ベランダの鳩の駆除方法はグッズがおすすめ!卵や雛は業者依頼しよう

2024.2.27

ベランダの鳩の駆除方法はグッズがおすすめ!卵や雛は業者依頼しよう

軒先やベランダにやってきて糞や騒音といった被害をまき散らす鳩。「そのうちいなくなるだろう」と油断せずにグッズや専門業者などを活用して早めに対処しましょう。なぜなら、鳩は帰巣本能が強い生き物で、一度住み着いてしまうと繰り返し被害を引き起こすからです。

ここでは、鳩を対策するにあたって注意したい点や鳩対策に有効なグッズをご紹介。この記事を参考にして鳩の被害を防止してください。

鳩の駆除は保護法により禁止されている

日本の法律には以下の「鳥獣保護管理法」があり、法律違反をすると100万円以下の罰金や1年以下の懲役などが科せられます。

第八条 鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等(採取又は損傷をいう。以下同じ。)をしてはならない。ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。
一 次条第一項の許可を受けてその許可に係る捕獲等又は採取等をするとき。
二 第十一条第一項の規定により狩猟鳥獣の捕獲等をするとき。
三 第十三条第一項の規定により同項に規定する鳥獣又は鳥類の卵の捕獲等又は採取等をするとき。

引用:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(e-gov法令検索)

例えば家のベランダに鳩の巣が作られている場合、巣材だけなら撤去可能ですが卵やヒナが確認できる場合は勝手に撤去することができません。この場合は鳩の駆除の許可を得ている業者に依頼するか、自分で許可申請をして撤去する対処が必要になります。

鳩の駆除の許可をもらうには

鳩の駆除や卵などの入った巣の撤去は業者にお任せするのが一般的ですが、自分で許可を取って鳩の捕獲をおこなうことも可能です。その場合は以下の書類を準備したうえで市区町村の窓口に行き手続きをする必要があります。

鳩の捕獲申請で必要な書類
書類が必要な状況 書類の名前
申請をする人すべて ・鳥獣の捕獲等及び鳥類の卵の採卵などの許可申請書
・有害鳥獣被害状況調査書
・有害鳥獣捕獲実施計画書
・捕獲をおこなう場所を示した図面
・鳩被害を証明する写真
・印鑑と身分証明書
多人数で捕獲する場合 ・許可申請者名簿
第三者に依頼する場合 ・有害鳥獣捕獲依頼書

鳩の駆除・捕獲申請にかかる費用は無料であることが多いですが、許可を承認するかを決めるための審査、許可証の発行といった段階的な手続きがおこなわれます。役所申請による鳩の駆除は時間がかかるため、早めに駆除したいなら業者依頼による鳩の駆除がよいでしょう。

鳩の対策方法はおもに3つ

鳩の駆除は法律上の理由で基本的におこなうことはできません。「鳩の駆除」という対処方法にこだわらず、それ以外の方法で対策するとよいでしょう。具体的には以下の3つが鳩の対策として有効です。

対策1.忌避剤を撒いて鳩を追い払う

忌避剤(きひざい)とは、鳩が苦手とする成分やニオイの入った薬品のことです。鳩が嫌がるのはタバコや木酢液などのこげくさいもの、さらにバラやミントのような刺激的な植物のニオイも苦手としています。これらのニオイがする忌避剤を鳩が止まりやすい場所につけておけば、鳩が驚いて逃げてくれる効果が期待できます。

また、忌避剤の種類は以下の3タイプがありご自宅の状況に合わせて選べます。各タイプのメリットとデメリットをまとめましたので、鳩対策グッズ選びの参考にしてみてください。

各忌避剤の特徴まとめ
忌避剤の名前 メリット デメリット
スプレータイプ ・広範囲を対策することが可能
・使用する場所を選ばない
・効果持続時間が短い
固形タイプ ・吊るして使うため臭いがよく広がる
・設置するだけなので管理が楽
・水に濡れると溶けてしまう
ジェルタイプ ・べたつきにより忌避効果が高い
・効果時間が長い
・塗った場所がべたつく

対策2.剣山やテグスなどの障害物で鳩を防ぐ

鳩はベランダの手すりなどの止まりやすい場所で一休みをすることが多いです。その場所に障害物となる剣山やテグスを設置することで鳩の対策をすることもできます。鳩対策における剣山とはいくつものトゲがついた土台のことをいい、鳩が寄ってくる場所の上に設置します。

