小さな体と愛らしい顔つきから、ねずみの仲間はペットとして人気があります。実際にハムスターなどを飼ったことがあり、ねずみに悪いイメージをもてない、という方もいるかもしれません。
しかし、家に住み着く野生のねずみは、病原菌を持っていたり家電をかじってしまったりと、とても危険な存在です。ねずみ捕りグッズなどを使い、一刻も早く駆除しなければなりません。
ねずみ捕りグッズには、ねずみ捕りシートをはじめとするさまざまなタイプのものがあります。このコラムで詳しく紹介するので、ぜひねずみ捕りの参考にしてください。
目次
ねずみ捕りシートの種類とオススメ3選!
ひとくちにねずみ捕りシートと言っても、いろいろな種類があるのです。また、市販されているものにはいろいろなものがあります。そこでまず、その種類とおすすめのねずみ捕りシートを3つご紹介します。
ねずみ捕りシートの種類について
ねずみ捕りシートにも、いろいろな効果があるものがあります。それらのうち、おもなものを種類分けすると、以下のようになります。
・防水性のもの
・折りたたむことができるもの
・筒状になっているもの
・ねずみをおびき寄せるにおいがついているもの
これらの特徴を知ったうえで、商品を選ぶようにしましょう。たとえば、においが気になる場所では無臭のものを選ぶ、水回りで使用するなら防水性のものを選ぶなどです。
また、大きさもいろいろなものがあります。ねずみを捕まえるために広範囲に敷いておくことが基本なので、なるべく大きいものを選びましょう。しかし、置く場所によっては大きいものだと敷けないこともあります。その場合は、場所に合ったサイズのものを選びましょう。
オススメのねずみ捕りシート3選
いろいろなものがあるネズミ捕りシートの中から、おすすめのものを3つご紹介します。購入する際は、ぜひ参考にしてください。
・シンセイ 強力ねずみ捕り
ピーナッツのにおいがついたネズミ捕りシートです。ねずみはピーナッツのようなにおいが好きなので、自分から寄ってきてくれる可能性が高いでしょう。さらに、表面に大きめの凹凸がついているため引っかかりやすくなっています。
10枚で1,000円未満という破格のコスパが特徴の商品です。防水性なので台所などの水回りでも大きな効果を発揮します。さらに表面の粘着部分が波模様になっているため、ねずみがかかった後も逃げにくい作りです。
業務用というだけあり、耐水性にも粘着性にも優れた商品です。住宅の水回りだけでなく、飲食店や倉庫の中でも活躍します。毒性のない物質で粘着剤を作っているので、人体にも安心です。
使う前に知っておこう!ねずみ捕りシートの効果的な使い方
ねずみ捕りシートを購入しても、しっかり考えて使用しなければ効果を得られません。そのならないように、以下のようなポイントを押さえて使用するようにしましょう。
まずは侵入口を塞ごう
ねずみ捕りシートを敷いて駆除ができたとしても、また侵入されてしまっては意味がありません。そうなってしまわないためには、あらかじめ侵入口となっている場所を塞いでおく必要があります。まずは侵入口となりそうな場所を見つけて、金網やパテで塞ぎましょう。
ラットサインを見つける
「ラットサイン」とは、ネズミがそこを通り道にしているというサインです。具体的には「フン・足あと・毛」などが落ちているといったことになります。また、ねずみは基本的に汚れているため、通り道が真っ黒になっている場合も多いです。この汚れもラットサインとなります。
ラットサインを見つけ、その付近にネズミ捕りシートを設置すれば、ねずみを捕まえられる確率が上がるでしょう。
ねずみ捕りシートは敷き詰め、周りには新聞紙を敷く
また、選び方でも少し触れたように、ラットサインの周りにねずみ捕りシートを敷き詰めて使うとよいです。そうすることで、単純にねずみを捕まえられるが広がり、より捕獲できる可能性が高くなります。
また、ねずみの足に汚れなどがついていると、それらによってシートの粘着性が落ちてしまうことがあります。そのため、ねずみ捕りシートのまわりには新聞紙を敷きましょう。そうすることで、シートにねずみがやってくるまでに足の汚れを取ることができます。
ねずみの警戒心を弱める方法
ただネズミ捕りシートを置いておくだけでいい、というわけではありません。ねずみはとても賢く、臆病な動物です。さらに、警戒心が強いため、いきなり通り道に罠を設置しても、なかなか捕まらないのです。
ねずみの警戒心を解くためには、まず粘着部分を開かず、効果がない状態でねずみ捕りシートを設置してみましょう。しばらくそのままにし、ねずみがねずみ捕りシートのある光景に慣れて「これは無害だ」と思い始めたころに粘着部分を露出させるのです。
また、配置に悩んでも、何度もシートの位置を変えるというのはあまりしないようにしましょう。ねずみの警戒心に引っかかる要因になってしまいます。
ねずみ捕りシートで捕獲したら早めに処理をしよう
ねずみ捕りシートを使用する際、必ず必要になってくるのが捕まえたねずみの処理です。処理は早くしないとねずみの死骸が腐食し、悪臭が発生したり、ダニ・ノミがわいてきたりしてしまいますので、すぐに処理してください。
