ハツカねずみが家に出てしまったら、確実に駆除しなくてはなりません。ハツカねずみはとても小さく、家にあるちょっとした隙間や穴から侵入してきて個体数を増やします。
ハツカねずみを駆除するなら、ご自宅の状況に適した方法を選びましょう。今回はハツカねずみの生態や駆除する方法、ふたたび寄せ付けない対策についてご紹介します。ハツカねずみを家から追い出して、安心できる生活を取り戻しましょう。
目次
ハツカねずみ駆除への道【1】ねずみの特徴を確認する
まずは、家にいるのが本当にハツカねずみなのか確認しておきましょう。家に現れるねずみには、おもに「ドブねずみ」「クマねずみ」「ハツカねずみ」という3つの種類がいます。体長がおよそ20cmのドブねずみやクマねずみに比べて、ハツカねずみは10cm以下と小さな体が特徴です。また、ハツカねずみのフンは5mmほどと小さく端がとがっています。
姿かたちは目にすることがなくても、食害からねずみの存在に気づくこともあるでしょう。ハツカねずみは雑食なので、柑橘系やネギ類以外なら基本的にはなんでも食べます。
- 穀物類、果物、野菜
- 昆虫、花、草
- ペットフード
ハツカねずみはこれらの食べ物を狙って侵入してきます。食害されているのを発見したら、駆除以外にも食べ物を散らかしたままにしないこと、こまめに掃除をすることが大切です。食べ物を保存する際もしっかり密閉し、こぼれたりしていないかを確認しましょう。
ハツカねずみ駆除への道【2】侵入経路をなくす
ハツカねずみの侵入経路はたくさんあり、ほんのわずかな隙間から家の中に侵入していきます。子供の大きさなら約1.5㎝、大人なら約3㎝の隙間があれば侵入できるのです。例を挙げると、500円玉くらいの大きさの穴があれば侵入できることになります。
ハツカねずみはほかのねずみと比べてもとくに小さいので、家に侵入されやすいといえるでしょう。家の中にある侵入されやすい場所をいくつかご紹介しますので、ハツカねずみ駆除の参考にしてください。
・玄関
外壁などのスキマや穴から侵入してくるイメージがあるかもしれませんが、ハツカねずみは堂々と玄関から侵入してくることもあります。夏など暑い時期はドアを開けっぱなしにせず、しっかりと閉めましょう。
・屋根
瓦のスキマから侵入してきます。ハツカねずみはとても軽いので、2階や高層階にも簡単にのぼることができます。網戸を壊して侵入してくることもあるようです。
・エアコンのダクト
配管と穴のスキマから侵入してきます。エアコンを使用しているときは注意しましょう。このような隙間はふさぐ必要があります。ハツカねずみが侵入してきそうな場所はパテを使ってふさぎましょう。
ハツカねずみ駆除への道【3】適した駆除方法を選ぶ
ハツカねずみを駆除する方法は、捕獲したり家から追い出したりするなどいくつかあります。さまざまな駆除グッズがあるため、適した駆除方法を選びましょう。
粘着シート
ハツカねずみ駆除の手段としてよく使われているのが、粘着シートです。ドラッグストアやホームセンターなどで売られているので、手軽に試すことができます。粘着シートの上を歩いたハツカねずみは、テープにつかまって動けなくなります。
粘着シートを張る際のポイントは設置する場所です。設置する場所が悪いと、粘着シートでねずみをつかまえることはできません。設置する場所とポイントは以下のとおりです。
・壁際に張る
ねずみは壁際を通ることが多いので、部屋の壁際に設置するとつかまえやすくなります。
・数枚使う
1枚だけでは効果は期待できません。間隔を置いて数枚設置しておくと効果的でしょう。
・餌を置く
もしつかまえるのが難しい場合は、餌を置いてみましょう。餌を置くことによって、粘着シートを設置した場所におびき寄せることができます。
・フンが多い場所に置く
フンが多い場所は、ハツカねずみの通り道となっています。そのような場所に粘着トラップを置くと効果的です。
忌避スプレー
ねずみの死骸を自分で処理するのに抵抗があるという方は、ねずみが嫌がるニオイで家から追い出す忌避剤を使用するのがおすすめです。忌避スプレーはねずみがいる場所や侵入口に直接吹きかけるだけなので手軽に試すことができます。ただし、ニオイが消えてしまうため複数回使用する必要があります。
スプレーなので天井裏などの高いところや床下のような手が届きにくい場所にも使用しやすいです。ただし、スプレーした場所に忌避剤のニオイが残ってしまうことがあるので注意が必要です。忌避剤の成分は商品によって異なるので、ねずみ駆除スプレーの選び方を調べておくと、ニオイによる被害も抑えられるかもしれません。
