ハツカネズミの寿命は20日ではない!意外と知らない本当の生態とは?

2021.4.30

ハツカネズミの寿命は20日ではない!意外と知らない本当の生態とは?

ネズミの中でも私たちの生活空間の近くにいる「ハツカネズミ」ですが、実際に家の中で見かけてしまうと大事件ですね。見た目は愛らしくも見えるのですが、人間の生活空間に入ってきてしまうとやはり「害獣」となってしまいます。

しかし害獣であるハツカネズミについて詳しく知るだけで、対処も見えてきます。今回はそんなハツカネズミについて、生態などをご紹介します。

ハツカネズミの寿命は20日ではない

ハツカネズミの寿命は、その名前から察するに20日かと思いきや、実際は20日以上生き続けます。飼育されている個体では、寿命が約1年~2年ほど。野生では4か月ほどが寿命と言われています。

野生のハツカネズミの寿命が短くなる理由は、エサの確保の難しさ、天敵の多さが挙げられます。また天敵には、猫、イタチ、蛇、キツネ、カラス、フクロウ、などが挙げられます。日本では古来より、猫はネズミ避けのために飼育されていますし、いたちや蛇達にとってもハツカネズミは数少ないタンパク源として狙われます。
      ハツカネズミの寿命は20日ではない

ハツカネズミの名前の由来は妊娠期間から

ではなぜハツカネズミの名前には「ハツカ(二十日)」とついているのでしょうか?この由来に関しては諸説あります。よく言われているものでは、妊娠期間が約20日であることから、ハツカネズミという名前がついたという説が一般的です。

また変わったものには、噛まれても痛くない「甘口(あまくち)」なネズミであると記されていたものを写し間違えてしまい「廿日鼠(はつかねずみ)」となったという説もあるようです。

そんなハツカネズミの生態は、野原、土手、河川、山などをはじめ、家屋や商業施設などどんなところでも適応し、柔軟に生活の場としてしまいます。食べるものも、草木などの植物や、虫、家畜などのペットフードなどなんでも食べてしまう雑食性の生き物です。

そして繁殖期は春と秋ですが、家屋のような季節に関係なく快適な温度を保てる環境では、一年中繁殖することができます。繁殖力も高く、ハツカネズミの中には1度の妊娠で15匹ほども産む個体もいます。その15匹のうち半数である7匹が雌だと仮定すれば、3世代目には105匹ものハツカネズミが生まれることになりますね。
      ハツカネズミの名前の由来は妊娠期間から

ハツカネズミが家屋に与える害

ハツカネズミが私たちの家屋に与える害としては、その何でも食べてしまう性質から、様々な面で生活に支障をきたしてしまいます。

ハツカネズミの害として、下記のようなことが挙げられます。

・建物自体の支柱である木などをかじってしまい、建物を傷めてしまう
柱をかじられると家の耐久度が落ちてしまうのは言うまでもありません。

・かじられた電気ケーブルがショートを起こし、火事へと発展してしまう
(近年の消防庁の調べでは、東京都内だけでも1年に10件以上起こっているそうです)

・病原体を媒体してし、人間にも感染する
ハツカネズミが媒介する有名な感染症では、サルモネラ菌や、E型肝炎ウイルス、鼠咬症などがあります。

このように生活を脅かすハツカネズミの対処法については、過去記事の「ハツカネズミを駆除するには?まずはその生態と侵入経路を知ろう!」でご紹介していますのでぜひ参考にしてください。

ハツカネズミは飼育することもできる

しかしハツカネズミにはこうした害はあるものの、見た目は本当に愛らしく、丸々として可愛い生き物です。

そんなハツカネズミをペットとして飼っている人も少なくありません。もちろん野生のハツカネズミを捕まえて飼育するのではなく、飼育用のハツカネズミはペットショップなどで販売されています。ペットショップには実験用に育てられた白色のハツカネズミが多いですが、茶色の個体や灰色の個体も販売されています。

またペットとしては人馴れするうえに懐いてくれ、学習能力が高く頭もよい生き物ですので、飼い易いペットといえます。寿命が1,2年と、気軽に育てられるというのも魅力の一つと言えるかもしれません。

そんな愛玩動物としてだけではなく、実験動物として育成されて大いに活躍しています。なぜ実験にネズミが定番なのかというと、哺乳類であること、体が小さいため小さいスペースで飼う事ができ低コストであること、驚異の繁殖力の持ち主であることが挙げられます。
      ハツカネズミは飼育することもできる

まとめ

いかがだったでしょうか?
ハツカネズミには害獣としてだけでなく、ペットや実験動物というさまざまな人間とのかかわりがあります。そもそも「害獣/益獣」という言葉も「人間の生活にとって害があるのか?益があるのか?」の違いでしかありません。

とは言え生活圏が重なってしまい、ハツカネズミからの害のほうが大きいのであれば適切に対処をとる必要があります。先述のとおり、ハツカネズミの繁殖能力の高さはあっという間に大繁殖を起こしてしまいます。

そうして繁殖したネズミの駆除はなかなか一筋縄でいくものではありません。駆除でも予防でも早期にプロに一度相談しておくのが得策と言えそうです。

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