ふとベランダから「クルックー」と鳩の鳴き声が聞こえることはありませんか?
それが何日も続けば不安な気持ちも募っていくと思います。
しかし、いざ「鳩を追い払おう!」と思っても簡単にいかないケースは多々あります。
まずは鳩が嫌いなものを用意してみてはいかがでしょうか?
うまくいけば、何万円というお金をかけずに鳩を撃退できるかもしれません。
当コラムでは鳩が嫌いなものから忌避剤の使い分けまでご紹介していきますので、鳩の鳴き声にお悩みの方はぜひご覧ください。
目次
鳩の鳴き声が気になったら。まずは糞の掃除が有効です
「鳩の鳴き声対策に、なぜ糞の掃除が有効なのか?」そう思われるかもしれません。
実は、鳩は自分の糞がある場所は落ち着くという習性があるのです。
加えて鳩は同じ行動パターンを続ける習性もあるため、鳩の糞がたまっているほど鳩の滞在時間も長くなり、結果的に鳴き声にも悩まされるという事態に陥ります。
鳩の糞掃除の手順を簡単にご紹介しますと、以下のようになります。
①手袋・マスクで防備し、鳩の糞が体内に入らないように警戒します。
②ぬるま湯をかけ、乾燥して固まった糞をふやかします。
③柔らかくなった糞をふき取ります。
④使い終わった道具はなるべく密閉して捨ててしまいます。
⑤エタノールなどで消毒します。
何より大事なのは、糞を直接触らない、体内に入れないということです。
鳩の糞には病原菌が潜んでいるおそれがあり、最悪の場合死に至るケースもあるからです。
きれいに糞をお掃除しても、再び鳩がやってくるおそれがなくなるというわけではありません。
それを防ぐためにも、掃除後に鳩が嫌いなものを利用して鳩が近づかないように対策しておくことをおすすめします。
糞をきれいにしたら。利用できる鳩が嫌いなものとは?
鳩にも好きなものや嫌いなものがあります。
わざわざ「ここは居心地が悪いな」と思う場所に住み着くことは少ないため、鳩が嫌いなものを置いておくだけでも効果が期待できます。
鳩が嫌いなものとしては、以下のものが代表的です。
①鳩の天敵
同じ鳥の中でも、ワシやフクロウといった猛禽類は鳩の天敵となるようです。
それ以外に身近な動物の中では、猫やカラスなども天敵といわれています。
猫はまだしも、猛禽類やカラスを鳩対策として飼うのは現実的ではありません。
手軽にできるのは天敵を模したダミーを置くことですが、危険がないと鳩が学習すると効果が失われてしまいます。
②鳩の嫌いな臭い
鳩はハーブ類の香りや、タバコに含まれるニコチンの臭いが嫌いといわれています。
たとえばベランダでハーブ類を育てたり、アロマオイルを吹き付けたりするなどの方法があります。とくにアロマの香りが好きな方や、ガーデニングが好きな方なら楽しんでおこなうことができるうえ、鳩よけ効果が発揮されるかもしないのでおすすめです。
③鳩の嫌いな感覚
私たち人間もそうですが、鳩も体に異物が触れたり痛みが走ったりする場所は避ける傾向にあります。
鳩が着地する場所に剣山を設置したり、手すりにテグスを張り巡らせたりすれば鳩に不快感を与えることができます。
④鳩の嫌いな音
大きな音で鳩を驚かせて追い払うグッズもあります。ベランダ等に設置して鳩が近づいたときに自動で音を鳴らすタイプ、メガホンのような形になっており手動で音を鳴らすタイプなどがあります。
しかし、音による鳩対策は徐々に効果が薄れていくことに注意してください。最初はおどろいて逃げていた鳩も、危険がないとわかると逃げなくなる場合があります。音だけでなく他の対策方法と併せて鳩を追い払うことが大切です。
鳩が嫌いなものと、具体的な鳩対策のグッズを簡単にご紹介しました。
これら以外にも有名なものとして「鳩用の忌避剤」を挙げることができます。
使い方も購入も簡単な忌避剤ですが、使用には注意点もあるようです。
鳩の忌避剤が効果を発揮するタイミングとは
忌避剤とは、動物が嫌う臭いや味などの成分が含まれた薬剤です。
動物に不快感を与えて遠ざける道具なので、動物を傷つけずに撃退できるというメリットがあります。
鳩用の忌避剤の場合、鳩が嫌うハーブ類や辛み成分が含まれているものが多いようです。
ただし、注意点として「忌避剤を使うタイミング」を考えなければいけません。
鳩は自分が気に入る場所を見つけてもすぐに巣を作るのではなく、まずは羽休みの場所にして、次第に滞在時間を延ばしていきます。
忌避剤の効果があるのは「鳩の滞在時間が短い初期段階」です。
鳩がその場をねぐらにしたり、巣を作ったりした場合、強い縄張り意識のせいで忌避剤の効果が表れにくくなります。
つまり早め早めの使用が必要ということです。
鳩の忌避剤が効果を発揮できないケース
現場が以下の状態になっている場合、忌避剤の効果にはあまり期待ができません。
・鳩が嫌いなものを置いても逃げていかない。
・鳩の姿を頻繁に見かけ、糞も大量にたまっている。
・鳩の巣や卵が作られている。
このような状態に陥った場合、素人では手の施しようがないと思われます。
そうなる前にも忌避剤による対策が必要ですが、実は忌避剤にもいくつかのタイプがあるので使い分けも必要なのです。
鳩の忌避剤のタイプはどう使い分けたらいいの?