トゲがあると鳩が止まりにくいので鳩対策の効果が高いです。なお、鳥よけ用の剣山は鳥類の安全に配慮されて作られているため、誤って駆除してしまう心配はほぼありません。

また、鳩よけのテグスは手すりやフェンスの上に張る細い糸のことです。テグスは鳩の視覚から見えにくいため警戒されにくく、手すりにつかまろうとした鳩をテグスがブロックしてくれます。テグスにぶつかった鳩はその場所を「危険」だと判断して、別の場所へ移ってくれる効果が期待できます。

対策3.防鳥ネットで侵入防止をする

「とにかく鳩を徹底的に対策したい!」というのであれば防鳥ネットを使用した鳩対策がおすすめです。ベランダ一面に網目の細かい防鳥ネットを張ることによって、鳩はベランダに一切入れなくなります。ややベランダの景観は悪くなりますが、かなり効果的な鳩対策といえるでしょう。

なお、防鳥ネットをベランダに張る作業は大がかりな作業であり、設置中の落下事故の危険があるので注意が必要です。ベランダの状況を見て自力で張るのが難しいと感じたら、鳩の駆除業者にネット張りを代行してもらうとよいでしょう。

おすすめ鳩対策グッズ6選

ここでは、自力で鳩対策をする際にあると便利なおすすめ対策グッズを紹介します。先ほど解説した対策方法で挙げたグッズを1種類ずつ紹介しているので、気になるグッズがあれば購入を検討してみてください。

スプレー型忌避剤:イカリ消毒 スーパーハトジェット 420ml

ジェット噴射により広範囲に忌避効果を撒けるスプレー型の忌避剤になります。バラのような香りがするため散布後にただようニオイの不快感が少ないのがメリットです。スプレー型のため定期的にかけなおす必要がありますが、香りが強いため比較的効果時間は長いでしょう。

固形型忌避剤:置くだけカンタン鳩対策 鳩忌避剤 はとにげ~る 10コ入り

はとにげ~るは固形型タイプの忌避剤ですが、裏側のシールをはがして貼り付けて使用することができるため、多少風が強い場所でも設置することができます。ニオイだけでなく忌避剤のべたつきにより鳩が不快感を示すため、忌避効果を実感しやすいです。

ジェル型忌避剤:ハト飛来防止用忌避剤 ハートジェル Mini 150g チューブ

ハートジェルは対候性・耐熱性に優れたジェル型忌避剤です。1年間も効果が続く耐久性の高さが魅力で、しっかりと塗布すれば強い忌避効果が期待できます。さらに、植物成分かつ無色透明のジェルであるため、安全性に問題なく塗った後の景観を損ねることはありません。

鳥よけ用剣山:ステンレス鳥よけスパイク25㎝×10個

対候性が高くて錆びにくい性質を持つステンレス製の剣山です。一般的な剣山とは違い「V」の字方向に曲がっているため、広範囲をカバーすることが可能。さらに、曲げながら設置することもできるので、使用する場所を選びにくいです。

鳥よけテグス:コンパル(Compal) 防鳥テグス 500m

ナイロン100%で太さ0.25ミリメートルの細めのテグスですが、十分な耐久性を持っているため長期間の使用が可能です。お値段は安いですがテグスのみの商品であるため、ベランダの手すり設置する際は糸を張るための支柱などを用意しておきましょう。

防鳥ネット 鳥よけネット

比較的景観を損ねにくい透明色の防鳥ネットです。素材にナイロンが使われているため耐久性が高く外からの紫外線にも強いです。また、固定用の結束バンドが付属されているため個人での設置がしやすくなっています。

鳩の問題が解決したら今後の予防もしよう

鳩対策グッズで鳩を撃退することができたら、今後の予防策も同時におこなっておいたほうがよいでしょう。一度鳩被害に遭った場所というのは、鳩にとって都合の良い環境であるということ。無対策のままでいると、また鳩が住み着いてくる可能性が十分にあるでしょう。

具体的な対策方法としては、ベランダにある物をできるだけ少なくすることです。鳩は身を隠せる場所を好んで巣を作ることがあるため、物が多いベランダは鳩にとって絶好の巣作りポイントといえます。とくに木の枝や段ボールなどは鳩が巣材として使うことがあるため撤去しておきましょう。

油断せず鳩対策しよう!厄介な被害と生態

鳩による被害は実は深刻で、早く対処をしないと後始末が大変になるだけでなく、大きな被害を引き起こすきっかけとなってしまいます。ここで、鳩の被害が大きくなる原因と生態を解説しましょう。

