コウモリ駆除は市役所に依頼できる？家に住み着いたときの正しい対処法

コウモリは、日常的に見かけることはあまりない動物ですよね。しかしコウモリは、人間の住んでいる家屋に住み着いてしまうことがあります。

小さな体を利用して天井や屋根裏などの狭いところに入りこみ。巣を作っていることがあるのです。

しかしコウモリを駆除するにはいくつかの注意点があります。今回は、家にコウモリが住み着いてしまった場合の対処法をご紹介します。

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コウモリ被害と駆除の注意点

コウモリは多くの種類が存在していますが、日本に多く生息していて私たちに被害をもたらすのは「アブラコウモリ」という種類のコウモリです。イエコウモリとも呼ばれ、暖かい家の屋根裏などに住み着くことが多いです。
コウモリは群れをつくって生活しているので、多い時には100匹以上のコウモリが屋根裏から飛び出してくることもあります。

また、コウモリは鳥獣保護法という法律で守られており、勝手に捕獲したり殺処分することができないため、自分で駆除をする際には注意が必要です。

糞尿

コウモリの糞尿は汚れた川や池、ドブのような腐敗臭がするといわれています。またコウモリのフンにはカビ菌やノミ、ダニなどが生息していて感染症などを引き起こすおそれがあります。
また、多くのコウモリが住み着いている場合は糞尿が天井から染み出してくることもあります。その糞尿がさらにコウモリや別の害虫などを呼び寄せてしまうこともあるので、早急に対策が必要です。

騒音

コウモリは「キーキー」と高い声で鳴きます。また天井裏でガサガサ、バタバタと動き回る音がしたら不快に感じるのではないでしょうか。
大きな音がするわけではありませんが、常に何か分からない音がしていることもあります。また大量のコウモリが集まって音を立てれば眠れないほどの騒音になることもあります。

コウモリの駆除方法①自分で駆除

先ほど紹介したとおり、コウモリは法律によって殺処分したり捕獲したりすることができません。そのため、自分で駆除する前にコウモリを寄せ付けないようにすることが大切です。

駆除スプレー

コウモリは、ハッカの臭いを嫌います。ハッカの臭いがするコウモリ駆除専用のスプレーを、屋根裏などコウモリが住み着いている場所へ吹き付けておきます。一度スプレーをしておくだけではハッカの臭いが消えたあとにコウモリが戻ってきてしまう場合があるので、定期的にスプレーしておくことが必要です。

磁石

コウモリは、視力が非常に弱い代わりに超音波を使って周りの状況を把握しています。そのため、コウモリが探知している超音波を狂わせることでコウモリはその場所を嫌うのです。100円ショップなどで販売されている強力磁石などを置いておけば、コウモリが磁石の置いている場所に近づかなくなります。磁力の効く範囲は狭いので、スプレーや忌避剤などと一緒に使うのが効果的です。

蚊取り線香

蚊取り線香の煙もコウモリは嫌うので、煙によってコウモリを追い出すことができます。蚊取り線香でコウモリの駆除をおこなう場合もスプレーと同じように、定期的に蚊取り線香を焚いておく必要があります。

侵入口を塞いでおく

家に侵入してきたコウモリを追い出すことができたら侵入口を塞ぎましょう。コウモリは一度追い出してもまたすぐに戻ってきてしまうことが多いです。

糸で作られているネットを使うのもいいですが、強度を考えると金網を使うことをおすすめします。金網は、ホームセンターなどで簡単に購入することができるので、自宅のコウモリの侵入口にあったものを選びましょう。

コウモリの駆除方法②市役所に依頼

自分で駆除するのが難しい場合は市役所に相談するのもひとつの方法です。地域によっては、依頼すればコウモリ駆除を行ってくれる場合があります。
被害の大きさや状況、市の決まりによって変わってくるのでホームページで調べるなどしてから依頼しましょう。

コウモリの駆除方法③業者に依頼

市役所で対処してもらうことができなければ、専門の業者に依頼しましょう。
専門の業者に依頼しておけば、コウモリをしっかり追い出して侵入経路を見つけてコウモリが二度と入ってこられないように対策をしてくれます。

業者は糞や尿の掃除、消毒までおこなってくれるのでコウモリがいなくなったあとの処理の心配がありません。

業者にコウモリ駆除を頼む際の相場は以下の通りです。
　

　
ほとんどの場合が2.3か所程度対策することが多いです。場所が広ければ、30,000円程度になることもあります。

被害の状況や自宅の状態などに寄って値段は大きく変わる場合があるので、まずは業者に見積りを依頼してみるのもおすすめです。

まとめ

コウモリは、糞尿の被害や騒音被害などさまざまな被害をもたらします。しかし鳥獣保護法によって守られているため、勝手に捕獲したり殺処分をしたりすることはできません。

自分でコウモリを追い出す方法もありますが、コウモリはしばらくしたら戻ってきてしまう可能性が高いので完全にコウモリを追い出すのは難しい。

市役所に駆除を依頼できる場合もありますが、自治体や被害の状況によっては駆除の依頼ができない場合もあります。

そのため、コウモリの被害が大きくなる前に、専門の業者に相談してみましょう。