くん煙剤
くん煙剤も忌避剤を使用したねずみの撃退方法です。ねずみが嫌うハーブなどのニオイの煙を家の中に充満させることで追い出します。くん煙剤を使用するときにはいくつかの注意点があります。
- テレビやパソコンなどの家電製品を保護するためにカバーをかける
- 部屋を密閉する
- 燻煙剤の使用時、人やペットは外に出る
また、火災報知器の近くでくん煙剤を使用すると煙に反応してしまうおそれがあります。くん煙剤を使用しているあいだは火災報知機にカバーをかけておきましょう。準備ができたらくん煙剤を焚いて2時間以上待ちます。
使用後はしっかりと換気をしてください。くん煙剤を効果的に使用するためには事前の準備がポイントになります。注意点や製品の使用方法をよく確認しておきましょう。
忌避剤にはねずみを追い出す効果が期待できますが、何度も使用するとねずみがニオイに慣れてしまうことがあります。ねずみを追い出したら、再度侵入させないように対策することが重要です。ご自宅の状況から、ねずみの駆除に効果的なグッズを選んでみてください。
ハツカねずみを駆除する理由
ハツカねずみが家にいるとわかったら、すぐに駆除しなくてはなりません。その理由はハツカねずみの生態や病原菌にあります。ここからはハツカねずみを放置するリスクについてご紹介します。
放置すると大量発生のおそれ
ハツカねずみの寿命は短く、2年ほどです。しかし、妊娠期間が約20日と短期間であることから、たとえ1年でもどんどん繁殖してしまいます。名前の「ハツカ」とは、じつはこの妊娠期間の20日が由来しているようです。
ハツカねずみは1年間で6~10回妊娠して、1度に5~6匹出産します。すぐに駆除しなければ個体数がどんどん増え続けていき、駆除が困難になってしまうのです。
健康被害を受けることも
ハツカねずみは複数の病原菌を持っています。ねずみに触らなくてもフンなどから人に感染症を引き起こさせることもあるのです。感染すると頭痛や発熱など食中毒の症状や、アナフィラキシーショックを引き起こす危険もあります。
また、ねずみの死骸に寄生していたダニが人に被害を及ぼすこともあります。ねずみによる感染症や病気にかからないためにも、早急な駆除が必要です。
効果がなければプロにまかせよう
「すでに個体数が増えていて自分では駆除できない」「駆除してみたけどまたねずみが出てきた」とお困りの方は、ねずみ駆除のプロにまかせるのもひとつの手段です。プロなら侵入口の特定やねずみ駆除までスムーズにおこなってくれることでしょう。また、再発防止の対策もまかせることができるので安心です。
弊社では、ご自宅の状況に適した駆除や対策をおこなうねずみ駆除業者をご紹介いたします。また、業者による現地調査や見積りは無料ですので、内容をよくご確認頂いてからご依頼いただけます。ハツカねずみの駆除でお困りの方はお気軽にご相談ください。
ハツカねずみを駆除したら、寄せ付けないように対策を取ること
ハツカねずみを駆除したら終わりではなく、再発させないためにしっかり予防をしましょう。簡単にできる日頃の対策についてご紹介します。
・部屋の掃除
ハツカねずみを寄せ付けないためには、駆除と同様に部屋の掃除が大切です。食べ物を置いたままにするなど、ハツカねずみのエサとなるものを残さないようにしましょう。また、新聞紙やダンボールといった巣の材料となるものを置いたままにせずに、こまめに処分することも大切です。
・忌避剤やスプレーを使う
忌避剤やスプレーを使用することも効果的な対策です。屋根裏や床下といったハツカねずみが住み着きやすい場所に忌避剤を設置したり、忌避スプレーをふきかけたりして普段から寄せ付けないようにします。忌避剤は時間が経つと効果がなくなってしまうので、定期的に交換しましょう。
まとめ
ハツカねずみを近寄せないようにするには、餌となるものをなくすことが大切です。また、ハツカねずみの侵入経路となりそうな場所はパテなどを使ってふさぎましょう。ハツカねずみを駆除したあとも、予防対策として忌避剤を設置しておくことをおすすめします。
ハツカねずみを駆除して安心して生活できる環境を取り戻しましょう。ハツカねずみがすでに家にたくさん住み着いている、もしくは駆除が難しいという場合は、ねずみ駆除ができる業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
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