
「イタチが屋根裏に住み着いたらどんな被害があるの?放置してもいい?」
「できれば安く手軽な方法でイタチを追い出したい」
いつの間にかイタチが自分の家の屋根裏に住み着いていたら、どうするべきか悩みますよね。
イタチによる被害は騒音やフン尿などとても厄介なのですが、イタチの危険性について知らない方は
「放おっておけばそのうちいなくなるだろう……」と考えがちです。
しかし、イタチは放置してもいなくなってはくれません。
むしろ、居心地がよくなって子供まで産んでしまうことがあります。
そうなってしまえば被害は大きくなるいっぽうで、追い出し作業も困難になる可能性があるのです。
被害を最小限にするためには、イタチを発見したらすぐに追い出すことが大切です。
当記事では、
- イタチがもたらす5つの被害
- 屋根裏のイタチを自力で追い出す方法
- 専門業者に依頼するメリット
などについて、詳しく解説しています。
当記事を読めばイタチの危険性について理解でき、いますぐ屋根裏のイタチを追い出す方法が見つかるはずです。
安心できる生活を取り戻すためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
イタチによる5つの被害

イタチがもたらす深刻な被害は、おもに5つあります。
- 夜中の騒音
- フン尿による悪臭、天井の腐食
- 断熱材の破損
- 感染症などの健康被害
- 生ゴミや食品の食い荒らし
それぞれ詳しく解説していきますので、イタチについてあまり知らないという方は、イタチの危険性について把握しておきましょう。
夜中の騒音
イタチは夜行性で、夜中になると活発に動き出します。
そのため、イタチが屋根裏に住み着いていると就寝中にドタバタと天井から足音が響くようになり、騒音被害に悩まされてしまうのです。
場合によっては騒音被害のストレスで不眠症になってしまったり、ノイローゼになってしまったりと健康被害にもつながるおそれがあります。
フン尿による悪臭・天井の腐食
イタチのフン尿はとても臭く、決まった場所で排泄をする「ためフン」という習性があるため、屋根裏に住み着かれてしまうと強烈な悪臭に悩まされることになります。
また、ためフンにより1ヵ所にフン尿がたまると、その部分の天井に汚れが染み出したり、天井の木材が腐食し抜け落ちてしまったりなどの家屋の損傷もおこります。
そうなると、イタチの駆除の他に家の補修が必要になるなど出費も大きくなり、負担も大きくなってしまうでしょう。
また、イタチの住み着いた屋根裏はとても不衛生な状態になるため、ハエやゴキブリなどの害虫も発生しやすくなります。
イタチ対策の他に害虫対策も必要になるでしょう。
断熱材の破損
イタチは屋根裏の断熱材も破壊します。
断熱材を引っかいて表面のビニールを破り、フカフカの巣を作って寝床にしたり繁殖に利用したりするのです。
イタチに破壊された断熱材は、その役目を果たさないばかりか、イタチに寄生するダニ・ノミの温床になってしまいます。
そうなると、断熱材の張り替えなどのリフォームもおこなわなければいけません。
感染症などの健康被害
イタチはマダニやノミなどの寄生虫を保有している可能性があります。
そのマダニやノミなどはウイルスや細菌を保有している場合があり、咬まれると病気を発症することがあるためとても危険です。
イタチが屋根裏に住み着くことにより、居住空間へマダニやノミが侵入し、住民が咬まれることで感染症などの健康被害を受ける可能性があります。
【参考:イタチについて(枚方市)】
生ゴミや食品を食い荒らす
イタチは雑食性でなんでも食べます。
そのため家に侵入したイタチは、キッチンに忍び込み生ゴミを漁ったり、食料品を食い荒らしたりすることがあります。
また、イタチは肉食の傾向が強くネズミや鳥類、昆虫などを好んで食べるため、ペットのウサギが襲われたり、家畜のニワトリが襲われたりする場合もあり、注意が必要です。
屋根裏のイタチを自力で追い出す方法
イタチの被害を今すぐ止めるためには、イタチを屋根裏から追い出す必要があります。
自力でできる対処法としては、
- 忌避剤を使う
- 光るものを設置する
が有効ですので、ぜひ試してみましょう。
次でそれぞれ詳しく解説していきます。
忌避剤を使う
イタチは嗅覚が発達しているため、イタチの嫌がるニオイの忌避剤を使用することで、屋根裏から効果的に追い出すことが可能です。
忌避剤はさまざまな種類のものが販売されていますので、いろいろと試してみましょう。
