鳩に餌をあげてもいいの?餌やりで広がる被害とベランダの鳩対策

2021.4.30

鳩に餌をあげてもいいの?餌やりで広がる被害とベランダの鳩対策

公園などでよく見かける鳩には、餌を与えないようにしましょう。鳩に餌を与えてしまいますと、再び餌を求めて多くの鳩が集まってくるようになり、糞被害や騒音被害が広がってしまうおそれがあります。

もし、家の近くで鳩が集まっている場所がありましたら、家まで被害が及んでいないか確認してみてください。鳩は、ベランダなど建物の隙間に巣を作る習性がありますので、ベランダで見かけるようになったら、早めに対策をしましょう。

この記事では、鳩が餌としてなにを食べるのか、鳩による被害の詳細、鳩をベランダに寄せ付けないための対策法などについてご紹介します。鳩に餌を与えることで起こる被害について理解を深め、トラブルを回避しましょう。

鳩が普段食べているもの

私たちがよく見かける鳩や郊外に生息する野生の鳩は、本来穀類や豆類を好んで食べる生き物です。しかし、近年では、公園などで餌を与える人がいたり、道端に食べくずが落ちていたりすることで、鳩はそれらを食べるようになってきてしまいました。

鳩はカラスと違い、動物性のものは好まないため、ゴミ捨て場を荒らすことはありません。しかし、決して食べないというわけではないので、お菓子のくずなどを餌として与えてしまうと鳩たちが集まってきてしまうのです。

鳩に餌をあげてもいいの?餌やりで広がる被害とベランダの鳩対策

勝手にカラスや鳩に餌をあげてもいいの?

公園などで、鳩に餌を与えている人を見かけることがあるかと思いますが、そもそも餌を与えてもよいものなのでしょうか。

現時点では、鳩に餌を与えること自体、法律で禁止されているわけではないのですが、餌を与えることで、糞などのあらゆる被害が広がってしまうため、餌は与えない方がよいでしょう。この章では、鳩に餌を与えることで起こる周りへの被害ついて、詳しくご紹介します。

餌を与えることでおこる被害

公園などにいる鳩に餌を与えると、徐々に餌を求めて集まってくるようになり、糞被害や鳴き声などの騒音被害が広がってしまいます。

鳩の糞は、美観を損ねるだけでなく、アレルギーや病気の発生につながるおそれがありますので、近づかないように注意しましょう。また、鳩自体に寄生虫がいたり、病原菌をもっていたりする場合がありますので、決して触らないようしてください。

鳩に餌をあげてもいいの?餌やりで広がる被害とベランダの鳩対策

鳩に危害を加えることは法律で禁止されています

鳩の被害を抑えるために、駆除したいと思う人もいるかもしれませんが、鳩は「鳥獣保護管理法」という法律により守られていますので、危害を加えることはできません。

この法律は日本に存在する鳥類を守るため、無許可で危害を加えたり、捕獲をしたりすることを禁止する法律です。鳩を駆除することは原則できないので、鳩の被害を防止するためには、餌を与えないことが重要です。鳩が餌を求めてきたとしても、与えてしまわないように気をつけましょう。

ベランダで鳩を見かけるようになったら危険信号!

もし、家の近くに鳩が集まっている場所がありましたら、家のベランダに被害が及んでいないか確認してみましょう。鳩の被害は、四段階に分かれています。鳩を最近ベランダで見かけると感じたら、一段階目である「休憩鳩」の状態かもしれません。

休憩鳩は、ベランダに羽休めとしてやってきている状態です。安全な場所と認識されてしまうと、寄り付きやすくなり被害が悪化してしまうおそれがあるので、警戒が必要です。

鳩の被害が悪化するとどうなる?

