属部分にはさむ
- 救援車のエンジンをかける
- 1〜5分ほどしたら、故障車のエンジンもかけてみる
- 正常にエンジンがかかったら、ケーブルをつけた順とは反対の順番で外していく
【故障車のマイナス端子(黒)→救援車のマイナス端子(黒)→救援車のプラス端子(赤)→故障車のプラス端子(赤)】
バッテリー上がりの車のエンジンがかかっても、まだバッテリーの充電は少ない状態のままです。
すぐエンジンを止めてしまえば、再び車を動かせなくなってしまいます。
そのため、エンジンを始動したら、しばらく車を走らせましょう。
車を走行させれば、バッテリーを充電させることができます。
車やエンジンがかからない場合②|充電のための機器が用意できないときは業者に頼ろう
車のエンジンがかからず、車用充電器やブースターケーブルなども用意できない場合は、プロの力を借りてエンジンをかけましょう。
方法としては、ロードサービス、カーバッテリー業者の2つの方法があります。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
ロードサービス
ロードサービスとは、現地に駆け付け車のトラブルを解決してくれるサービスのことです。
よく知られているのは、JAFや保険会社のロードサービスがあります。
入会金、年会費を支払うことで、車のトラブルを無料で解決してくれる協会のことです。
JAFのロードサービスは人に対しておこなわれるものなので、他人の車に乗っていて起こった車のトラブルもサービスの対象になります。
非会員であっても利用することは可能ですが、その都度修理代がかかります。
また、日にちによっては現地到着までに時間がかかってしまうこともあります。
保険会社のロードサービスも、任意の自動車保険に加入していればついている方が多いのではないでしょうか。
JAFと同じように無料で車のトラブルを解決してくれ、さらに車が動かせないときは宿泊費や交通費まで補償してくれるものもあるようです。
しかし、回数制限がある場合もあるので注意しましょう。
また、人ではなく車両に対してロードサービスを提供しているため、自分の車でなければ対象外とされてしまう場合もあります。
保険会社のロードサービスは契約内容によって補償が異なるので、1度確認してみることをおすすめします。
カーバッテリー業者
JAFや保管会社のロードサービスに加入されていない方は、カーバッテリー業者に依頼してジャンプスタートをしてもらいましょう。
費用はかかりますが、現地まで駆け付けスピーディーにバッテリー上がりを解決することができます。
弊社が運営する「生活110番」にはバッテリー上がりに対応するプロが数多く加盟しいます。
24時間無料の相談窓口までご連絡していただければ、お客様にぴったりのプロをすぐにご紹介いたします。
早朝でも深夜でも、お困りの際はいつでもご相談ください。
寿命のサインが見られるならバッテリーを交換しよう
最近エンジンがかかりにくい、電圧が低下している、ライトが明るくなったり暗くなったりするなどの症状が見られる場合は、バッテリーが寿命を迎えているかもしれません。
バッテリーの寿命は、およそ2〜3年といわれています。
それ以上に長く使っていると、バッテリーの機能が低下し突然バッテリー上がりを起こしてしまうおそれがあります。
急なバッテリー上がりを防ぐには、新しいバッテリーに交換するのがおすすめです。
バッテリー交換は、適したバッテリーを選び正しい方法でおこないましょう。
ここでは、バッテリーの選び方や交換方法について紹介していきます。
バッテリーの選び方
新しいバッテリーを選ぶときは、サイズなど規格に合ったものを選ばなくてはなりません。
適したバッテリーを選ぶためにも、現在使っているバッテリーの型番を確認しておきましょう。
バッテリーの型番は、バッテリー上部に数字とアルファベットで記載されています。
JIS形式のバッテリーであれば、左の2桁の数字が性能ランク、次のアルファベットがバッテリーの短側面のサイズを表しているのです。
次の2桁の数字は長側面の長さ、最後のアルファベットはプラス端子の位置となっています。
バッテリーのサイズが異なると、車に上手くバッテリーが収まらなかったり、トラブルの原因になったりするおそれもあります。
サイズに関しては同じものを選ぶようにしてください。
より性能が高いものに交換しようとお考えの方は、カー用品店のスタッフに相談してみましょう。
今までのバッテリーで十分という方は、同じ形式のものを購入すると安心です。
バッテリーの交換方法
バッテリーの交換は、正しい手順を守れば自分でおこなうこともできます。
ただし、作業中にバッテリー液が飛んだりかかったりすると危険なので、保護メガネやゴム手袋をしておこなってください。
交換の手順は以下の通りです。
- 車のエンジンを止める
- ボンネットを開け、バッテリーの端子カバーを外す
- バッテリーのマイナス端子につながるケーブルの金具を外す
- バッテリーのプラス端子につながるケーブルの金具を外す
- バッテリー本体を固定している金具をすべて外す
- バッテリーを持ち上げ、既存のバッテリーを取り外す
- 新しいバッテリーを車に乗せる
- 固定用の金具でバッテリーを止める
- バッテリーのプラス端子にケーブルを取り付ける
- バッテリーのマイナス端子にケーブルを取り付ける
- バッテリーの端子カバーをつける
- エンジンを始動する
バッテリーの交換後、正常にエンジンを始動することができれば交換作業は完了です。
ケーブルのつなぎ方を間違えたりすれば、エンジンがかからないこともあるので注意しましょう。
自分での作業が不安なときはディーラーや整備業者に依頼しよう
バッテリー交換は自分でおこなうこともできますが、決して安全な作業とはいえません。
バッテリーについている金具を取り外す際、両極の端子にスパナなど同時に触れると火花が散って発火することがあるのです。
自分でおこなうのは不安という方は、ディーラーや整備業者に依頼しましょう。
ディーラーや整備業者に依頼すれば、安全かつ正確にバッテリーを交換してくれます。
交換したとしても放電しすぎはバッテリーは上がる
バッテリーを交換したばかりだとしても、自分の不注意でバッテリーは上がってしまいます。
たとえば、ヘッドライトなどをつけっぱなしで長時間車を離れるなどのうっかりミスでも、バッテリー上がりは起こってしまう場合があります。
このようなうっかりミスを防ぐには、車を降りたときに再度ライトがついていないか確認することが大切です。
また、長く運転しないまま置いておくと、バッテリーの電力が自然放電してバッテリー上がりを起こしてしまいます。
1週間に1度は30分ほど運転するように心がけましょう。
まとめ
車やバイクの12Vのバッテリー充電方法は、エンジンがかかるかどうかによって対処法が異なってきます。
エンジンがかかる場合は、30~60分ほど車を走らせて充電をおこないましょう。
エンジンがかからない場合はバッテリー上がりのおそれがあるため、車用充電器やブースターケーブルによるジャンプスタートで解決してみてください。
道具がない、自分でおこなうのは不安という方は、ロードサービスやカーバッテリー業者に依頼しましょう。
プロにまかせれば、安全で失敗のリスクもなくエンジンを再始動することができます。
バッテリー自体が寿命を迎えている場合は、交換をして急なバッテリー上がりを防ぐようにしてください。
バッテリー上がりに対応する業者をお探しの方は、ぜひ生活110番までご連絡ください。
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