まずは手軽に手に入るものからご紹介していきます。
- 木酢液(もくさくえき)
- クレゾール石けん液
- 調理酢
- 液体漂白剤(塩素系)
これらのものは、ホームセンターやドラッグストアなどで購入することができます。
使い方としては、木酢液などを新聞紙や使わなくなった布に染み込ませ、小皿の上に置いて屋根裏やイタチの通り道に設置するだけです。
【参考:イタチによる被害の対策について(豊中市)】
調理酢はニオイが弱いため、スプレーで定期的に散布するとよいでしょう。
害獣駆除専用の忌避剤も市販されています。
ホームセンターなどで売っている場合もありますが、インターネット販売を利用する方が確実に手に入りますので探してみましょう。
ここでは手軽に設置できるおすすめのものを2つご紹介します。
【おすすめ①】害獣忌避剤 屋根裏害獣ニゲール
使用方法 | 屋根裏等に置くだけの簡単設置 |
容量 | 300ml |
価格 | 746円 |
おもな忌避成分 | ワサビ・唐辛子の刺激臭&よもぎ・どくだみ・月桃など13種類の成分配合 |
持続期間 | 約3ヵ月 |
特徴 |
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【おすすめ②】フタワ 強力忌避一番 固形タイプ
使用方法 | 床下、屋根裏などに2m間隔で碁盤目に置く 屋内で使用する場合は、アルミホイルなどでお皿を作りその上に置いて設置 |
容量 | 25g×8個 |
価格 | 1,106円 |
おもな忌避成分 | 木酢液、木タール、ニンニク、セラミックセメント |
持続期間 | 約2ヵ月 |
特徴 |
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※価格(税込)は2022年4月7日時点(楽天市場)のものです。
侵入口がわかっている場合は、侵入口より遠い場所に忌避剤を設置するのが追い出しを成功させるコツです。
忌避剤を侵入口付近に置いてしまうと、イタチはそこへは近づけず外に逃げることができなくなってしまうからです。
侵入口が不明な場合は、屋根裏の中央部分に設置するとよいでしょう。
忌避剤はあくまでも一時的な効果しかありません。
ニオイに慣れてしまったらイタチが戻ってきてしまう可能性もありますので、イタチの追い出しに成功したらすぐに侵入口を封鎖するなどの対策が必要になります。
光るものを設置する

イタチは明るい光を嫌うため、強い光を発するものを設置することで、追い出しの効果が期待できます。
クリスマス用のイルミネーションなど、チカチカ点滅するランプや回転灯などがおすすめです。
光の当たる範囲にCDやホログラムシートなどを設置すれば、光が乱反射してより効果が高まりますので、試してみてください。
屋根裏でライトを使用する際は、発熱量の少ないLED電球を選び、火災には十分注意しましょう。
【参考:イタチでお困りの方へ(旭区)】
追い出したあとは侵入口を封鎖する
忌避剤でイタチを追い出したあとは、再び家屋に侵入されないよう侵入口をすべて封鎖しましょう。
- 屋根と屋根の重なりにできた隙間
- 外壁に開いた穴
- 配管の貫通部分
- 換気扇や通気口
- 基礎の周りにできた隙間
イタチはわずか3センチメートル四方の隙間があれば、侵入できてしまいます。
【参考:イタチについて(枚方市)】
3センチメートルといえば、500円硬貨より少し大きい程度。
その小さな穴や隙間を見つけ出すのもなかなか大変な作業です。
「イタチの侵入口になりやすい場所」を参考に、イタチの出入りしそうな隙間がないが探してみましょう。
イタチの侵入口付近には、黒い汚れが付いていたり、イタチの足跡などがついていたりする場合もあります。
そういった痕跡も見逃さないようにくまなくチェックしましょう。
侵入口を見つけることができたら、網目の細かい金網や、加工のしやすいパンチングメタルなどで侵入口をしっかりと塞いでください。
光 ステンレスパンチング
サイズ | 200×300mm |
穴の大きさ | 6mm穴×9mmピッチ |
厚み | 0.6mm |
価格 | 917円 |
※価格(税込)は2022年4月7日時点(楽天市場)のものです。
しかし、屋根の上などは不安定で作業がしにくく、危険をともないます。
自力での作業が難しいなと感じたら無理をせず、害獣駆除専門の業者などに相談するようにしましょう。
清掃・消毒も忘れずに
