
車にLEDライトを自分で取り付けるなど、バッテリーから電源をとりたいときには、バッテリーにケーブルを直結させましょう。バッテリーに直結することで電源をとれば、さまざまな電化製品を利用できるようになります。
このコラムでは電装品を自分で取り付ける際に、バッテリーから直結で電源をとりたいときのケーブルの接続方法をご紹介します。必要な道具の説明や直結してできることの解説などもしていますので、車やバイクのDIYに興味のある方はぜひ参考にしてください。
目次
バッテリーを直結してできること
「バッテリーの直結」とは、バッテリーに直接ケーブルをつなげて電源をとることをいいます。シガーソケットから電源をとるにしても、タコ足配線となればヒューズが切れてしまいます。そんなことが起きないように、直結でバッテリーと結ぶのです。具体的にどんなことができるのかは、以下でご紹介します。
バイク・車のDIYに!
ドライブレコーダーやカーセキュリティ、LEDライトなど後付けで電装品を取り付けたいというときには、バッテリーの直結によって電源をとって取り付けることができます。それだけでなく、ETCやUSB電源を取り付ける際にも使用します。とくに、ドライブレコーダーやカーセキュリティはエンジンがオフになっているときにも稼働する必要があるのです。
アウトドアなどの電源として
キャンプやバーベキューなどの電源として、バッテリーの直電を使用することができます。ケーブルにコンセントが接続できるようになっているものがあり、電化製品を外で使用することが可能です。
電化製品を動かしてみよう
バッテリーの直電によって、実際に電化製品を動かしてみましょう。どのように接続すればよいのかご紹介いたします。
通販でも入手が可能|インバーターケーブル・コード
インバーターケーブルとは、電装品とバッテリーを直結するためのものです。カーインバーターといって、ケーブルの先にコンセントの器具がついているものがあり、この場合には、プラグ式の電化製品が使用できるようになります。
カーセキュリティなどを設置したいときにはインバーターケーブルを、アウトドアのときにはカーインバーターを使用すると便利に使用できるでしょう。これらはインターネット通販やカーショップなどで手に入れることが可能です。
バッテリーの接続方法
ACC電源(アクセサリー電源)から、インバーターケーブルを用いて電源を引く方法をご紹介します。カーナビやオーディオなどがACCにつながっているため、そこから電源を拝借します。
ACC電源から引く場合には、ケーブルのほかに検電テスターとヒューズ電源、ギボシ端子を用意しておきましょう。順番を間違えてしまうと車の故障や電装品の故障、ヒューズが飛ぶなどありますので手順にお気をつけください。
1.エンジンルームからケーブルを通す
ケーブルを車内に引き込むために、エンジンルームの奥の壁から配線通し用の穴を探してください。見つけたらゴムキャップに穴を開け、ケーブルを通します。
2.電装品をつなげる
リレーの方から伸びる電装品の電源に、電装品をつなげます。さきにバッテリーにつなげてしまうと、何かの拍子にショートしてしまうことがあると大変ですので、電装品から接続することをおすすめします。
3.ACC電源を検電する
次にACC電源をヒューズボックスから取り出すために、検電テスターを用います。車をACCオン状態にし、ヒューズボックスに触れ、検電テスターが反応すればACC電源です。エンジンオフにし、テスターの反応がしないことを確認してください。
ACC電源は、ヒューズボックス以外にもカーナビやオーディオからとる方法もありますが、内装をばらしての作業となります、そのため、DIYに慣れない方はヒューズボックスから取り出すことをおすすめします。
ヒューズボックスは、助手席のグローブボックスの裏や運転席の足元など、車種によって異なるため取扱い説明書で確認しておきましょう。
4.ACC電源に接続する
青いケーブルをACC電源に接続します。検電で反応した場所にヒューズ電源を接続し、そこから伸びる端子に青いケーブルを接続してください。青いケーブルにはあらかじめギボシ端子を取り付けておきます。黒いケーブルをヒューズボックスのネジ部分などボディアースとなる部分に接続します。
5.バッテリーに接続する
最後に、エンジンルームにある赤いケーブルをバッテリーのプラス端子に接続したら終了です。
接続するときの注意
インバーターケーブルを接続するときの注意点を複数紹介します。ケーブルは接続すると電気が通っているため大変危険です。接続方法を守っておこなってください。
手順を守っておこなう
ケーブルの接続の手順は、守らないと車の故障の原因となってしまいます。まずケーブルはエンジンルームから室内に通します。室内から無理にエンジンルームに入れようとすると、プラス端子に接続する端子が他の部位に触れてしまうかもしれません。危険ですのでエンジンルームから通すようにしましょう。
次に、ケーブルはリレー付きのものをおすすめします。そうすることで、エンジンを入れたときに電気が流れ、エンジンをオフにしたら電気が止まるという流れです。リレーが必要のない電装品もありますので、電装品に合わせたインバーターケーブルを用意してください。
それから、最後は、バッテリーにつなぐのは最後にすることです。バッテリーにつないでしまうと、何か設置などに不手際があったときに車がショートして動かなくなってしまうかもしれせん。最後にプラス端子につなげて完了です。
バッテリーは基本12V|24V方法
車のバッテリーは基本的に12Vと24Vです。乗用車は12Vでトラックなどの大型車は24Vとなっていますが、この24Vのバッテリーでも、12Vのバッテリーが2個の使用です。ただし、だからといって、12Vの車用の電装品をそのまま使用することはできません。コンバーターといわれる電圧を変更するための道具に接続してください。
バッテリーがあがったら業者へ連絡
電装品を増やすということは、その分バッテリーの充電を消費することになります。電装品を増やした後は、いつも通りの使用をしていてもバッテリー上がりが起きやすくなっている場合がありますので、使用方法にご注意ください。基本的にバッテリーはエンジンの回転によって充電されるため、走行で充電されます。
しかし、充電を使いすぎるとバッテリーが空になってしまい、バッテリー上がりが起きてしまうのです。そんなときには、JAFや自動車保険のロードサービスを利用してバッテリー上がりを対処してもらいましょう。
もし、JAFに未加入であったりロードサービスのサービス対象外であったときにはエンジン始動サービス業者に、バッテリー上がりの対処をしてもらうことが可能です。エンジンがかかれば、あとは走行によって自分でバッテリーの充電をすることが可能です。
バッテリー上がりが起きてエンジン始動サービス業者に依頼したいときには、弊社にお任せください。弊社では、全国に加盟店があることからお近くの業者を迅速に派遣いたします。お電話窓口も24時間受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、バッテリーから直結で電源をとる方法をご紹介しました。電装品を直接つなげることは可能ですが、手順を間違えると車がショートして動かなくなってしまうことがあるため、注意が必要です。手順を守って接続してください。バッテリーに直結することで、バイクや車に乗るのが快適になったり、アウトドアで電源が使えるようになったりととても便利です。
しかし、電装品を増やすということは、バッテリーの充電を消費することにもつながります。バッテリーはエンジンの走行によって充電されますが、エンジンをつけていないときに使用しすぎてしまうとバッテリー上がりが起きてしまうことがあるため、バッテリーの様子を見ながら使用することをおすすめします。
もしバッテリー上がりが起きてしまったときには、JAFや自動車保険のロードサービスを利用して対処してもらいましょう。しかし、加入していなかったり、サービスの対象外だったりするときには、エンジン始動サービス業者を利用することをおすすめします。弊社でも業者をご紹介できますので、お困りのときにはお気軽にご相談ください。
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