コウモリといえば、どんなイメージを抱くでしょうか?動物や人を襲って血を吸い取る恐ろしい動物だと思っている方も多いかもしれません。しかし、コウモリのイメージは往々にして、正しくない場合もあるようです。
今回のコラムではそういったイメージを払拭し、正しいコウモリの知識を得て、正しい駆除と予防ができるよう、コウモリによる被害の種類、コウモリが侵入するルート、コウモリを撃退した後やるべきことなど、様々なことをご紹介します。
目次
一般的なコウモリのイメージ
コウモリというと吸血鬼のイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。西洋人から見るとそのように見えるようで、夜行性の動物ということから悪魔的な印象も強いようです。悪魔の翼がコウモリのものに似ていることからもそれが伺えます。
日本でも、八方美人や卑怯者の代名詞としてコウモリが使われることが多いように思います。
現実のコウモリ
しかし、これらのイメージと現実は違います。
血を吸うコウモリというのはそもそもコウモリの仲間の中でも珍しい種類で、チスイコウモリなど、主に南米に住んでいる種類のみで、ほとんどのコウモリは虫や果物を食べたりしています。
日本のコウモリは、吸血することはありませんが、家に住み着く害獣という実像があります。
家の中に住み着くコウモリ
日本にはキクガシラコウモリ、クビワコウモリなどのコウモリが33種類もいます。その中でも私たちがよく目にするのはアブラコウモリという種類です。
アブラコウモリについて
アブラコウモリは世にも珍しい、人間の住んでいる家にも住み着くコウモリで、成獣になっても人の指の大きさほどしかありません。その小柄な体格を利用して、ちょっとした隙間があれば家の中に入ってきてしまいます。屋根裏や天井裏、シャッターや雨戸の収納ボックス、あるいは昼でも薄暗いベランダや倉庫の中など、様々な場所に住み着きます。
日本では、家の中に住み着き私たちに様々な被害を与えるコウモリは、このアブラコウモリである場合がほとんどです。
コウモリが私たちに与える被害
基本的に日本に住んでいるコウモリは、私たち人間を襲うことはありません。昆虫などを餌とするので、人間が近づいたら、コウモリの方から逃げていくでしょう。しかし、コウモリは私たちに様々な被害を与えるのです。
では、コウモリが家の中に住み着くことで、私たちにどのような影響を与えるのでしょうか?
フンが被害を与えます
コウモリの被害で最も多いのはフンによる被害です。
もっぱらコウモリの駆除についても、このフンによる被害の相談が多くなっています。コウモリは住処や休憩所として利用する家にフンをしていくのです。悪臭による被害は無論のこと、フンの中に含まれる各種の細菌類によって感染症になるかもしれません。
また、フンを餌とするハエやゴキブリといった害虫を寄せ付けるため、害虫による二次被害も懸念されます。
数が100匹近く増える場合も
単独で生活するオスのコウモリと違いメスのコウモリはいくつかの家族が集って1つのグループとなります。時には100匹近い集団になることもあるので、メスのコウモリが家に住み着いた場合、より被害は深刻になると予想されます。
鳴き声や羽音もご注意を
コウモリの被害はフン以外にも、鳴き声や羽音が問題となってきます。夜行性のコウモリは静かな夜に行動するので活動音はより大きく聞こえるようです。
コウモリが家に住み着いたときの対処法
まずはコウモリがどこから家の中に侵入しているのかを調べます。外壁に開いた穴であったり、エアコンのパイプが通っている穴の隙間であったり、そういった僅かな隙間も侵入経路となってしまいます。コウモリは出入り口の近くにある壁の引っかき傷や、コウモリのフンを目印として探します。
コウモリを追い出す方法はたくさんありますが、その中でも比較的簡単に行える方法を紹介します。
まずは調査をしてみましょう。
コウモリ駆除をきちんと行うには、まずはコウモリの住処を探し当てるところから始まります。
コウモリの体はとても小さく、ネズミと同じく家屋内の様々な隙間から入りこむことができます。
屋根裏などのチェック時はコウモリの糞を吸い込まないようにマスクを付け、懐中電灯や軍手など、ある程度の装備は整えましょう。
コウモリの駆除方法について
コウモリは鳥獣保護法によって守られている動物なので、むやみに殺傷することはできません。そこで、駆除方法としては追い出しがメインになります。
方法1:光で照らす
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もしコウモリの出入り口を見つけたら、そこから中を徹底的にライトで照らしてあげましょう。コウモリが羽を休める薄暗い環境を壊すことによってコウモリは出ていかざるを得ない状況になるのです。
方法2:忌避剤を使う
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コウモリ駆除のポピュラーな方法として、忌避剤の使用も一般的に行われています。近年はコウモリの被害拡大に伴い、様々な忌避剤が販売されています。ハッカ油やニンニクエキスなどを利用した刺激臭を発するスプレーでコウモリを刺激し、外へ追い出すことができる場合があります。
燻煙式殺虫剤(ネズミ用のものを使用)や蚊取り線香の煙も嫌がるので、上記の忌避剤の代用品としてもご利用いただけます。
方法3:磁石を使う
詳しい原理は分かっていませんが、強力な磁石を設置すると、コウモリが嫌がって近づかなくなるともいわれています。
方法4:超音波発生機を設置する
コウモリは超音波を使って周囲の状況や獲物の位置を察知しています。これを逆手に取って、コウモリのいる場所に超音波発生機を設置するのもコウモリ対策の1つとして行われています。
コウモリを追い出した後にやるべきこと
全てのコウモリを追い出したからといって油断してはいけません。コウモリが侵入した隙間をしっかり塞ぐ必要があります。追い出したコウモリが戻ってきたり、新しいコウモリがそこを再び侵入口にしたりするのを防ぐためです。シーリング材で隙間を埋めたり、金網を設置したりする方法が一般的ですが、場合によっては外壁材の交換が必要になることもあります。
また、コウモリは穴が小さくても簡単に侵入するので、穴を塞ぐときは、かなり念入りに塞ぐ必要があります。
業者に頼ることも手段の1つです
自分ではどうやって良いのか分からないという方は、業者に依頼をしてコウモリ駆除をやってもらいましょう。コウモリ駆除は高所や狭所での作業が多いため、危険も多い作業ですし、コウモリの侵入口を特定するにも、家の構造の基礎知識も必要です。
また、忌避剤や超音波発生機などは、効果が上がりにくい場合もあります。何度も自分でチャレンジすると費用もかかります。
コウモリ駆除業者は現場の状況に合わせた方法でコウモリ対策を行ってくれます。最終的に支払うお金が、自分で対策していた頃より安くなることも多いです。
まとめ
コウモリはちょっとした隙間でも 侵入してきますから、気がついたら数を増やしているということがあります。被害を最小限にするには、早期発見や早期駆除が重要です。
コウモリに侵入されたと分かったときは、当サイト「生活110番」の「コウモリ駆除」から対応可能な業者を探されては いかがでしょうか?
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