ドライブレコーダーでバッテリー上がりを起こさないための予防法

2021.4.30

ドライブレコーダーでバッテリー上がりを起こさないための予防法

事故や最近頻発しているあおり運転の対策にドライブレコーダーを取り付けた、または取り付けを考えている方は多いのではないでしょうか。自分でも簡単に取り付けられるタイプのものも多く、気軽に取り付けることができますが、車に合ったものを選ばないとバッテリー上がりの原因となってしまいます。

ドライブレコーダーの種類や機能もさまざまです。ここではドライブレコーダーのバッテリー上がりの原因と予防法、ドライブレコーダーの種類と対策などをご紹介します。

ドライブレコーダーはバッテリー上がりの原因となるのか


車両のバッテリーから給電する場合、ドライブレコーダーはバッテリー上がりの原因となることがあります。エンジンを止めて車を停車している際はドライブレコーダーも停止しているため電気を使っていないと思われがちです。

しかし、「駐車監視機能」などの機能がついたドライブレコーダーでは、待機電力が消費されているのです。停車している期間が長く、バッテリーが充電されない場合、待機電力でバッテリーが消費され、バッテリー上がりの原因となってしまいます。

また、バッテリーが劣化している場合も注意が必要です。ドライブレコーダーの消費電力が大きいと、経年劣化したバッテリーではバッテリー上がりしやすくなってしまいます。ドライブレコーダーを搭載する場合は、バッテリーの状況も確認しておきましょう。

ドライブレコーダーによるバッテリー上がりを防ぐ方法


ドライブレコーダーによるバッテリー上がりを防ぐために、知っておきたいドライブレコーダーの種類をご紹介します。バッテリー上がりを防ぐには以下のようなものを選ぶと良いでしょう。

電圧低下を検知するレコーダー

車両バッテリー電圧監視機能付きのレコーダーです。電圧が低下すると、自動的にバッテリーからの給電を停止する機能があるため、ドライブレコーダーによってバッテリーが上がる心配がありません。

タイマーで電源を遮断するレコーダー

電源を切る時間をタイマーで設定できる機能がついたレコーダーです。タイマーでドライブレコーダーの内蔵バッテリ―に切り替えることができるため、車のバッテリーを消耗する時間を短くできます。

車のバッテリー以外から電源を供給できるレコーダー

車のバッテリー以外からドライブレコーダーに電源を供給すれば、車のバッテリーが上がる心配はありません。車のバッテリー以外では、ドライブレコーダーに内蔵されているバッテリー、外部の専用バッテリー、モバイルバッテリ―の3つの選択肢があります。

ドライブレコーダーに内蔵されているバッテリーの場合は、手間も費用もあまりかかりません。ただし、バッテリーの容量が小さいため、録画時間が短くバッテリーの充電にも時間がかかってしまいます。

外部の専用バッテリーの場合は、走行中にバッテリーを自動で充電するため、バッテリー上がりの心配はなくなります。ただし、値段がドライブレコーダーより高い場合もあり、コストがかかります。モバイルバッテリーは費用も安く、内蔵バッテリーよりも長時間録画できますが、リチウムイオン電池を使用しているため発火などの危険性があります。

ドライブレコーダーを選ぶときは駐車中の録画方法にも注目しよう


ドライブレコーダーによるバッテリー上がりを防ぐためにも、自分に必要なドライブレコーダーを見極めて、無駄な電力消費を抑えましょう。ドライブレコーダーの録画方法には、「常時録画するタイプ」、「動きを検知して録画するタイプ」、「衝撃を検知して録画するタイプ」の3種類があります。それぞれ特徴が異なるため、購入時にしっかりと確認することが大切です。

常時録画

容量がある限り、常に録画し続けるタイプのドライブレコーダーです。常時録画タイプはエンジンをかけると録画が開始され、走行中も常に録画されていますので、事故やあおり運転の対策に有効です。ただし、メモリーカードの容量によって、記録されている時間が変わりますので、容量が少ないメモリーカードの場合、最新の録画時間が短くなります。

動きを検知して録画

動体検知機能が搭載されていて、駐車している車に人や車両が近づいた場合にそれを検知して録画します。駐車時の盗難やイタズラなどの被害を監視するのに役立ちます。デメリットはドライブレコーダーに映らない範囲で車や人が近づいても作動しないこと、また、動くものが長時間検知された場合は録画時間が長くなってしまうことです。

