モグラが害獣とされる理由は生態に!危険性と被害拡大を防ぐ効果的な対策

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自分で退治を成功させるコツと手順をご紹介

庭に土の盛り上がりができている……
モグラがいるけど放っておくと被害がでるの?!

モグラはトンネルを掘りながら地中で生活しています。地上に出ることはあまりないため、モグラの姿を実際に見ることはほとんどないでしょう。

人に直接危害を加えることもないため、被害と感じることもなく、なかなか退治に踏み切れないかもしれません。

しかしモグラは害獣といわれることが多く、放っておくとあっという間に被害が広がり手遅れになってしまうこともあります。

そこでこの記事では、モグラに対して正しく対策ができるよう、これらの内容について解説していきます。

この記事でわかること
  • モグラが害獣といわれる理由
  • モグラがいることで実際に受ける被害例
  • 発生しているモグラを効果的に退治する方法

この記事を読めばモグラについて理解でき、被害が広がる前に対策できるようになります。

今後の被害に不安になることなく安心して生活するためにも、ぜひご一読ください。

モグラが害獣といわれる理由

モグラは害獣といわれることがあります。

その理由は、モグラの生態のなかには被害につながるものがあるためです。

被害につながるモグラの生態
  • 穴やトンネルを掘りながら地中で生活する
  • 大食漢で完全な肉食動物

モグラは地中で生活をしています。

地中に巣を作り、そこから餌場まで移動するため毎日トンネルや穴を掘ります。

地中で生活しているため視力が弱く、光を感じる程度しか見えません。しかしその分嗅覚がすぐれており、トンネルを掘りながら行きたい方向へ移動することが可能です。

モグラは完全な肉食動物なので植物を食べることはなく、ミミズや昆虫の幼虫などを食べます。

モグラは1日に体重の半分ほどの量の餌を食べる大食漢です。4時間おきに巣と餌場を行き来し、食事と休息を繰り返しながら生活をしています。

この生態だけをみると、被害につながるイメージはないかもしれません。

しかしこの生態によって、庭の景観が悪くなることや、植物の成長に悪影響をもたらすことがあります。

モグラが発生した場所ごとに、それぞれの具体的な被害についてご紹介します。

【庭への被害】景観が悪くなる

モグラ塚

モグラが引き起こす庭への被害の代表的なものは、景観が悪くなることです。

被害の具体例
  • モグラ塚や地面の凸凹、穴によって見栄えが悪くなる
  • 足場が悪くなることでケガにつながりやすくなる
  • 根が傷むことで樹木や芝生などが枯れる

モグラが穴やトンネルを掘ると、モグラ塚や地面の凸凹ができます。

モグラ塚とは、モグラが穴を掘るときに地上に出される土の盛り上がりです。
地中の浅い箇所にトンネルを掘られると、その部分が盛り上がることで地面が凸凹にもなります。

キレイに張られた芝生でも、モグラ塚や凸凹があることで見栄えが悪くなってしまいます。足場が悪くなることでケガにもつながりやすいです。

また、トンネルを掘るときに樹木や芝生の根が傷付けられることがあります。これにより樹木や芝生が枯れてしまうこともあります。

大食漢のモグラは餓死しないよう、餌を取るために毎日トンネルを掘ります。そのため、モグラが発生している箇所の地中はトンネルだらけです。

はじめは1つ2つだったモグラ塚や穴もあっという間に数が増え、見る見るうちに景観が悪くなることも起こりえるのです。

【田畑への被害】農作物に悪影響がある

モグラは完全な肉食のため、農作物を食害することはありません。しかし田畑にモグラが発生することで、このような被害につながります。

被害の具体例
  • モグラが掘ったトンネルからネズミが侵入して農作物を食害する
  • 農作物の根が傷つくことで生育の妨げになる
  • 栽培中の農作物が掘り返される
  • 地中に空間ができて農作物に栄養が行き届かなくなる
  • ミミズが食べられてしまい土壌の質が落ちる

モグラは完全な肉食動物のため、ミミズや昆虫の幼虫を食べ、農作物は食べません。  

農作物が食害されているときは、モグラが掘ったトンネルから入ってきたネズミの仕業です。モグラが掘ったトンネルを利用してネズミが田畑に侵入し、農作物を食害することがあります。

