バッテリー上がりは冬に起きやすい!その原因と日ごろの予防法を解説

2023.2.1

バッテリー上がりは冬に起きやすい!その原因と日ごろの予防法を解説

「冬にバッテリー上がりが起きたらどうすればいいの?」

冬の寒い時期はバッテリー上がりが起きやすいので「昨日はなんともなかったのに、急に動かなくなった」というトラブルに要注意!
バッテリー上がりが起きやすい時期だからこそ、充分に対策をしておく必要があります。

今回は、冬にバッテリー上がりが起きたときの対処法をご紹介します。
この記事を読んで、冬に起きた突然のバッテリー上がりを対処できるようにし、今後の対策もしておきましょう。

今すぐにバッテリー上がりを直す場合は、弊社の生活110番までお問い合わせください。
緊急時でも、バッテリー上がりを直すプロの加盟店が最短5分で現場に到着します。
冬の寒い時期のバッテリー上がりにも迅速に対応させていただきます。

バッテリーが上がる仕組み

バッテリー上がりとは、「バッテリーの電力消費量が充電量を超え、電力不足になった状態」のことです。

バッテリーは、オーディオやエアコンなどの電装品やライトなどによって電力を消費します。そして、エンジンをかけることで、「オルタネーター」という発電機が発電をして充電をおこないます。

つまり、電装品やライトなどの電力を消費しすぎたり、エンジンを動かさなかったりすると、電力不足となってバッテリーが上がるのです。

バッテリー上がりが冬に起きやすい理由

まずはバッテリー上がりが冬に起きやすい理由を見ていきましょう。冬にバッテリーが上がるのを防ぐためにも、以下の内容を理解してください。

バッテリーは寒さに弱い

バッテリーは化学反応をおこなうことで放電や充電を繰り返していますが、寒くなるとこの反応をうまくおこなうことができなくなります。その結果、バッテリーが上がりやすくなるのです。

電力を使いすぎる

冬には、車内を暖めるためにエアコンを使用する方も多いでしょう。また、窓ガラスの曇り除去機能を使う機会も増加します。

これらは使用すると電力を消費するため、十分に充電をおこなわないと電力不足になってバッテリーが上がるおそれがあるのです。

ライトの点灯時間が長くなる

冬は日が沈んでいる時間のほうが長いので、ライトを点灯している時間も長くなります。ライトの使用も電力を使用するので、十分に充電しないとバッテリーが上がってしまうのです。

バッテリーが上がる3つの原因

バッテリー上がりには、上記でご説明したほかにもいくつか原因があります。バッテリーが上がる原因を以下にまとめました。

長時間車を放置していた

長時間車を放置すると、電力不足となってバッテリーが上がるおそれがあります。なぜなら、車は時計機能などの設定を正常に保つため、エンジンが停止しているときにも電力を使っているからです。

長時間車を放置することで、充電がされていないのに電力を消費されているので、バッテリーが上がってしまうのです。

バッテリー液が少ない

バッテリー液が少ないと、バッテリー上がりが起こるおそれがあります。バッテリー液とは、バッテリーの中に入っている液体のことで、バッテリーの性能を維持するのに必要です。バッテリー上がりを防ぐために、バッテリー液を定期的に補充しておきましょう。

バッテリーの寿命

車の使い方にもよりますが、バッテリーは2~5年で寿命を向かえるといわれています。寿命が来ているのに同じバッテリーを使い続けている場合は、充電・放電をおこなう化学反応ができなくなってバッテリーが上がってしまうのです。そのため、少なくとも5年ほど経過したら、バッテリーを交換することをおすすめします。

バッテリーが上がると起こる3つの症状

ここからは、バッテリーが上がったときの症状についてご説明します。「バッテリーが上がったかも」と思ったときは、以下のことを確認してみてください。

・エンジンがかからなくなる
・電装品が使えない
・セルモーターが回らなくなる

セルモーターとは、エンジンを始動させるためのモーターで鍵を回すと「キュルキュルキュル」という音を出しながら回転します。この「キュルキュルキュル」という音が聞こえない場合は、セルモーターが回っていないおそれがあります。

なお、「電装品は使えた」という場合はセルモーターの故障、「セルモーターが回った」という場合はガス欠・燃料ポンプ(エンジンに燃料を送り込むポンプ)の故障など、バッテリー上がり以外の原因が考えられます。

もし、原因がわからないという方は、ロードサービスに依頼して点検してもらいましょう。

バッテリー上がりの前兆を見逃さないようにしよう!

