家庭で簡単にできるコウモリ駆除!ふん対策と家に寄せ付けない方法

2021.9.14

家庭で簡単にできるコウモリ駆除!ふん対策と家に寄せ付けない方法

みなさんは玄関でコウモリを見かけたことはありませんか?または玄関で何かの動物のフンを見かけたことはないでしょうか?もしかしたら、それはコウモリが玄関に住み着いたサインかもしれません。

コウモリやコウモリのフンは、単に見た目やにおいが気になるだけでなく、寄生虫や病原菌の感染源になる場合もあります。そのため、もしも玄関にコウモリが住み着いているなら、それを放置すると危険な事態にも繋がりかねません。

そこでこの記事では、コウモリの駆除やフンの掃除の方法についてご紹介していきたいと思います。

コウモリのすみかになりやすい家の場所

コウモリが家の中ですみかにしやすい場所は、特に「玄関・ベランダ・屋根裏」の3つだと言われています。これらの共通点として、風雨がしのげることや、ぶらさがれるものがあることが挙げられます。

もし玄関にコウモリが住み着いたらどうなるでしょう?出かけるときコウモリの声や姿に驚いたり、玄関がフンで汚れたりして、不快に感じますよね。更に、気持ちの問題だけでなく、場合によっては病気に繋がる危険性まであります。

そのためこの記事では、特にコウモリが玄関に住み着いた場合を取り上げていきたいと思います。

「玄関だけでなくベランダでもコウモリを見かけた」「どうやら玄関以外に天井裏にも住み着いているみたい」という方は、以下の記事も参照してみてください。

ベランダにコウモリが住み着いたという方はこちら

屋根裏にコウモリが住み着いたという方はこちら

コウモリのフンはこんな形

「玄関で動物のフンを見かけた。もしかして、コウモリが住み着いたのかも……」そんな方のために、フンがコウモリのものであるかどうかを確かめる方法をご紹介したいと思います。

家に住み着くコウモリは、実は一種類しかいません。それはアブラコウモリです。アブラコウモリは家に住み着くという特徴からイエコウモリとも呼ばれています。

アブラコウモリのフンの特徴は、主に「色が茶色」「大きさは5~10ミリほど」「夏に見かける」「パサパサしていて触ると崩れやすい」の4つです。

種類によっては、ネズミも色や大きさの似たフンをします。ただネズミの場合はコウモリと違い、「水分が多くべたついている」「触っても崩れにくい」といった特徴があるので、その点を基準にして見分けましょう。

ただし、実際にコウモリのフンであるかどうか触って確かめる際には、必ずマスクや手袋を着用してから行ってください。これはなぜかというと、コウモリのフンには病原菌やウイルスが含まれている恐れがあるからです。

コウモリのフンで特に問題になるのは、「カビ菌」です。カビ菌を吸い込んでしまうと最悪の場合、肺の中でカビ菌が増え、ヒトプラズマ症という感染症を発症してしまう場合もあるのです。

ヒトプラズマ症の感染を防ぐためにも、コウモリが玄関に住み着いた時には、なるべく早くコウモリの駆除やフンの掃除を行うようにしましょう。

コウモリのすみかになりやすい家の場所

コウモリを玄関から追い出す方法

コウモリが玄関に住み着いた場合、まずは玄関から追い出すことを考えましょう。コウモリは一日に大量のフンをする動物です。これは空を飛ぶために軽い身体を維持する必要があるからです。そのため、フンの掃除をしただけでは、根本的な問題解決にはならず、いたちごっこになってしまうことが考えられます。

玄関のコウモリ駆除におすすめなのは、市販の忌避スプレーです。コウモリが玄関に住み着いた場合、壁の隙間などの狭い空間に住み着いていることが考えられます。忌避スプレーなら、そういった狭い空間にも噴霧することができるのです。

また、忌避スプレーを購入する際は主成分がハッカ油のものを選びましょう。コウモリはハッカ油のにおいを苦手としているため、スプレーをかけておくと玄関から出ていく可能性が高いです。他にも、「蚊取り線香」「獣よけ線香」などを使った駆除の方法もあります。

