外出しようとしたら、家のゴミ捨て場がカラスによって荒らされているのを見たことはありませんか?ゴミ捨て場にカラスを近づけさせない工夫をしても、カラスは一度経験したことを学習します。
そのため、カラス対策をいくらおこなっても、被害が再発することは少なくありません。それくらいカラスは頭の良い生き物なのです。
では、私たちの身近にいるカラスは、どのくらい頭が良いのでしょうか。このコラムでは、カラスの知能の高さや、それを裏付けるエピソードをご紹介していきます。
目次
こんなことができる!カラスのスゴ技
カラスは知能が高いといわれていますが、実際でどのようなことができるのでしょうか。もしかしたら、私たちが思っているよりさまざまなことができるかもしれません。
くるみは割って食べる
カラスが車にクルミをひかせて、割れた木の実をくわえてあっさり飛んでいくといった場面を見たことあるかたもいるかと思います。見たことないけど、聞いたことがあるというかたもいるのではないでしょうか。
カラスは知能が高く、動く車の近くで生活をしたり、車が通りがかったりするだけで距離感がわかるようになるといわれています。
その距離感を熟知したうえで、タイヤが踏みつける位置に自分では割れないクルミを置いて、車にひかせることができるのです。また失敗する場合は、クルミを置き直したりもします。
カラスの種類によっては、空高くから硬い地面へクルミを落として、その勢いで割るという種類もいます。
固いエサは水にふやかして食べる
カラスは雑食で、なんでも口にしますが中には固くて食べにくいものもあります。固いエサを捕獲したときは、カラスは水たまりや公園の水場などにいき、エサを浸すことでエサをふやかしてから口にするそうです。
また、辛いエサを与えられると、同様に辛いエサを水で洗ってから口にするといわれています。
道具を作る
まるでサルや人間のようですが、実際にカラスは道具を作ってエサを探したり、食べたりします。
1996年に、ネイチャーという雑誌でカラスが道具を使っている姿が掲載されました。木の葉を利用し、くちばしで葉っぱを切り取っていき、柄だけを残し、まっすぐな棒に加工したそうです。その結果、木の幹の奥深くにいた幼虫を食べたという結果がでています。
カラスは頭が良いうえに、まるで人が普段しているような行動をします。
カラスは人の言葉をしゃべることがある?
YouTubeなどの動画で、カラスがしゃべるシーンもよく流れています。カラスは知能が高いため、人間の言葉さえ覚えることができるといわれています。7歳程度の知能を持っているといわれ、非常に頭がよいです。
しかし、カラスが人間の言葉を話す場合にほとんど共通しているのは、「保護をされたカラス」ということです。
人間に触られたカラスは、次第に人間の言葉を真似するようになります。野生のカラスはもちろん人間の言葉には、興味を持つことはありません。
しかし人間に飼われているカラスは、自分が人の言葉を話したときの人間の反応を伺っており、人間の喜びや驚きなどの反応が返ってくることを覚えます。
このように生きる手段として、人間の言葉を真似することで自分に興味を持たせているのです。
しかし、本来カラスを保護することは鳥獣保護法で禁止されています。勝手にカラスを保護してしまうと、法に触れることになってしまうので注意が必要です。
カラスの知能は脳の大きさが関係しているかも
カラスの知能が高い理由には、脳の大きさが関係しているかもしれません。同じ鳥であるニワトリやアヒルと比べてもカラスの脳はとても大きいのです。
脳の発達の度合いは、「脳化指数」というもので示されることが多いです。その脳化指数の中で、カラスは犬や猫よりも高い数値を得ています。カラスの後には馬や豚が続いており、家畜やペットよりもカラスの脳化指数は高いです。
ここで一部の動物の脳化指数をご紹介します。
ヒト 0.89
イルカ 0.64
チンパンジー 0.30
カラス 0.16
イヌ 0.14
ネコ 0.12
となっておりカラスは犬や猫よりも脳が大きくなっています。単純に脳化指数の値だけでは賢さを測れるものではありませんが、人やイルカ、チンパンジーのように能力が高いと考えられている動物は脳化指数も高いため、ある程度は賢さの目安となるでしょう。
ちなみに鶏は0.03となり比較して比べてみることで、カラスの知能の高さが浮き彫りになりますね。いわゆる鳥頭とは鶏のことになり、カラスは鳥頭などではありません。むしろ記憶力は人間より上かもしれません。
カラスの記憶力について
カラスの記憶力は、5年以上あるのではないかといわれています。一度捕獲されたことがある人間のことを5年たっていても忘れず、威嚇されたという話があります。
カラスは、ほかの仲間や子孫に危険な人間の情報を伝える習性があります。そのため、ほかのカラスも危険人物の顔を覚えてしまっている可能性があるのです。逆に、親切にしてくれた人間のことも覚えていてカラスが恩返しをしたといった事例もあります。
また、カラスは餌を「貯食」する習性を持っています。この貯食は、とってきた餌をさまざまな場所に隠しておき、後で食べるというものです。野生のカラスはどこに隠しても場所やその隠したエサの種類をしっかりと覚えて戻ってきます。
エサの種類によって隠し場所を変えているともいわれます。時には100箇所以上の場所に隠し、そのすべての場所を記憶しているのだそうです。このことからも、カラスはとても知能が高いということがわかります。
まとめ
カラスは知能が大変高く、私たち人間のような行動をします。カラスがここまで賢いのには、もしかしたら脳がほかの鳥よりも大きいことが関係しているのかもしれません。
知能が高いカラスですが、雑食なのでゴミ捨て場を荒らしたり、よく通る鳴き声で人に迷惑をかけたりする場合もよくあります。
もしも大量にカラスが発生したときには、その頭の良さを生かして集団で襲ってくることも考えられます。
いくら困っていても、安易に自分たちで駆除すると鳥獣保護法に違反することになります。そのため、カラスは勝手な駆除をすることはできません。
カラスの被害にあわないために、カラスに困っているのなら早めに業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
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