「夜中耳を澄ますと天井から足音が……。確認したらネズミだった!?」なんていうことはありませんか?
ネズミは警戒心が強く繁殖力も高いために気が付いたら天井裏で大量のネズミが出現していることもあります。
ここではそんなネズミに対しての被害やネズミを追い出すための方法について紹介していきます。
ネズミ被害にあって困っている方は、当記事をぜひ参考にしてください。
目次
ネズミの被害にはどんな影響があるのか
建物に傷を付けたり、食品の入っている袋に穴を開けるだけがネズミによる被害ではありません。中には、人間に害をもたらす衛生的な被害があります。
ここではネズミの糞尿やネズミに寄生するダニやノミに関して、どんな影響を及ぼすのか紹介していきます。ネズミを追い出すための知識として役立ててください。
衛生的な被害
ネズミがもたらす衛生的な被害としては以下のものがあります。
・鼠咬症(そこうしょう)
鼠咬症はネズミに噛まれる時に感染する病気です。
症状としては、噛まれて5日~14日ほどの潜伏期間を経て、悪寒を伴った発熱が発生して関節痛や発疹が全身に現れます。
ネズミの排せつ物
ネズミの排せつ物が原因で起こる感染症も存在します。
それは以下の二つです。
・レプトスピラ症
ネズミの糞尿から出される菌が原因で感染します。
症状としては、感染後の1週間~2週間の潜伏期間後に「発熱」「悪寒」「倦怠感」「筋肉痛」「頭痛」「腰痛」などの症状が現れます。
重度になると、「黄疸」「肝機能障害」「出血」などが起こります。
・サルモネラ症
ネズミの糞尿の中にいるサルモネラ菌というバクテリアが原因で起きる感染症です。
症状としては、「腹痛」「下痢」「嘔吐」などの急性胃腸炎が起こり発熱します。
レプトスピラ症とサルモネラ症の症状は微妙に異なりますが、感染源は同じです。
ネズミに寄生するダニやノミ
ネズミに寄生するダニやノミが原因で起きる被害について紹介します。
それは以下のものがあります。
・ツツガムシ病
ネズミに寄生するダニの一種であるツツガムシが引き起こす病気です。
刺されてから約1週間~2週間の潜伏期間を通して、「高熱」「全身に赤い発疹」などが現れます。
また、「倦怠感」「頭痛」「リンパ筋の腫れ」がありますが、1週間もすれば発疹は消えます。
・ペスト
ペスト菌のあるネズミの血を吸ったノミが人を刺すことによって感染する流行病です。
現在、日本は他国に比べると衛生状態がよいほうなので、ペストのような深刻なネズミの病原菌はありません。
悪臭
「ネズミ」や「ネズミのフン」、また「ネズミの死骸」から漂う悪臭は、深刻な影響を及ぼします。
食卓にネズミの悪臭が漂うと食事を食べる気が失せますし、寝室に悪臭が漂えば睡眠が奪われてしまうかもしれません。
そのためネズミの悪臭に関しては早めの対策を練る必要があります。
家財の損傷
ネズミがもたらす被害の中には、衛生面以外にもあります。それが家財の損傷です。
家財損傷の中には、軽度なものから深刻なものまであります。
軽度な被害としては、「食品が持っていかれる」「石けんやプラスチック容器がかじられる」といったものです。
深刻な被害としては、「通信ケーブル」や「ガスホース」などをかじって、停電や通信網のストップ、最悪の場合だと火災が生じることさえあります。
精神的な被害
ネズミに直接的な被害を受けていなくても、その姿や糞を見るだけで精神的な苦痛を感じる人もいます。
特に高齢者にストレスを与え、結果的に高齢者の生活全般に悪影響を与えていることがあります。
身体的機能が衰えて、自分で十分な対策を取れない高齢者にとっては特に不安を感じるようです。
他の動物を呼ぶ
ネズミの被害の中には、他の虫や動物を呼ぶという二次被害をもたらすことがあります。
ネズミを放置しておくと、そのネズミをエサとする「蛇」や「イタチ」などが家に侵入してくる恐れもあります。
また、ネズミの糞にも同様なことが言えます。ネズミの糞をそのままにしているとゴキブリや他の寄生虫を呼び寄せてしまう恐れもあります。
ネズミを傷つけずに追い出す方法は
