カラスの攻撃から身を守れ!カラスの注意点と有効な防御方法を解説

2021.4.30

カラスの攻撃から身を守れ!カラスの注意点と有効な防御方法を解説

真っ黒な姿で街中を飛び回っているカラスに攻撃された、という話をよく耳にします。普段カラスが人に興味を持つことはありませんが、ふとしたきっかけで突然人を攻撃してくることがあるのです。

では、カラスが人を攻撃するきっかけには何があるのでしょうか。そして、私たちはどのように身を守ればいいのでしょうか。
今回は、カラスが攻撃する理由と身の守り方についてお話しようと思います。

カラスが人を攻撃する3つの理由

カラスは好んで人を攻撃するわけではありません。カラスが人を攻撃するときには必ず理由があります。ではカラスが攻撃する理由は何なのでしょうか。

カラスが判別しやすい色を身に着けている
カラスは視覚が発達していることで知られています。色の区別もついていて、好みもあるのです。特に黄色はカラスが判断しやすい色になっています。
黄色のものを身につけていると攻撃される可能性がありますので注意が必要です。

カラスの巣を見る
非常に用心深い性格をしているのがカラスです。自分の巣に興味を持たれたと感じると攻撃態勢に入ります。
視力のいいカラスは巣から距離が離れていても、自分を見ている人を見つけ出せるので気を付けましょう。

繁殖期に入っている
カラスが反応するようなものを身に着けていない、行動もしていないのならカラスが繁殖時期に入っている場合があります。
カラスは繁殖期に入ると非常に攻撃的になります。カラスや巣には決して近づかないでください。

カラスは非常に賢い鳥です。攻撃されないようにするには、自分の身を守るためにカラスを刺激しないようにしましょう。
      カラスが人を攻撃する3つの理由

カラスに攻撃されないために注意すべきこと

カラスは非常に賢い鳥だということが、攻撃してくる理由からもわかっていただけると思います。本来、カラス自身が危険を感じなければ興味を引かれない限り攻撃してくることはありません。だからこそ、注意していればカラスの攻撃を防ぐことは可能なのです。

カラスに近づかない
カラスに危害を加えないことはもちろん、カラスの姿を見続けていてはいけません。巣が近くにありそうなときにはすぐにその場を離れることをおすすめします。繁殖期時期には一層の注意が必要です。

カラスのヒナにも近づかない
もしカラスのヒナが巣から落ちていたとしても触れてはいけません。ヒナが攻撃されると思った親カラスが攻撃してくる可能性があるからです。ヒナを見つけてもそっとその場を離れてください。

カラスの目につく色を身に着けない
カラスが判別しやすい色を身に着けないというのも有効な方法です。先述しましたが、黄色はカラスが見分けます。カラスの攻撃を予防するのなら、目につく黄色を身に着けるのは避けたほうがいいでしょう。
      カラスに攻撃されないために注意すべきこと

カラスに攻撃された場合の身の守り方

どれだけカラスから攻撃されないように注意しても、襲われてしまうことがあるかもしれません。もしもカラスに攻撃されてしまったときの身の守り方をご紹介させていただきます。

その場を離れる
カラスが攻撃してきたら逃げてその場を離れてください。カラスには縄張りがありますので、縄張りから外に出ることはめったにありません。縄張りの範囲は巣から20m~100mほどなので、攻撃してきたカラスの縄張りの外に向かうことが大切です。

後頭部を守る
そして逃げるときには標的になりやすい後頭部を守りましょう。
カラスは人の後頭部目がけて上空から滑降してきます。くちばしでつつくイメージがあるかもしれませんが、基本的には足で蹴ったりつかんだりすることが多いようです。逃げるときには必ず後頭部を守りながら逃げてください。

逃げている途中で大声を上げるとカラスを更に苛立たせてしまいますので、カラスを興奮させることなく静かに逃げてくださいね。

カラスを攻撃してはいけない理由

カラスがゴミ漁りをしているところを見たことはありませんか?気持ち悪くてつい石を投げて攻撃してしまった、なんてこともあるかもしれません。しかしどんなに不快に思っても、カラスを攻撃することはやめておきましょう。その理由を2つご紹介します。

カラスが仕返しに来るおそれがあるため

カラスは賢く、攻撃してきた人の顔を覚えているといわれています。誰でもそうだとは思いますが、危害を加えられたときには身を守ろうと反撃します。危害を加えられたその場では覚えていてもしばらくしたら忘れてしまいがちですが、頭のいいカラスは高確率で覚えているのです。

カラスに危害を加えてしまうと、時間が経った後でも仕返しに攻撃される可能性が高いです。危険な目に遭わないためにも、カラスに攻撃はしないでください。

法律に抵触する

ごく一部を除いて、野生の鳥獣は『鳥獣保護管理法』によって守られています。これに違反すると、懲役または罰金を科されるおそれがあります。

そんなカラスを駆除するには、「有害鳥獣」として申請することで許可を得るか、「狩猟鳥獣」としてルールを守って狩る必要があります。いずれにしても素人がすぐにできることではないので、カラス駆除のプロに依頼するのがいいでしょう。
      カラスを攻撃してはいけない理由

まとめ

カラスは皆さんが思っているよりも賢い鳥です。その発達した思考能力で行動し、巣でヒナを育てています。カラスが人を攻撃するのは自分やヒナ、巣に身の危険を感じることがほとんどなので、カラスに誤解を与えるような行動を取らなければ攻撃されることはめったにないでしょう。

しかし、興味を引かれる色を身に着けている時には攻撃の対象になってしまう可能性があるので注意してください。カラスに攻撃された場合の対処法も紹介していますので、参考にしてみてください。

カラスは見かけてもそっとしておくか、攻撃されないようにする1番の対処法といえるでしょう。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ハト駆除」をご覧ください。

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