ねずみは病原菌やダニ・ノミを媒介します。必ず手袋とマスクをして、ねずみやフンに直接触らないように気を付けて作業をしましょう。作業の手順は以下のとおりです。
手順1:ねずみのまわりにダニ・ノミが潜んでいる可能性が高いので、死骸とその周りに殺虫剤をかける。
手順2:ねずみの死骸をシートごと新聞紙で隙間なくくるみ、燃えるゴミとして捨てる
(自治体によって変わることがありますので、事前に確認してください。)
手順3:フンがあったらティッシュで取り、水拭きする
手順4:ねずみの死骸やフンがあった場所をアルコールスプレーなどで消毒する
捕まえたねずみが生きていたら
もし、捕まえたねずみが生きていた場合、ねずみを殺処分することになります。生きているなら逃がしてあげたいと思うかもしれませんが、ねずみ捕りシートにかかったねずみはすでにケガを負ったりして消耗してしまっていることが多いです。そのような状態でねずみを逃がしてもそのうち死んでしまうため、なるべく苦しめないためにも自分で殺処分しましょう。
ねずみを殺処分する方法は、バケツなどに水を溜めて溺死させるのが一般的です。ねずみ駆除シートごとねずみを沈めて動かなくなったら引き上げましょう。
シート以外のねずみ捕りグッズも
ねずみ捕りシート以外にも、捕獲するグッズがあるのです。ここでは、そのねずみを捕獲するグッズ2種類の特徴をご紹介します。ねずみ捕りシートと比較して使いやすい方を選びましょう。
・捕獲カゴ
カゴの中にねずみを閉じ込めて、捕まえるタイプのねずみ捕りグッズです。エサでねずみをおびき寄せるタイプ、一度入ったら内側からは絶対に開けられないタイプなどが主流ですが、最近ではカゴの中で電気が流れるものなどもあります。
大きめのものが多いため場所をとる、生け捕りなので後処理を考える必要がある、という面があるので、使用前にそれらについて計画を立てておくとよいでしょう。
・毒エサ
毒を含ませたエサを置き、ねずみが食べるのを待ちます。そして、食べたねずみを駆除することができるというものです。昔から毒エサは使われてきたのですが、改良が続けられてきたため、今ではかなりねずみが毒エサに食いつきやすいものになっています。
ただし、クマネズミの中には毒エサが効きにくい、「スーパーラット」というものがいます。クマネズミが毒エサのある環境で繁殖をしていく中で、毒に耐性のついた個体が生まれることがあるのです。
また、誤ってお子様やペットが毒エサを食べてしまい、健康被害を起こしたり命を落としたりする事故が過去に起こっています。取り扱いには十分に注意してください。
後処理が苦手な方は忌避剤や超音波がオススメ
上述したとおり、ねずみ捕りシートは捕獲後の処理が必要です。「ねずみを捕まえた後の処理をしたくない」という方は、忌避剤でネズミそのものが来ないような工夫をするのがおすすめです。おもなネズミ忌避グッズの種類をご紹介します。
・くん煙剤
煙を使ってネズミを追い出すタイプで、床下や天井など、ネズミ捕りシートやカゴを設置するのが難しい場所まで効果があるのが特徴です。
もともとネズミは、煙を嫌う性質があります。さらにネズミ用のくん煙剤は、トウガラシやハーブなどといったネズミが嫌う成分を含ませることで、ねずみを追い出します。
・超音波
人間には聞こえず、ネズミが嫌がる音を使って追い出す方法です。超音波を発生させるグッズは少々費用がかかりますが、消耗品ではないので長期間効果がのぞめます。
また、ネズミ以外の害獣も追い出すことができるため、コスパは悪くないでしょう。超音波タイプの忌避グッズは、設置したらあとは放置しておけばいいのでとても簡単です。
・設置タイプやスプレータイプの忌避剤
ハーブやハッカなどの、ネズミが嫌うにおいを発生させることでネズミを追い払うグッズです。ネズミを家によせつけない、予防目的でも効果があります。
スプレータイプはねずみの通り道などに吹きかけるだけで使用できますが、においがあるものも多いため、においが気にならないところで使用するといいでしょう。設置タイプは効果が長持ちしますが風通しのいい場所には弱いため、天井裏や床下などといった閉鎖された空間に置くのがおすすめです。
これらのグッズも効果的に使用するには設置場所に気をつけたり、侵入口を塞ぐ必要があります。それらのことを把握したうえで効果的に使用しましょう。
まとめ
ネズミ捕りグッズには、ネズミ捕りシートやカゴ、毒エサなどがあり、どれもそれぞれの形で効果を発揮します。また、ネズミをよせつけない目的の忌避グッズも存在するので、捕獲したネズミの後処理をしたくない方はそちらを使ってもいいでしょう。
強力な性能を持ったグッズばかりなので、くれぐれも小さなお子様やペットに注意し、安全に使用することを心がけてください。自分で設置するのが不安な方や、なかなかうまくいかない場合は、ネズミ駆除の業者に依頼しましょう。
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