鳩用の忌避剤には以下の3つのタイプがあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
①スプレー(エアゾール)タイプ
手軽に使えるタイプです。
即効性の高さが特徴で、目の前の鳩を撃退するのはもちろん、あらかじめ吹き付けておくことで忌避効果を付けておくこともできます。
その反面、持続性が低いという欠点があります。
効果は何日も持続しませんが、定期的に吹き付けておくことで鳩に「この場所は嫌だ」と学習させることは可能といわれています。
②固形タイプ
スプレータイプとは逆で、約1か月という持続性の高さが自慢の忌避剤です。
吊るすだけなので使い方も簡単ですが、雨に濡れると忌避剤が流れてしまうので軒下などの濡れない場所を選ばなければいけません。
③ジェルタイプ
約1年という非常に長い持続性が特徴です。
臭いだけでなく、ベタベタと体にまとわりつき、口に入れば鳩の嫌いな味が広がるため嗅覚・触覚・味覚の3点で忌避効果を発揮します。
ただし、使う際は少々手間がかかります。
ジェルを塗る前に施工箇所(主に手すりなど)をきれいにして、後でジェルを取り除きやすいように養生テープを貼っておきます。
その養生テープの上に、波線状に忌避剤をまんべんなく塗布していきます。
鳩が嫌いなものと忌避剤を併用すれば高い効果を期待できます。
時間がたつほど忌避剤の効果はなくなるので、もしも鳩被害にお悩みでしたらすぐにでも対策することをおすすめします。
鳩は時間がたつほど追い出しにくくなります
一見のんきな顔をした鳩ですが、実は強い縄張り意識と帰巣本能を持った厄介な鳥です。
先述しましたように、時間がたってタイミングを逃せば鳩が嫌いなものを置いた程度では十分な対策になりません。
無理に追い出そうとすれば、鳩から思わぬ反撃を受けることもあるでしょう。
鳩が暴れれば怪我を負うおそれがありますし、乾燥した糞が舞い上がれば吸引してしまう可能性も高まります。
鳩を傷つけることになれば、鳥獣保護管理法に違反して処罰されるおそれもあります。
時間がたってしまった場合に家庭でできる鳩対策としては、防鳥ネットを張るのが限界だと思います。
隙間なく張れば高い効果を発揮しますが、実際は隙間なく張るのは簡単なことではありません。
このようなときは鳩駆除のプロに依頼することもご検討ください。
まとめ
鳩の糞掃除に始まり、鳩が嫌いなもののご紹介から効果の限界まで述べてきました。
鳩の撃退グッズは自分で用意するのも使うのも簡単です。
しかし、あくまで初期段階の鳩にしか効果が望めないという点は忘れないようにしましょう。
その点では、どの段階の鳩が相手でも頼りになる鳩駆除のプロは頼りになる存在です。
基本的な対処法はあくまで忌避ですが、豊富な知識と技術から施工品質は高く、あわせて糞の清掃などもまかせることができます。
小さいとはいえ動物を相手にするのは危険を伴うため、無理せずご依頼されることをおすすめします。
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