ただし、コウモリを駆除する際、コウモリを捕まえたり殺したりすることは絶対に避けてください。日本には鳥獣保護管理法という法律があり、コウモリを保護の対象としています。そのため、コウモリを捕まえたり殺したりしてしまうと、罰せられる可能性もあるのです。

コウモリを玄関から追い出す方法

コウモリのフン掃除と注意点

コウモリが玄関に住み着いたら、コウモリの駆除だけでなく、コウモリのフンの掃除が必要です。

しかし、コウモリのフンにはカビ菌などが含まれるため、感染症を発症する危険性があります。ですから、コウモリのフンを掃除する際には、感染を防ぐためにきちんとした装備を整えてから行いましょう。

口から菌が入らないようにするための「マスク」や、手から寄生虫が移らないようにするための「手袋」。ほかにも、「ゴーグル・帽子」も用意しておくと、安全性がさらに高まることでしょう。

こうして装備を整えフンを掃除したあとは、残った菌を退治するためにも消毒もあわせて行いましょう。消毒液は殺菌作用のあるアルコールや次亜塩素酸がおすすめです。ただし、殺菌を行いたい場所が、アルコールや次亜塩素酸が使えない材質でできている場合もありますので必ず消毒前に確認を行ってください。

コウモリを玄関に寄せ付けない方法

ここまで読んでいただいた方には、「住み着いたコウモリを駆除する方法」や「コウモリのフンを掃除する方法」はわかっていただけたと思います。

しかし、そもそもコウモリを玄関に寄せ付けないためにはどうしたらいいのでしょうか?そこで次はコウモリを追い払う代表的な5つの方法についてご説明いたします。

①においでの対策
コウモリの苦手なにおいだとされる、蚊取り線香や害虫スプレーを使用する方法です。こういったにおいはすぐに拡散してしまうので、コウモリが現れるタイミングを上手く狙って使いましょう。

②視覚での対策
鳥よけのように玄関にCDやアルミホイルを設置する方法です。光の反射によって、コウモリがストレスを感じて玄関に近づかなくなる効果が期待できます。ただし、CDやアルミホイルを設置することによって、玄関の見た目が悪くなってしまうのが欠点です。

③超音波での対策
夜行性で目の悪いコウモリは、主ににおいと超音波を頼りにして行動しています。そこで超音波発生装置で超音波を飛ばすことで、コウモリを混乱させる方法です。しかし、超音波がコウモリに上手く当たるように設置しなければ効果が出ないというデメリットもあります。

④忌避剤での対策
コウモリ対策として販売されている忌避剤を使う方法です。上記のスプレータイプ以外にも、錠剤タイプ、ジェルタイプといったものがあります。それぞれ即効性や持続性などに違いがあるので、状況に応じて使い分けることが必要です。

⑤金網での対策
コウモリの入ってくる隙間を、金網やシーリング材を使って塞いでしまうという方法です。根本的な対策としては効果が大きいと考えられますが、設置に手間がかかりますし、また隙間を見落としてしまうこともあります。

このようにどの対策にもメリットとデメリットがあるのです。そのため、「せっかくお金と時間をかけて対策したのに、結局コウモリが住み着いてしまった……」という結果になることもありえます。

そのような事態を避けるためには、プロに連絡して、一度コウモリ対策の方法を相談するという手もあるでしょう。

まとめ

コウモリが玄関に住み着くと、フンによって玄関が汚れ、また悪臭が漂うことになります。また、それだけでなく、フンに含まれるカビ菌を吸い込んでしまい、感染症に感染してしまう危険性まであるのです。

そういった問題を防ぐためには、「市販の忌避スプレーなどを使ってコウモリの駆除を行うこと」「装備をしっかり固めた状態でコウモリのフンを掃除すること」。この2点が必要になってきます。

また、二度とコウモリが玄関に住み着かないように、金網などを使ってコウモリの侵入を防ぐという手段を取ることも大事です。ただし、コウモリは小さな隙間からも侵入してくるので、なかなか上手く侵入を防ぎきるのは難しいかもしれません。そんな時にはコウモリ駆除を行う業者に依頼することをおすすめします。

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