衝撃を検知して録画

衝撃検知機能を搭載しているタイプで、事故などの衝突や急ブレーキをかけるなど、車に衝撃が加わった瞬間に感知して録画を始めるものです。駐車時に車の当て逃げが起こった場合も録画されるため、当て逃げ車両を特定する証拠にもなります。

必要な場所が撮れるように設置しよう

録画が必要な場所がしっかり撮れるように、ドライブレコーダーを設置しましょう。正面に取り付けられることが多いですが、後部にも取り付ければさらに効果が増します。また、360°録画できる便利なものもあります。常時録画される場合は、SDカードの消耗が激しいため、容量の大きいものを選ぶと良いでしょう。

予防をしていてもバッテリー上がりへの対策は必要


ドライブレコーダーによるバッテリー上がりの予防をしていても、車のバッテリーがあがってしまう場合があります。例えば、以下のような原因でバッテリー上がりが起こることがありますので、注意してください。

レコーダーのフリーズ

ドライブレコーダーにトラブルが起こってフリーズしてしまった場合、電圧低下を検知する機能が働かなくなります。そのため、ドライブレコーダーに給電され続け、バッテリーが上がってしまうことがあるのです。

エンジン始動に必要な電圧が高い

ドライブレコーダーに搭載されている、電圧監視機能が設定できる電圧がエンジン始動に必要な電圧を下回っている場合、バッテリーが上がってしまうおそれがあります。

例えば、ドライブレコーダーの監視機能で11.8Vで切れるように設定していても、エンジンが始動するのに必要な電圧が12Vであれば、エンジンはかかりません。そのため、ドライブレコーダーの電圧監視機能の設定電圧と保有している車のエンジン始動に必要な電圧をしっかり把握して、設定することが大切です。

ドライブレコーダーの有無によらない原因

ドライブレコーダー以外にも車のバッテリーが上がる原因があります。バッテリーが上がる原因で一番多いのはライトの消し忘れです。

車のエンジンを切った後に、ハザードランプやヘッドライト、室内灯をつけっぱなしにしていると、バッテリーが上がってしまいます。また、長期間車に乗らず放置していたり、バッテリーが劣化している場合もバッテリーが上がりやすくなります。

これらはドライブレコーダーがなくても起きるバッテリー上がりです。ただ、ドライブレコーダーを設置していると、より早い時間でバッテリーが上がってしまいますので、注意が必要です。

もしもバッテリー上がりが起きてしまったら

ドライブレコーダーなどでバッテリー上がりが起きてしまって、エンジンがかからなくなってしまったときの対処法をご紹介します。知っておかないといざというときに対処ができませんので、しっかりと確認しておきましょう。

ブースターケーブルで電気をもらう

ほかの車からブースターケーブルを使って給電してもらう方法です。バッテリーが上がってしまった車と同じ電圧の車に協力してもらう必要があります。自動車は12V車と24V車があるので、双方の車で電圧を確認してから作業をおこなってください。電圧の違う車をつないでしまうと、故障の原因になります。

また、ハイブリットカーをガソリン車がブースターケーブルを使って救護することはできません。つないで救護すると、エンジンがかかったときにハイブリットカーに大きな電流が流れて、ハイブリットカーの電源系統などが故障するおそれがあります。

ロードサービスを呼ぶ


車のトラブルに駆けつけてくれるロードサービスを呼びましょう。基本的に24時間365日どこへでも駆けつけてくれます。場所にもよりますが、大体1時間~2時間くらいで駆けつけてくれるでしょう。保険会社のロードサービスや会員になっていれば無料で対応してもらえる場合もあります。それ以外の場合は大体15,000円程で対応してもらえます。

業者を呼ぶ

自動車の修理業者に連絡することもおすすめです。ブースターケーブルでエンジンを始動させる作業であれば大体9,000円~と少し費用も抑えられる可能性があります。また、台車を用意してくれるなど、顧客の要望に合わせた対応をしてもらえます。

まとめ

ドライブレコーダーはバッテリー上がりの原因となることがあります。バッテリー上がりを予防する方法はありますので、ドライブレコーダーを取り付ける際はしっかりと対策をおこないましょう。

ただし、対策をおこなっていてもさまざまな要因でバッテリー上がりは起こります。もしもの時のために、ブースターケーブルを用意したり、ロードサービスや業者を調べておくことも大切です。車の不具合は突然起こりますので、すぐに連絡や相談ができる業者をみつけておくと安心です。

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