侵入口の封鎖が完了したら、忘れずにイタチがいた屋根裏の清掃・消毒もおこないましょう。
1章「フン尿による悪臭・天井の腐食」でも解説したように、屋根裏にはイタチのフン尿が大量に残されています。
イタチのフン尿は強烈な悪臭で感染症の危険もあるため、作業をする際は防護服やマスクを着用し、直接触れたり吸い込んだりしないよう注意しながら進めましょう。
また、「ためフン」により屋根裏の床が腐ってしまっている場合もあります。
作業中に床が抜けて落下することがないよう、作業は慎重におこなってください。
- 防護服、防護メガネ、ゴム手袋、マスクを着用する
- ホウキとちりとりでフンを集める
- こびりついたフンは水などをかけ、ふやかしてから新聞紙でふきとる
- フンがあった場所に消毒用アルコールをかけ、雑巾でふく
- フンがあった場所やその周辺に消臭剤や殺虫剤をかける
- 着用していたものを含め、使用したものはすべて処分する
確実なイタチ対策は専門業者がおすすめ
ここまで自分でできる対策をご紹介してきましたが、確実にイタチを追い出し再発予防をするのなら、害獣駆除の専門業者への依頼がおすすめです。
というのも、イタチを追い出したあとの侵入口の封鎖には害獣の知識や施工の技術も必要で、慣れていない方にはすべての侵入口を特定して封鎖するのは、難しい作業だからです。
すべての侵入口を封鎖しなければ、イタチはまた戻ってきてしまい、被害が再発してしまうでしょう。
「自分でやってちゃんとイタチを追い出せるか不安」
「イタチは追い出せたけど、侵入口が見つからない!」
「手間もかかるし、面倒だな……」
このように不安を抱えている方は、専門業者へ依頼することをおすすめします。
専門業者に依頼するメリットは、
- イタチのことを熟知しているため高確率で追い出せる
- 侵入口をすべて特定、しっかりと封鎖してくれる
- 屋根裏の清掃、消毒もまかせられる
- 作業がスピーディー
- アフターフォローをおこなっていることがある
などがあげられます。
自分ではなかなかうまくいかない作業も、専門業者ならばスピーディーに解決してくれるでしょう。
自分でやると健康被害や病原菌の感染リスクがある屋根裏の清掃、消毒なども、すべて専門業者におまかせできるので心強いですよね。
アフターフォローがある業者ならば、万が一被害が再発してしまった場合でも保証期間内であれば無料で再度駆除してもらえるので安心して依頼することができます。
また、業者によっては無料の定期点検などのサービスがある場合もありますので、依頼する前に保証やアフターサービスなどを確認してみるとよいでしょう。
イタチ対策は生活110番におまかせください
「業者にまかせたいけど、どこに頼めばいいかわからない」
そうお困りの方は弊社「生活110番」におまかせください。
- 暮らしのなかの「困った」を解決するサービスを提供
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- 24時間365日受付
生活110番では全国の加盟店のなかから、すぐにお客様のもとへ駆けつけられる害獣駆除業者をご紹介しますので、お気軽にご相談ください。
イタチの追い出しから侵入口の封鎖、屋根裏の清掃・消毒まですべておまかせいただけます。
ご相談から現地調査、お見積りまで無料※でおこなう業者をご紹介いたしますので、業者に依頼するのが初めてという方も安心してご利用ください。
ご相談、ご依頼は24時間年中無休で受け付けております。
イタチの被害でお困りの際は、いつでもお気軽にお電話ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積り・キャンセルに費用をいただく場合がございます。
【注意】イタチの捕獲には許可が必要

イタチの駆除を考えたとき、追い出しではなく「捕獲したほうが早いのでは」と考える方も少なくないでしょう。
しかし、イタチの捕獲には行政の許可がいることをご存じでしょうか。
イタチは「鳥獣保護管理法」という法律により、勝手に捕獲、殺傷することは禁止されています。
ですが、法令に基づき定められた狩猟期間中に「狩猟」をおこなう場合や「捕獲許可制度」で認められた場合のみ、捕獲することが認められているのです。
「狩猟」と「許可捕獲」の違いについては、以下の表をご欄ください。
狩猟 | 許可捕獲 | |
---|---|---|