また、モグラは農作物があってもお構いなしにトンネルを掘り進めるため、根が傷つけられたり掘り起こされたりすることがあるのです。

トンネルによって地中に空間ができることで、農作物の根が十分な栄養を吸収できなくなり、生育の妨げにもなります。

農作物の栽培に適している良質な土壌には、ミミズが豊富です。

田畑にミミズがいると土が耕され、農作物が育ちやすくなります。排泄物も肥料となるため、ミミズが豊富にいるということは肥えた良質な土壌という証拠です。

しかし肉食動物のモグラは、そのミミズを食べてしまいます。ミミズが豊富な土壌はモグラにとっては格好の餌場となるため、頻繁に訪れるようにもなります。

ミミズが食べられてしまうと土壌の質が落ちるため、農作物の生育に悪影響です。

肉食動物で植物を食べないモグラでも田畑に被害がないわけではなく、このような二次被害にもつながります。

発生しているモグラの被害をすぐに止めたいという方は、生活110番にご相談ください。ご状況に合わせて対応可能な加盟店をご紹介させていただきます。

被害を防ぐ!自分でできるモグラの退治方法

被害を広げないためには、発生したモグラを退治しなければなりません。ポイントを押さえれば、自分でモグラを退治することも可能です。

自分でも効果的にモグラを退治させるためのコツは、モグラの本道に忌避剤を仕掛けて侵入を防ぐことです。

STEP①本道を見つける
STEP②忌避剤を仕掛ける
STEP③柵を埋めて再発を防ぐ

自分でも効果的にモグラを退治するための手順と、それぞれのポイントについてご紹介します。

STEP①本道を見つける

モグラを退治するときにはまず、本道を見つけます。

・本道:巣と繋がっているモグラが頻繁に使用するトンネル
・支道:餌を取るために掘られたトンネル、1度しか使われないこともある

モグラのトンネルには、よく使う本道とほとんど使われない支道があります。

モグラのトンネルに忌避剤を設置することで、退治することができます。しかし設置した場所にモグラがこなければ、忌避効果が発揮されません。

そのため、作られたトンネルのなかから本道を見つけてください。

▼本道の見つけ方

本道の見つけ方

モグラ塚や穴、地面の凸凹の下を掘るとトンネルがあります。そのトンネルを少し崩してください。

数日後、崩したトンネルが修復されていたら本道、されていなければ支道です。

モグラには、トンネルが崩されていたら修復するという習性があります。

そのため、よく通る本道であれば修復される可能性が高いです。支道はあまり通らないので、崩されていることにも気付かず修復されません。

STEP②忌避剤を仕掛ける

本道が見つかったら、そこへ忌避剤を仕掛けます。

仕掛ける忌避剤は、モグラが苦手とするにおいのものを選ぶことがポイントです。

モグラが苦手としているにおいや成分
  • ナフタリン
  • 唐辛子
  • 木酢液
  • 柑橘系天然香料

参考:飼育下および野外におけるモグラ用忌避剤の効果試験

地中で生活するモグラは視力が弱い分、嗅覚が優れています。苦手なにおいを感じると嫌がり逃げていくことが多いです。

そのため、モグラが苦手としているにおいや成分の忌避剤を選んで本道に設置することで、効果的に退治できます。

STEP③柵を埋めて再発を防ぐ

本道に忌避剤を設置して追い出したとしても、その場がモグラにとって餌が豊富にある居心地のよい場所であれば、再び戻って来ることがあります。

そのため追い出したあとは、侵入されたくない場所を囲うように柵を埋めて、再発を防ぐことが大切です。

柵は50~60センチメートルほどの深さまで埋めると、より効果的です。

おすすめの忌避剤や侵入防止策については「【実証済】効果ありのモグラ退治」にて詳しく解説しております。ぜひご参考にしてください。

まとめ

モグラが害獣といわれる理由は、庭や田畑に被害が出るためです。

モグラによる被害例

<庭>

  • 見栄えが悪くなる
  • ケガにつながりやすくなる
  • 樹木や芝生などが枯れる

<田畑>

  • 農作物の根が傷む、掘り返される
  • 農作物に栄養が行き届かなくなる
  • ネズミによる食害が増える
  • ミミズが食べられ土壌の質が落ちる

被害がなければ、すぐには対策をしなくてもいいと思われるかもしれません。

しかしモグラは、毎日4時間おきに巣と餌場の行き来を繰り返すため、地中にはどんどんトンネルが作られていきます。

被害を認識し、やっぱり追い出したい!と思ったときには手遅れになりかねません。

上記のような被害が発生しても問題のない場所であればそのまま放置してもかまいませんが、そうでないなら被害が広がる前に対策をしたほうがよいです。

自分でできる対策をお伝えしましたが、もし不安がある場合は無理せず業者へ依頼することがおすすめです。業者であれば追い出しから侵入防止対策まで任せることができます。

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