バッテリー上がりの原因が寿命であるときには、以下のような前兆が現れることがあります。

・エンジンがかかりにくくなる
・室内灯やヘッドライトが暗くなる
・パワーウインドウが閉まらなくなる・開閉速度が低下する
・アイドリングストップの頻度が減る
・ラジオの音量が不安定になる

このような前兆が現れたときには、バッテリーの寿命が近づいているかもしれません。そのため、交換を検討することをおすすめします。

弊社の生活110番では、バッテリー上がりが起きた際のトラブルのご相談を受け付けております。
8,800円(税込)~、バッテリー交換は30,100円(税込)~対応しており、バッテリー上がりを直すプロの加盟店が現場に駆けつけます。
「どうしたらいいかわからない……」という方は、まずは弊社までお問い合わせください。

※対応エリア・加盟店・トラブル内容により記載価格で対応できない場合がございます。
※バッテリー交換の対象エリアは「東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、滋賀県、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県」です。

冬のバッテリー上がりの予防対策3つ

冬にバッテリー上がりが起こることを防ぐためには、以下のような対策をするとよいでしょう。

バッテリーを温める

寒さに弱いバッテリーは、温めることでバッテリー上がりを防止できます。市販でバッテリー専用の保温材が売られているので、それを使って温めるとよいでしょう。

定期的にバッテリーを点検する

定期的にバッテリーを点検することで、バッテリーの異常にいち早く気付くことができ、バッテリー上がりを予防することができます。

点検では、まずバッテリー液量のチェックをしてください。バッテリー液は車を使用するにつれて蒸発・電気分解によって減っていきますが、減りすぎるとバッテリー上がりが起こるおそれがあるので、定期的に補充する必要があるのです。ちなみに、バッテリー液には「UPPER LEVEL」と「LOWER LEVEL」という印があり、その間にバッテリー液が水位していると適量となります。

また、電圧や比重もチェックしておきましょう。電圧や比重が低すぎる場合は、バッテリー上がりが起こるおそれがあります。比重は1.25以下、電圧が10V以下のときは充電不足なので、車を走らせて充電してください。

なお、電圧や比重を測定するためには専用の器具が必要ですが、お持ちでない方でもガソリンスタンドで測定してもらうことができるため、利用してみるとよいでしょう。

電力の使い過ぎに気をつける

バッテリー上がりを防止するためには、電力の使い過ぎに気をつけることも重要です。電力はライトや電装品の使用によって消費されるので、必要以上にこれらを使うのは避けてください。

バッテリーが上がったときの対処法3つ

ここからは、バッテリーが上がったときの対処法を3つお伝えしていきます。万が一バッテリーが上がってしまったときのためにも、以下の内容を頭に入れておくとよいでしょう。

ブースターケーブルをつなげる

ひとつ目は、ブースターケーブルをつなげる方法です。この方法では、ほかの車とブースターケーブルという赤と黒のケーブルで接続することで、バッテリー上がりを解消します。

このとき、バッテリー上がりの解消に協力してくれる車(救援車)は、バッテリーが上がった車(故障車)と同じ電圧でなければなりません。電圧は、乗用車は12V・バスやトラックなどの大型車は24Vなので、これを参考に電圧の同じ車に協力してもらいましょう。

また、ハイブリット車に協力してもらうこともできません。ハイブリット車と故障車をつなげてエンジンをかけようとすると、ハイブリット車に大量の電流が流れて故障してしまうおそれがあるからです。そのため、ハイブリット車以外の車に協力してもらいましょう。

ブースターケーブルの使用方法

ブースターケーブルでバッテリー上がりを解消するには、まず救援車と故障車をできるだけ近づけ、両方のボンネットを開けて救援車のエンジンを切ってください。そして、ブースターケーブルを救援車と故障車のバッテリーに接続しましょう。

ブースターケーブルをつなげる順番は、故障車のプラス端子に赤、救援車のプラス端子に赤、救援車のマイナス端子に黒、故障車のエンジンの金属部分に黒の順です。エンジンの金属部分では、エンジンをつり下げている金属製のフックにつなげるとよいでしょう。
また、イラストのように金属部分ではなく、バッテリーのマイナス端子に繋げても問題ないです。

ジャンプスタート 救援車 つなぎ方

このとき、繋ぎ方を間違えると火花が散るおそれがあります。そうなると、火花がバッテリー周りの水素ガスに引火して火災を引き起こすおそれがあるので、ブースターケーブルを繋げる順番は必ず守ってください。

そして、救援車のエンジンをかけ(AT車はパーキング、MT車はニュートラルに入れておく)、アクセルを踏んで回転数を上げて、回転数を高めに保った状態で2分ほど充電をおこないましょう。

もし、回転数が少ない状態で救援車のエンジンをかけると、電力が消費されたことによって、救援車のバッテリーが上がってしまうおそれがあります。そのため、必ず救援車の充電をおこなっておいてください。

