夕方になり外が暗くなってくると、よく黒い物体が飛び交うのを見かけます。あの飛んでいる黒い物体、皆さんはなにかわかりますか?「鳥かな?」と考えた方もいらっしゃると思います。
実はあの黒い物体は、コウモリなんです。コウモリは体長が5センチほどの小さな生き物で、普段コウモリはどこで暮らしているのでしょうか?今回はそんなコウモリやコウモリの生息地について詳しくお話しさせていただきます。
目次
日本のコウモリの生息地はどこ
夕方になるとよく見かけるコウモリは、日本ではどのあたりに生息しているのでしょうか?
コウモリは基本的に気温の影響を受けない生き物です。寒さにも強い生き物で、コウモリの生息地は市街地を中心に日本全国で幅広く分布しています。
そんなコウモリですが、日本に存在するコウモリは30種類ほどですといわれています。その中でも民家に住み着いて活動をするコウモリはただ1種類といわれており、それが「アブラコウモリ」と呼ばれているコウモリです。
アブラコウモリは別名「イエコウモリ」とも呼ばれています。体長は4.5cm程度で体重はわずか10gほどと軽く、全体的に黒か暗い灰色をしています。餌でもある虫がいなくなる冬には冬眠して、夏になると子どもを産むといわれています。
では、このアブラコウモリはなぜ民家に住み着いてしまうのでしょうか。アブラコウモリにとって、私たち人間が暮らす家が安全で、快適だからといわれています。次の章で詳しく解説していきます。
コウモリが住みつきやすい場所は?どうして住宅にコウモリが出るの
「コウモリは洞窟などの暗い所に住み着いている」といったイメージを持っていらっしゃる方がいると思います。たしかに冒険映画とか見ていると洞窟でコウモリがたくさん飛んでくるシーンがありますね。
コウモリは夜行性のため、日中は明かりの入らないような場所で寝ていることがほとんどです。コウモリの生息地は洞窟だというイメージもあながち間違いではありません。
ところが、洞窟などで暮らすよりも快適で安全だとわかると、普通の家にコウモリが住み着いてしまう恐れがあります。特に、雨戸の戸袋や薄暗い屋根裏などを好む傾向があるようです。
コウモリは小さな生き物ですので、わずかな隙間から侵入して、人間の家に入り込んできます。こうしてコウモリが家に住み着いてしまうと、いったいどうなってしまうのでしょうか。
家にコウモリが住み着いてしまうと、コウモリの糞による被害が出てしまいます。これは糞の異臭被害だけでなく、ダニなどの発生原因にもなってしまうのです。
自宅にコウモリが住みついても駆除はできません
自宅にコウモリが住み着いてしまい、糞の被害に悩まされるとコウモリの駆除を考える方もいらっしゃると思います。ですが、コウモリを見つけても捕まえたり駆除したりなどの命を脅かす行為をしてはいけません。
なぜ自分たちで捕まえたり駆除をすることができないのでしょうか。その理由は大きくわけてふたつあります。
ひとつめはコウモリが病原菌を持っているからです。海外ではコウモリによる病気感染が数多く報告されています。一時期話題になった「SARS(重症急性呼吸器症候群)」の感染経路もコウモリだったといわれています。そうしたウイルスの感染を防ぐために、コウモリを捕獲、駆除できない理由になっています。
ふたつめの理由はコウモリが「鳥獣保護法」で守られているためです。この「鳥獣保護法」とは鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化により定められているので、コウモリを飼育したり、捕獲したりコウモリを殺してしまうことが禁止されています。
もし鳥獣保護法の法規を破ってしまった場合、1年以下の懲役もしくは百万円以下の罰金を支払わなければいけなくなります。(鳥獣保護法83条1号より)
そのためたとえコウモリが生息しているのが自分の家だったとしても、ご自身で捕獲したり、コウモリを殺たりしてはいけません。
コウモリを寄せ付けないための予防も
コウモリを殺してはいけないといっても「自宅にコウモリが生息してしまったら困る」という方もいらっしゃいます。コウモリを寄せ付けないように、予防する方法を取りましょう。
家の隙間を塞ぐ
コウモリが家に侵入するときは、わずかな隙間を見つけて入り込みます。そのため侵入経路である隙間を、ガムテープで塞ぎましょう。こうすることで、コウモリが家に侵入するのを防ぐことができます。
防虫対策をする
コウモリは蚊などの小さな虫を捕まえて食べる習性があります。そのため餌である虫が家に寄り付かないように、防虫対策を取るのも良いですね。水のたまった容器がある場合は、蚊やボウフラが繁殖する可能性があるので捨てましょう。
またごみ箱には必ずふたをして虫が寄ってくるのを防ぎましょう。こうすることで、餌がないと判断したコウモリが寄り付かなくなる可能性があります。
コウモリが住み着いたら忌避剤で追い払う
もしも家に既にコウモリが住み着いていた場合は、忌避剤のスプレーなどで追い払ってから侵入経路を防ぎましょう。コウモリを追い出さずに隙間を塞いでしまうと、コウモリが暴れまわってしまうので、必ずコウモリを追い払ってから家の隙間を塞ぎましょう。
まとめ
いかがでしたか?コウモリが生息する環境は、私たちが安心して暮らせる安全な家も含まれるというお話でした。糞の被害にあっても、むやみにコウモリは駆除しないようにしましょう。コウモリも鳥獣保護法の対象ですので、場合によっては処罰の対象となります。
コウモリが自宅にやってこないように、今回ご紹介したコウモリ対策をきちんとしていきたいですね。もしもコウモリを自分たちで追い払うことができない場合は、コウモリ駆除のプロに相談しましょう。
コウモリ駆除を依頼できる業者や料金
\ 完全無料 /
厳選した全国のコウモリ駆除業者を探せます!
×
関連記事カテゴリ一覧
コウモリ駆除の記事アクセスランキング
コウモリ駆除の最新記事
カテゴリ別記事⼀覧
- お庭の手入れ
- 害虫駆除
- 害獣駆除
- 電気工事
- 鍵開け・交換・修理
- 窓ガラス修理・ドアノブ修理
- 家の修理
- バッテリー上がり
- ハウスクリーニング
- ペット火葬・葬儀
- 家電修理
- パソコン修理・ネット回線
- 家具・雑貨の修理
- 外壁・屋根工事
- リフォーム
- 防犯カメラ設置
- 盗聴器・その他調査診断
- 便利屋・代行サービス
- 引越し・配送サービス
- オフィス・店舗向けサービス
- その他