糞による健康被害(糞害)

鳩の被害としてまず考えられるのは「糞による被害」でしょう。白い鳩の糞は景観を損ねるし、何よりもニオイが気になりますよね。しかし、それよりも深刻なのは鳩の糞による「腐食」や「病気」による被害です。鳩の糞は酸性の性質を持っており、金属やコンクリートを劣化させてしまいます。

さらに、鳩の糞には感染症の原因となる菌が多く存在するので注意が必要です。なかにはクリプトコックス症と呼ばれる感染症は、重症化すると命を失う危険があるほど恐ろしい感染症です。また、風によって菌が空中へただようため、たとえ手で触れなくても感染のリスクがあります。鳩の糞は放置せずに、できるだけ早めに掃除するようにしてください。

鳴き声による騒音

鳩による被害は糞だけではなく、鳴き声による騒音被害も深刻な問題です。鳩は自分の縄張りを主張する、仲間との連絡を取るなどの目的で鳴きます。とくに春や秋の時期は鳩にとっての繁殖シーズンですので、いつも以上に騒音に悩まされるでしょう。騒音は自分だけでなく周りに住んでいる方の近所迷惑になるため、トラブルになる前に対処しておきたいところです。

ちなみに、朝になるとよく聞こえる「ホーホーホッホー」という鳴き声はキジバトという種類のもの。朝に鳴かれると睡眠妨害によるストレスとなりやすいので、すぐに対策をしておきましょう。

年5~6回も繁殖し被害が大きくなる

鳩は繁殖能力の高い鳥類であり、1年に5~6回ほど繁殖をして数を増やしていくため注意が必要です。基本的に鳩は1回の産卵につき2個の卵を産み、ヒナは生後1カ月半ほどで巣立ちをします。巣立ちをした鳩は別の場所へ飛び立っていくものの、それまでは鳩の糞や鳴き声の量が増えるので被害が大きくなるでしょう。

また、鳩は10歳頃まで繁殖することが可能で、長くて20年生きる場合もあります。それまでに外敵や事故などの要因で死んでしまう可能性もありますが、寿命が来るまで放置するのは得策とはいえません。卵を作られると自力対処は難しくなるので、初期段階のうちに鳩を対策することが大切です。

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鳩の駆除で困ったら業者依頼がおすすめ

「鳩の駆除がうまくいかない」「鳩の巣に卵ができていた」といった状況の場合は、迷わず業者依頼で解決しましょう。先ほども解説したとおり鳩の糞や騒音による被害は深刻のため、早めの対処が必要だからです。ここからは業者依頼で気になる「費用」や「施工内容」を解説します。

施工内容と費用相場

鳩の駆除業者でしてもらえる施工内容は以下のものがあります。おこなう必要のある施工が多いほど費用が大きくかかるため覚えておきましょう。

【鳩の駆除業者の施工内容例】

  • 被害箇所の現地調査
  • 忌避剤などの鳩対策グッズの設置
  • 鳩の糞や汚れなどの掃除
  • 防鳥ネットの設置

また、鳩の駆除業者の費用は施工場所の広さや施工難易度の高さで大きく変わってきます。例えばベランダであれば3~5万円程度の範囲内で済むことが多いですが、広い敷地や作業が困難な高所を施工してもらう場合は10万円以上かかることも。このように施工場所によって費用が高くなる場合もあるため注意が必要です。具体的な費用を知りたい場合は鳩の駆除業者に相談してみましょう。

業者選びに困ったらぜひ弊社をご利用ください

鳩の駆除業者に依頼するのが初めての方も多いでしょう。そんな方はぜひ生活110番のサービスをご利用ください。弊社では鳩の対処が得意で経験豊富な業者が各地で多数在籍していますので、お客様のお住まいの地域の優良な業者に施工を依頼することが可能です。

また、現地調査費用・見積料金無料の税込22,000円からの料金設計となっており、施工後の掃除も徹底しております。24時間365日いつでも受付が可能で、連絡時間によりますが最短即日で見積調査をすることが可能です。もし鳩の対策にお困りでしたら、電話やメールなどでぜひご相談ください。

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施設内に住み着いてしまった、大量にいて怖い、フン害などで衛生面が心配など。鳥害は思った以上に深刻です。スピーディーに解決するためにもプロに相談してみましょう!

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