アライグマを蚊取り線香で撃退!生態や被害からいますぐできる対策を知ろう

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可愛いけれど危険な害獣!アライグマの被害を防ぐには徹底的な対策を

アライグマは動物園やテレビなどでみかける動物ではありますが、実はずっと身近な存在です。国内で野生化し、数を増やしたアライグマは、いまや危険のある害獣として扱われています。

本コラムでは、アライグマの特徴や主な被害について、簡単に解説いたします。アライグマから被害を受けないためにも、まずはその生態を知りましょう。

アライグマってどんな動物?

アライグマはもともと日本に住んでいた動物ではなく、アメリカから輸入されるかたちで日本へやってきました。

しかし、飼育された輸入アライグマが脱走し、野生化してからは爆発的な勢いで繁殖し、50年ほどであっという間に日本に根付いてしまいました。
現在、害獣として扱われている野生のアライグマたちは、ほとんどが輸入されてきたアライグマの子孫というわけです。

たったの50年ほどで日本各地に広がったことからもわかるとおり、アライグマには、おそるべき繁殖力があります。中型のほ乳類のなかでは子供を産む数が多く、一年に6匹程度の子供が生まれます。

野生動物は子供を産む数自体は多くても、過酷な環境の中でうまく出産することは難しいとされていますが、アライグマは繁殖に失敗してもすぐに次の繁殖に移れるため、「繁殖確率」が非常に高い動物です。

加えて日本にはアライグマの天敵となるような大型の肉食獣が少ないため、どんどん数を増やしていけるのです。

雑食性なので基本的になんでも食べ、器用な手先で果物や野菜の中身だけをくり抜いて食べることもあります。爆発的な繁殖力を支える旺盛な食欲は、しばしば民家や畑を荒らすアライグマ被害につながることとなります。

アライグマってどんな動物?

アライグマがもたらす被害例

害獣としてのアライグマがもたらす被害は、畑の作物を食べる、家の中に置いておいた食べ物を荒らされるなどの食害が代表的です。魚を好んで食べるため、池で飼っているコイを盗まれてしまったといったアライグマ被害も報告されています。

また、アライグマは愛らしい外見とは裏腹に、性格は凶暴で攻撃的です。鋭い牙に加えてカニや貝もバリバリ砕く力の強いアゴをもち、日本のほ乳類としては体格も大きい部類に入るため、アライグマに襲われたという被害もでています。

偶然出会った人間に噛みついたり引っかいたりしてくるほか、ペットが襲われて食べられてしまったというケースもあります。これは自然界においても大きな問題となっていて、日本に元から住んでいた小動物たちがアライグマによって数を減らされているといわれていいます。

こうした状況から、アライグマは日本の生態系のバランスを崩す「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選定されており、見た目にそぐわない危険な害獣として扱われています。

アライグマがもたらす被害例

アライグマに噛まれると命の危険も

アライグマはさらに病原体を持っていることもあります。アライグマの媒介する病気には狂犬病をはじめとしてさまざまなものがあり、なかには命にかかわるものもあります。そのため、もしもアライグマに噛まれてしまった場合は、早急に病院を受診すべきです。

アライグマ被害には食害や襲われる危険だけでなく、排泄物が原因の「糞害」も挙げられます。アライグマの糞にはヒトにも感染する「アライグマ回虫」という寄生虫の卵が含まれていることがあり、これは糞が乾燥すると目に見えない細かい粒子となって宙を舞います。

空気中を漂う寄生虫の卵をヒトが吸い込むと、体内で孵化したアライグマ回虫に感染してしまうことがあります。アライグマそのものと接しなくても被害を受けるおそれがあるのです。

もしアライグマに遭遇したら

もしも野生のアライグマと遭遇したときは、刺激しないようにゆっくりとその場を離れましょう。体格差があるためアライグマが積極的に人間に襲い掛かってくることはほとんどありませんが、可愛い見た目から近づいて触ろうとして、噛みつかれてしまったという被害事例もあります。

アライグマから被害を受けないためには、近づかない、触らない、捕まえようとしないという点を守るようにすることが大切です。

またアライグマはなんでも食べるため、餌付けを試みる人もいますが、一度エサがもらえると覚えたアライグマはその場所に住み着いてしまいます。
自宅の敷地内に住み着いたアライグマが食べ物を荒らしたり、寄生虫を含んだ糞をするかもしれません。アライグマは攻撃的で危険な生き物のため、絶対にアライグマとは関わろうとしないことが重要です。

アライグマに噛まれると命の危険も

アライグマ駆除はプロにまかせる

危険な害獣であるアライグマですが、駆除の難しい動物でもあります。日本国内ではほとんどの野生動物が「鳥獣保護法」の保護下にあるためです。

鳥獣保護法はいかなる事情があっても野生動物に危害を加えてはならないという内容の法律で、これはたとえ相手が害獣であっても等しく適用されます。
直接的に危害を与えるのはもちろん、棒を振り回して追い立てるような威嚇行為も、野生動物に無用なストレスを与えるとして規制されるおそれがあります。

したがって、一度アライグマに住み着かれてしまうと、個人での対処は非常に難しいものとなります。アライグマの方から穏便に出ていってもらうしか方法はありません。

アライグマ被害にお悩みの場合は、アライグマ駆除の専門業者に任せるのが安心安全です。アライグマの生態について知り尽くしたプロであれば、アライグマが侵入してくるかもしれない場所をふさぎ、アライグマが避ける匂いや音を駆使して、アライグマ対策を行ってるのではないでしょうか。

アライグマ被害に遭わないためには

アライグマ被害を避けるためには、アライグマと出会わないようにすることが一番大切です。家の敷地内にアライグマが住み着かず、近づいてこないよう、先手を打って対策しましょう。

まずは、アライグマのエサとなるようなものを放置しないことです。アライグマは食欲が旺盛なので、食べ物の匂いを敏感に嗅ぎ付けて入り込んできます。食べ物は匂いが漏れないよう密封する、すべて冷蔵庫に保管するなどの対策が有効です。

アライグマは生ごみを荒らしにくることがあるため、ゴミを家の外に放置することは避けましょう。アライグマの発達した嗅覚を逆手にとって、蚊取り線香や煙の匂いを放つ忌避剤を撒いておくと、嫌いな匂いを避けて近づいてこなくなるとされています。

アライグマ被害に遭わないためには

まとめ

アライグマは全国各地で現在も繁殖を続けているため、アライグマと出会ったことがなくても、今後アライグマ被害に遭ってしまう可能性は十分に考えられます。家の付近でアライグマを見かけないからと油断せず、害獣を寄せ付けない環境づくりが大切です。

可愛らしい見た目のアライグマですが、凶暴で危険な害獣であることを決して忘れずに、出会ったらすぐにその場を離れることが重要です。野生動物には安易に餌付けをせず、適切な距離をとることが、身の安全につながるのではないでしょうか。

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