
ごみの日になると袋は破れ、中からは汚いごみが散らかっている、しかも電柱にはカラスがちらほら……。生活の中でカラスが引き起こす被害は数えるとキリがありません。とくに、カラスが大量に発生している地域ではカラス被害が深刻化しています。
カラス対策をしようにも「どこから手を付けていいかわからない」「というかカラスを寄せ付けないことって可能なの?」と、カラスの被害に悩まされている方が世の中には多くいらっしゃいます。
困ったカラスを寄せ付けないために、効果的なカラスよけをご紹介します。
目次
カラスの特徴や生態について
日本全国でよく目撃されているカラスの種類はハシブトガラスとハシボソガラスです。この2種類はじっくりと観察しないと見分けがつかないほどよく似ており、一括りに「カラス」として省略されていることが多いです。
カラスは鳥類の中でも知能が発達している鳥で、小学生低学年程度の知能を持っているといわれています。
また、カラス同士のコミュニケーションをとることが可能で、ほかの動物とは違った「集団性と考えられた行動」をすることができます。
この知能の高さもカラス被害とカラスよけでも厄介なことのひとつです。
ゴミが散らかっているのはカラスが雑食だから?
カラスは、果実や種子、昆虫などを好みますが基本的に雑食です。果実などのほかにも動物の死骸や人間が食べ残した残飯などを食べることがあります。人間がごみ袋の中に残飯(餌)を詰めていることを知っているので、ごみ袋を破り、中の残飯を漁った結果、ごみ捨て場周辺が散らかっているのがカラス被害のひとつとして挙げられています。
カラスが凶暴なのは子供がいるから?
ゴミを荒らすといった被害の他にも、人を襲うといった被害もあります。人間がカラスに危害を加えた報復……といった可能性も否定できません。
どちらかというと、カラスが凶暴になってしまう理由を挙げるのなら子供を守るためという意味のほうが濃厚と考えられます。カラスは3月~7月に木の枝などの高いところに巣を作り、卵を産みます。その卵は約2か月の間に孵化し、巣立っていきますが、しばらくの間はカラスの家族で生活するのです。
子育てを行うカラスは子供に過保護なカラスが多く、巣に近づいた人間や子供に近づく人間に過剰に反応し、攻撃をするといった行動が見られます。
カラスの分布が人間の生活圏内に入ってくるからこそからこそ、うかつにカラスに近づく、危害を加える行動は避けましょう。
音やにおいでカラスよけ対策
身近なカラスよけの方法として音やにおいでカラスよけをすることが挙げられます。手軽にできる方法を見ていきます。
音でカラスを退ける
音による撃退法はカラスの天敵や、カラス(仲間)が襲われている声を録音されたものを流すことです。音で「カラスにとって危険な場所」と知らせることでカラスに恐怖感を与えます。
他にも、ロケット花火などの大きな音を使って驚かす方法がありますが、町中や住宅街では音を使った対策方法は難しく、近所迷惑、危険行為にもなりかねませんので注意しましょう。
においでカラスを追い出す
カラスは唐辛子などや漂白剤など刺激があるにおいを嫌います。においをしみこませたものを置いておいたり、すると避ける傾向があります。しかし、カラスはにおいに敏感というわけではないので、あまりにおいがしないものを置いておいても効果が薄いかもしれません。
物理的にカラスよけ対策
カラスよけを行うにはベストで効果が期待できる方法として、物理的にカラスよけを行うことです。
「自分たちの力ではどうにもならないこと」が起こればカラスも学習し、諦めてくれることも多いのです。カラスの被害が酷い地域でも実践してみてください。
カラスネットでごみ荒らしを撃退
回収前のごみをカラスから守る方法のひとつとして、カラスネットでごみを覆う方法があります。カラスネットをゴミ袋の上に覆い隠せば物理的にカラスがごみ袋の中からごみを出し難くなり、自然にごみが道に散乱する被害も少なくなることが期待できます。
しかし、ごみがカラスネットからはみ出ているとカラスネットの効果が薄くなるので注意して対策を行いましょう。
デスクを張る
ベランダに侵入してくる場合はベランダにデスク(釣り糸)を張り巡らせ、カラスの侵入妨害を行うことも効果があります。何本か複雑に張り巡らせるとベランダに入ってきてもカラスの足や体がデスクに巻き付き、カラスが痛い目をみるので「この家は危険だ」とカラスが学習しやすいです。
カラスが学習して効果がなくなることも
カラスよけについてご紹介してきましたが、一定のカラスよけを続けて行うとカラスよけ事態に効果がなくなってしまう場合があります。これは、カラスが学習する知能を持ち合わせていることが原因のひとつです。とくに、音やにおいなどの対策は学習しやすく、カラスが慣れてしまうと対策グッズを無視するようになるので、カラス被害が酷い地域では効果が期待できるカラスよけをします。
まとめ
カラスよけについてご紹介してきましたがいかがでしょうか。
CDを使った方法などのカラスを脅かす方法は一時的に効果が期待できます。
しかし、カラスは鳥類の中でも賢いので、カラスよけを行ったつもりが「危険ではない」とカラスが学習をしてしまって効果がなくなるといった事態になってしまいます。
逆に、カラスが「学習する」生き物であるということを活かして、物理的にカラスの侵入や行動を妨害した物理的な方法などのカラスよけ効果に信頼できる方法でカラスよけを行いましょう。
それでもカラスがいなくならない、被害が収まらない場合はカラス被害を取り扱う業者に依頼しましょう。
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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ハト駆除」をご覧ください。
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