ネズミを傷つけずに追い出す方法には、天井裏やその他のネズミが潜んでいる場所に24時間電気をつけて明るくするという方法や超音波などネズミが嫌いな音を出して追い出すといった方法などがあります。
しかし、これらの方法で確実にネズミを追い出せるという保証はありませんので、注意してください。
ネズミを追い出すための手順
ネズミを追い出すためには、ネズミ専門に作られた忌避剤を利用するのが効果的です。
ここではそんな忌避剤を使用する場合としない場合についての紹介をしていきます。
忌避剤を使用しない場合
忌避剤を使用せずにネズミを追い出す方法としては、「粘着シート」や「ネズミ捕り用のカゴ」、「圧殺式捕鼠器」などが用いられます。
中でも、粘着シートのネズミ捕りは作業が簡単で、捕獲したネズミも衛生的に回収・処理することが可能です。
忌避剤を使用する場合
忌避剤を使用する場合は、ネズミが嫌がる香料を配合した「忌避スプレー」や「忌避剤」でネズミが生息しにくい環境を作ります。
ネズミを追い出すための忌避剤の種類
ネズミを追い出すための忌避剤にもいろいろと種類があります。
種類としては以下の三つのタイプにわかれます。
・スプレータイプ
直接スプレーするタイプです。ネズミに直接スプレーして追い払ったり、通り道にあらかじめスプレーして遠ざける効果もあります。即効性は高いですが、持続性は長くありません。
・燻煙タイプ
薬剤の煙や蒸気を撒くタイプです。広範囲に行き渡りますので、隙間や天井裏などに隠れたネズミにも効果があります。
・設置タイプ
ネズミの通り道にあらかじめ設置するタイプです。他の二つに比べて持続性が高いですが、設置場所によっては効果が得られません。
薬剤を使用しないネズミ忌避グッズも
ネズミ避けのグッズとしては忌避剤を使うのがお手軽ですが、小さなお子様やペットのいるご家庭では、薬剤を使うのが不安ということもあるかもしれません。薬剤に抵抗感のある方向けに、薬剤を使わないネズミ忌避グッズをご紹介しておきます。
ネズミ退治ロボット「ラットアタック」は、音や光によってネズミを威嚇することで忌避効果を狙う装置です。搭載されたセンサーがネズミを検知すると、金属板を何度も叩く音とLEDの光をネズミへ向けて放ち、ネズミに強烈なストレスを与えます。
ネズミは知能の高い動物であり、外敵のうろつく場所を避ける習性をもっています。ラットアタックがネズミにとっての「外敵」となることで、ネズミの方からお住まいを出ていくように仕向けられるという仕組みです。
薬剤を使わないのでお子様やペットにも安心で、電池交換だけで半永久的に使えるためランニングコストも安く抑えられます。何より、ネズミを殺すのではなく追い出す装置なので、死骸の後始末を考えなくてもよいという点も大きな魅力ではないでしょうか。
ネズミを追い出したあとに戻ってこさせないためには
また戻ってこないようにネズミを追い出すためには、ネ ズミが住みにくい環境を作ることが大切になってきます。
・食料となるものを置かない
ゴミはしっかりと管理するのが大事です。食べ物はネズミがかじることのできないような「容器」に入れるのがおすすめです。
・住む場所を与えない
ネズミは「ダンボール」「新聞」などを自分の住処の一部にします。そのため片付けや整理はきちんとしておくのが大切です。
・侵入経路を塞ぐ
ネズミがどこから侵入してくるのか、その侵入口を把握する必要があります。
侵入口の見つけ方としては、ネズミは壁の近くに「ラットサイン」を残すためにそれをたどって侵入口を見つけます。
ネズミが侵入しやすい場所としては、「柱」「壁」「天井の隙間」「換気扇」「通気口」などが挙げられます。
また過去の「生活110番」の「ネズミなんて見たくない!ネズミを寄せ付けない方法から始まる対策」の記事も参考にしてください。
まとめ
ネズミが人間にもたらす被害は多くあります。そのことから改めてネズミが人間にとって害を与える存在であるということが理解できます。
そのためネズミを追い出す対策を立てる必要があります。しかし効果が薄い場合はプロの業者に依頼をするのがおすすめです。
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