鳩の被害がどんどん悪化してしまうと、最終的にどうなってしまうのでしょうか。一段階目である「休憩鳩」は滞在時間が短いため、気づきにくいかもしれませんが、安全な場所だと認識されてしまいますと、次の二階目である「待機鳩」に進みます。

待機鳩は、仲間を待つ間などに利用され始め、巣を作るのに適している場所であるかの確認をし始めます。この段階から糞の量が多くなるため、被害を受けていることの気づきやすくなるでしょう。

三段階目に進むと、「ねぐら鳩」と呼ばれる状態に進みます。ねぐら鳩は、室外機の裏など巣になりそうな場所に長時間滞在し始め、深刻な糞被害へ発展します。

四段階目となる「巣作り鳩」になると、いよいよ巣を作り始めます。鳩は縄張り意識が強い生き物ですので、ここまで被害が進んでしまったら、追い出すのは難しいでしょう。

鳩は法律により巣を破壊したり、卵を処分したりすることも禁止されていますので、巣を作られてしまっても、見守ることしかできません。

鳩に餌をあげてもいいの?餌やりで広がる被害とベランダの鳩対策

ベランダの鳩対策は早めにおこないましょう

ベランダに鳩の巣を作らせないようにするには、被害が出る前にしっかり対策をすることが重要です。鳩被害は段階が上がるにつれ、鳩特有の執着心の強さからいくら対策を講じても効き目が薄くなってしまいますので、早めにおこなうようにしましょう。

初期段階の被害に効果がある対策法を3つご紹介します。

対策①剣山を置く

剣山とは、数本の針が刺してある土台のことをいいます。剣山を鳩が留まりやすそうな場所に設置することで、鳩が留まることを阻止することができます。

剣山には2種類あり、樹脂製のものと、金属製のものがあります。樹脂製のものは柔らかい素材で作られているため、鳩が留まってしまうこともありますが、値段が安いものが多いので、手軽に設置することができます。

金属製の場合は強度が高く、経年劣化しにくいのが特徴です。しかし、形や大きさが違うものがたくさん存在しますので、種類選びが重要になります。金属製の剣山を使用する場合は、状況に応じて種類や設置場所を選ぶようにしましょう。

対策②忌避剤を置く

忌避剤は、鳩が嫌がる臭いを発生させることで、鳩を寄せ付けない効果があります。種類は、スプレータイプや固形タイプ、ジェルタイプが存在しますので、使いやすいものを選ぶようにしましょう。

どれを選んだらいいかわからない方は、ジェルタイプの忌避剤がオススメです。ジェルタイプの忌避剤は、スプレータイプより効果の持続期間が長く、固形タイプより雨風にも強い特徴があり、高い効果を期待することができます。

対策③鳥よけネットを設置する

鳩対策の最終手段として有効的なのが、鳥よけネットです。鳥よけネットは物理的に鳩の侵入を防ぐことができますので、ほかの対策方法で効果が出ない場合はこの方法を試してみましょう。

ただし、鳥よけネットは景観を損なう恐れがありますので、マンションの場合は大家さんや管理会社に許可を取る必要があります。

また、鳥よけネットの設置は、高所での作業により危険なうえ、設置の際に隙間ができてしまうと、そこから侵入されてしまうことがありますので、プロに依頼するようにしましょう。

鳩の被害が深刻になったら業者に相談してみよう!

鳩の被害が進んでしまいますと、対策グッズの効果が効かなくなってしまうことがあります。もし、対策をしていても、何度も鳩がやってきてしまう場合は、プロに相談してみましょう。

プロに依頼をすると、寄せ付けない対策だけでなく、鳩の駆除や巣の撤去、糞の掃除などもおこなってくれるため、お任せすることができます。

業者を選ぶときは、現地調査をおこなってくれるところを選ぶようにしましょう。現地調査では、鳩被害の状態に合わせた対策方法を提案してくれますので、納得のいく方法で依頼をすることができます。

鳩に餌をあげてもいいの?餌やりで広がる被害とベランダの鳩対策

まとめ

人間が鳩に餌を与えたり、食べかすを道端に落としたりすることで、鳩は本来食べてきた穀類や豆類とは別に、餌を求めて市街地へやってくるようになりました。

鳩が餌を求めて公園などに集まってきてしまいますと、糞被害や騒音被害により、公園にいる人たちだけでなく、周りに住む人達にも影響を及ぼしてしまいます。鳩の被害を抑えるためにも、餌を与えないようにしましょう。

もし、ベランダなどで鳩を見かけるようになったら、被害が深刻になる前に対策をしてください。被害の段階が進んでしまい、自分ではどうにもならない場合はプロに相談することをオススメします。

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