「いつの間にかカラスの巣が……」庭の木や近くの電柱にカラスの巣を作られた経験はありませんか?早く撤去したいと思う方もいるかもしれませんが、カラスも子育てをするために巣を作っています。知識不足で無理やり撤去しようとしたら襲われた、なんてことにもなりかねません。そこで今回は、カラスの巣について知っていただき、どのように撤去すればよいのかご紹介いたします。
目次
1.カラスの巣を撤去するためにはどうすればいいのか
カラスは一体どのような場所に巣を作るのでしょうか。また、できてしまった巣の撤去の方法をご紹介します。
カラスが巣を作りやすい場所
カラスは高所に巣をつくることが多く、背の高いクスノキやカシ、ケヤキなどの常緑樹・落葉樹や高圧鉄塔、電柱、高層建物屋上などで発見されています。また、最近ではソーラーパネルを設置している住宅も増えてきたためか屋根とソーラーパネルの間に巣を作ることもあるようです。いずれも巣を安全な場所に置こうという考えから作られる場所です。
カラスの巣はカラスにとってどんな場所なのか
「巣」と聞いて初めに人間でいうところの「家」をイメージする方も多いかもしれません。しかし、実際は子育てをしている時期以外にカラスは巣を利用しないのです。ですので「家」というよりは「ゆりかご」の方が近い表現になります。
卵を産んだかどうかを確認する方法
巣を除く以外に卵を産んだか確認する方法はありませんが、カラスは主に3月~5月に産卵する時期を迎えるといわれています。つまり、この時期に巣の中のカラスがじっとしているときは卵を温めている可能性があります。また、卵がかえった後には巣の付近に雛(ひな)が落ちてくることもあります。雛を見つけた場合、卵があって既にかえっていると判断するとよいでしょう。
カラスの巣を撤去するタイミング
巣ができてすぐに撤去してしまうと、まだ子育てを終えていないカラスは同じ場所か別の場所にまた巣を作ってしまいます。そのため、卵がかえり、子育てが終わってから撤去するのがベストなタイミングと言えます。
カラスの巣の撤去方法
カラスの巣は、個人が勝手に撤去すると鳥獣保護管理法に触れるおそれがあります。そのため、巣が作られた場所に応じてその管理者に被害状況などを説明して、業者に撤去を依頼してもらうようにしましょう。個人宅に作られた場合は造園業者や害鳥駆除業者などの民間の撤去事業者に依頼しましょう。
2.カラスの巣はどうやってできているのか
カラスの巣は内巣と外巣からできており、さまざまな巣材を組み合わせて作られています。それではカラスは何を使って巣を作っているのでしょうか。カラスの巣作り事情をご紹介します。
小枝
よく見かける一般的なカラスの巣は、小枝を集めて作られています。小枝を敷き詰めうまくかみ合わせることで、頑丈でクッション性のある巣になっています。
ハンガー
ハンガーもカラスの巣に使われるものとしては有名かもしれません。カラスは物干しからハンガーをかき集め、主に外巣の材料として使っています。ハンガーに限らず針金全般を使うことは多く、針金を使うことで頑丈な外巣に仕上げています。なかには、100本以上のハンガーで巣を作ったカラスもいるようです。
犬の毛
内巣には主に、柔らかく保温性のある素材が使われることが多いです。特に、公園でブラッシングした犬の毛を用いることがあるようです。外巣はハンガー、内巣は犬の毛で出来ているものもあり、カラスの知能の高さに驚かされます。
3.カラスに巣を作らせないためには予防が大事
直接的な害があるわけではないですが、巣を作られることはあまり良い気分にはなりません。そこで、カラスに巣を作らせないためにはどうすればよいか、ここではご紹介します。
剪定をこまめに行う
巣を作られやすい木を剪定することは、効果的な対策につながります。カラスは自分と雛が安全になる場所へ巣を作ろうとするので、枝葉が伸びている木のなかを選ぶ傾向があります。そこで枝葉の剪定をするとカラスは安全な場所ではないと判断するため、その場所には巣を作らなくなります。
カラスが寄り付かない環境づくり
エサとなる生ごみが放置されていると、カラスにとって生息しやすい環境と認識されてしまうため、住み着く原因につながります。なるべく生ごみを排出しないように努めたり、何かに包み外から生ごみが見えないように出しましょう。それでもカラスがゴミ袋に寄りつく場合は、防鳥ネットの利用が効果的な対策になります。
4.カラスの被害でお困りの方へ
カラスは生ごみを漁るだけでなく人間に対し、威嚇・攻撃を行うことがあります。その際にどう対処したらよいか、また、襲われないための対策方法についてご紹介します。
・カラスの威嚇行動や攻撃について
カラスは、巣に近寄っただけで威嚇・攻撃してくることはありません。しかし次の2つの場合には襲ってくることがあるようです。
巣の位置より高い場所から巣を覗いた場合
低所にいる巣立ちした雛に近寄った場合
威嚇・攻撃は嘴(くちばし)でつつくイメージがあるかもしれませんが、背後から飛来し後頭部を蹴りつけてくるのが実際です。鋭い爪があるわけではなく大ケガにつながるようなことは少ないですが、擦過傷程度は負うおそれがあるので十分な注意が必要です。
・カラスに襲われないための対策方法
カラスに襲われない一番のポイントは巣に近づかないことです。とくに子育て中である3月~7月までは不用意に近づくことは避けましょう。また、雛を見つけた場合は業者に依頼して回収してもらうとよいです。
カラスに襲われないための対策方法や、もし襲われてしまった時の撃退方法は、過去の記事でも紹介しています。
詳しくは「カラスを撃退するには?カラスの撃退法と対策グッズ12選!」をぜひご覧ください。
5.まとめ
カラスは不用意に刺激したり、無理やり巣を撤去しようとすると襲われる危険性があります。個人で解決しようするのではなく、なるべく巣の撤去のプロにお願いするようにしましょう。
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