定義 | 狩猟期間に、法定猟法により狩猟鳥獣の捕獲等(捕獲または殺傷)をおこなうこと | 法で定める目的で捕獲許可を受けておこなう鳥獣の捕獲等または鳥類の卵採取等 |
対象鳥獣 | 狩猟鳥獣 (48種、鳥類のひなや卵を除く) |
鳥獣及び卵 (狩猟鳥獣以外の鳥獣も含む) |
捕獲の事由 | 問わない | ・鳥獣による生態系等の被害防止 ・特定計画に基づく個体数調整等のため |
必要な手続き | ・狩猟免許の取得 ・毎年度猟期前の登録が必要 |
・許可申請が必要 (申請先:都道府県知事等) |
捕獲可能期間 | 法令に基づき定められた狩猟期間中 | 許可された期間(年中いつでも可能) |
方法 | 法定猟法 (網・わな猟・銃猟) |
方法は問わない (危険猟法等については制限あり) |
【参考:捕獲許可制度の概要(環境省)】
もしも鳥獣保護管理法に違反してイタチを捕獲してしまった場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられる可能性がありますので、必要な手続きは必ずおこないましょう。
【参考:野生鳥獣の違法捕獲の防止(環境省)】
また許可捕獲において、自治体によってはニホンイタチのメスの捕獲が禁止されている場合があります。
その場合、誤ってニホンイタチのメスを捕獲してしまうと罰則の対象になってしまうおそれがありますので、許可申請の前にお住まいの自治体に確認してみましょう。
「許可捕獲」では自治体が許可している場合のみニホンイタチのメスの捕獲は可能ですが、「狩猟」をおこなう場合はニホンイタチのメスは非狩猟鳥獣に指定されているため捕獲が禁止されています。
※チョウセンイタチのメスは平成29年9月に狩猟鳥獣に追加されたため、捕獲可能。
【参考:狩猟鳥獣の誤認に注意しましょう(広島県)】
ニホンイタチとチョウセンイタチの見分け方については、次で詳しく解説します。
ニホンイタチとチョウセンイタチの見分け方
日本に生息しているイタチの種類は、在来種である「ニホンイタチ」と外来種の「チョウセンイタチ」の2種類といわれています。
ニホンイタチのメスの誤認捕獲を防ぐためにはしっかりと2種類を見分ける必要がありますので、下の表を参考に特徴を覚えておきましょう。
![]() |
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||
毛色 | 茶褐色から赤褐色 | 毛色 | やや褐色がかった山吹色 |
体長(頭胴長) | (メス)16~25cm (オス)27~37cm |
体長(頭胴長) | (メス)25~31cm (オス)28~39cm |
尻尾の長さ | (メス)7~9cm (オス)12~16cm |
尻尾の長さ | (メス)13~16cm (オス)16~21cm |
狩猟 | (メス)不可✕ (オス)可能○ |
狩猟 | (メス)可能○ (オス)可能○ |
許可捕獲 | (メス)自治体に確認 (オス)可能○ |
許可捕獲 | (メス)可能○ (オス)可能○ |
【参考:チョウセンイタチ及びコウノトリの見分け方(環境省)】
ニホンイタチとチョウセンイタチを見分けるポイントは体のサイズと尻尾の長さです。
体が小さく尻尾が短いのがニホンイタチ、体が大きく尻尾が長いのがチョウセンイタチと判別できます。
しかし、動き回るイタチの種類を判別するのはなかなか難しいですよね。
ましてや、見た目だけでオスとメスを見分けるのは不可能といってもいいかもしれません。
許可を取る手間、誤認捕獲のリスクを考えたら、イタチの捕獲は個人でやるのではなくプロの業者に依頼した方が安心といえるでしょう。
まとめ
イタチが屋根裏などに住み着くことで、健康被害や家屋の腐食などさまざまな被害を受ける可能性があります。
被害を最小限にするためには、早期発見と早期の追い出し対策が重要です。
自分でできる追い出し対策を試して、イタチを大切な家から追い出しましょう。
追い出したあとの侵入口の封鎖は再発予防のためとても大切です。
フン尿などで汚された屋根裏の掃除、除菌も忘れずにおこないましょう。
しかし、追い出し、侵入口の封鎖ともに慣れていないと難しいと感じることもあると思います。
そんなときは無理をせず、専門業者にまかせるようにしましょう。
業者選びで迷ったときは、ぜひ弊社「生活110番」へお電話ください。
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