救援車を2分ほど充電したら、故障車のエンジンをかけます。エンジンがかかったことを確認したら、ブースターケーブルを接続とは逆の順で取り外したら作業完了です。

ジャンプスターターで充電する

「ジャンプスターター」という充電器を使ってバッテリー上がりを解消することもできます。これを使えば、ひとりでもバッテリー上がりを解消することが可能です。

ジャンプスターターは、カー用品店・ホームセンター・ネットショップで購入することができるので、探してみてください。

ジャンプスターターでバッテリー上がりを解消するためには、まず付属のケーブルをバッテリーに接続しましょう。繋ぐ順番は、プラス端子に赤、マイナス端子に黒の順です。

ジャンプスターター つなぎ方

次に、ケーブルをジャンプスターター本体につなげ、電源を入れて1分ほど待った後、車のエンジンをかけてください。

エンジンがかかったことを確認したら、ジャンプスターターの電源を切ってバッテリーから黒、赤の順でケーブルを外したら作業完了です。

バッテリーを交換する

バッテリー上がりの原因が電力不足ではなく寿命のときには、バッテリーを交換しましょう。

バッテリーの交換には、スパナやゴム手袋、保護メガネが必要ですので、用意しておいてください。

バッテリーの交換をおこなうためには、まずエンジンを止めてキーを抜いておいてください。次に、古いバッテリーを取り外していきます。バッテリーには端子が付いているので、マイナス、プラスの順で取り外してください。

プラス端子を取り外しているときは、スパナがマイナス端子や車のボディに触れないように注意してください。もしプラス端子に触れているスパナがマイナス端子に触れると、火花が散って引火を引き起こすおそれがあります。

次に、エンジンを固定している取り付け金具を外し、バッテリーを真上に持ち上げて取り外します。

そして、新しいバッテリーを同じ向きで設置し、プラス、マイナスの順に端子を取り付けたら作業完了です。

エンジンが始動したらしばらく走って充電しよう!

ここまで、バッテリー上がりの解消方法についてご説明してきましたが、バッテリー上がりが解消した直後には、すぐにエンジンを切らないようにしてください。

バッテリー上がりが解消した直後は充電がほとんどないので、すぐにエンジンを切ると再びバッテリーが上がってしまうおそれがあるからです。

そのため、エンジンを切る前に充電をおこないましょう。充電は、エンジンをかけておくだけでもおこなわれますが、車を走らせるとより短時間でおこなえます。

そのため、エンジン始動後は、車を走らせて充電をおこなうのがおすすめです。だいたい30分~1時間程度充電すれば、次回エンジンを始動したときにバッテリーが上がらないほどには充電をすることができるでしょう。

バッテリー上がりを自力で直せない場合の対処法3つ

救援車がいなかったり、ジャンプスターターを持っていなかったりして自分でバッテリー上がりを解消できないときには、ロードサービスやバッテリー上がりを解消する業者に相談してください。ここでは、ロードサービスやカーバッテリーの業者について詳しくご説明します。

JAFのロードサービスを利用する

ロードサービスといえば、JAFを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。バッテリー上がりをJAFに依頼した場合、会員なら無料でおこなってもらうことができます。

非会員なら13,130円で解消してもらえるようです。ただし、時間帯や場所によっては追加料金が発生することもあるので、正確な料金を知りたい方はJAFのホームページで確認してみてください。

自動車保険のロードサービスを利用する

加入している自動車保険にロードサービスが付いている場合、それを利用することでバッテリー上がりを解消することが可能です。ただし、保険会社によっては、「1回のみ無料」「30分以内なら無料」などと無料での対応に制限があることもあります。そのため、ご自身の加入している保険の条件を確認しておくことをおすすめします。

カーバッテリーの業者に依頼をする

バッテリー上がりを解消するためには、カーバッテリーの業者に依頼するという選択肢もあります。「JAFの会員ではない」「加入している保険にロードサービスが付いていない」という方は、業者への依頼も検討してみるとよいでしょう。

弊社では、バッテリー上がりを解消する業者を紹介いたします。バッテリー上がりにお悩みの方は、ぜひ弊社までご相談ください。

まとめ

バッテリー上がりが冬に起きやすいのは、バッテリーは寒さに弱いこと、冬にはエアコンやライトなどを使用する機会が増えて電力を消費しやすくなることが理由です。

冬のバッテリー上がりを防止するためには、「バッテリーを温める」「定期的に点検をおこなう」「電力の使い過ぎに気をつける」といった対策が有効です。

こういった対策をおこなっても、バッテリーが上がってしまったときには、ブースターケーブルやジャンプスターターを使ってエンジンを始動させてください。

もし、これらの道具を持っていなくて自分での対処が不可能なときには、ロードサービスを利用やバッテリー上がりを解消する業者に依頼しましょう。

弊社の生活110番では、急なバッテリー上がりにも対応しております。
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