害獣を捕らえる罠は免許が必要?免許のとり方と気をつけたいこと

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害獣を捕らえる罠は免許が必要?免許のとり方と気をつけたいこと

イタチやハクビシンなどの被害を受けているから駆除をしようと思っている方、それらの害獣は鳥獣保護管理法で保護されていることをご存知でしょうか?許可なく勝手に捕獲や殺処分をすると、法律で罰せられます。

「じゃあ自分で駆除できないのか……」と思われるかもしれませんが、狩猟免許を取れば駆除ができたり、免許がなくとも適切に駆除を行えば問題ないこともあります。ここでは、罠など免許が必要になってくる駆除方法と、狩猟免許について詳しくご紹介していきます。

害獣駆除に免許は必要?

日本国内にて害獣の駆除をするには、まず自治体の許可が必ず必要になります(ネズミに関しては環境衛生の被害が大きいため、許可は不要です)。また、駆除方法の中でも以下のようなものは、狩猟免許が必要になってきます。

・網による捕獲(網猟免許)
・罠による捕獲(わな猟免許)
・銃器による駆除(第一種銃猟免許)
・空気銃による駆除(第二種銃猟免許)

通販でも売っている害獣捕獲用の罠ですが、罠も免許が必要です。各免許については次章にてご説明します。

免許のいらない駆除方法としては、忌避剤を使用して害獣を追い出す方法があります。しかし忌避剤の効果は捕獲するより低いです。追い出してもすぐ戻ってきたり、害獣が慣れてくると全く効果を発揮しないこともあります。
      害獣駆除に免許は必要?

狩猟免許の種類

ここでは、各種免許について詳しくご紹介していきます。

網猟免許

  
網を使用して害獣の捕獲できる免許になります。「網が狩猟に使用できるものなのか、できないものなのかの判断できる」「捕獲可能な状態に組み立てられる」といった技能が、免許を取得するのに必要です。

わな猟免許

  
罠を使用して害獣を捕獲するために必要な免許です。網猟免許と同じように、「罠が狩猟に使用できるものか、できないものかの判断できる」「捕獲可能な状態に組み立てられる」といった技能が取得するのに必要になる免許です。

第一種銃猟免許

  
銃器を使用して害獣を駆除するのに必要な免許です。取得するには銃器と空気銃の取り扱いができなければいけません。また、銃器の所持許可証を持っていなければ取得はできません。

第二種銃猟免許

  
空気銃による駆除に必要な免許です。銃器と同じように空気銃も取扱いができなければ取得はできません。所持許可証を持っていなければいけないのも同じです。

自宅の害獣を駆除する場合は、罠を使用して捕獲することが有効です。そのためには、罠使用に必要な免許であるわな猟免許の取得が必要です。

狩猟免許を取得する方法

罠などの免許を取得するには、自動車免許と同じように試験を受ける必要があります。狩猟免許の試験は、各県で年に複数回実施されています。まず、受験の資格がある方は以下のような方になります。

・18歳以上(網、わな免許)、20歳以上(第一種、第二種免許)
・精神障害や発作などの意識障害など狩猟に支障をきたす病気にかかっていない
・麻薬や覚せい剤などの中毒者でない
・自己の行為の是非判断、その判別に従って行動する能力がある
・過去に鳥獣の保護や狩猟に関する法律に違反している場合、刑を受け終わってから3年経過している
・過去に狩猟免許を取り消された場合、取り消されてから3年が経過している
・不正な手段で狩猟免許を受験、受験しようとして受験を禁止されていない

受験資格のある方は、狩猟免許申請書と写真、手数料を各自治体に提出すれば試験を受けることができます。試験は以下のような構成になっています。

・知識試験:狩猟に関する法律などの知識の試験
・適性試験:視力、聴力、運動能力の試験
・技能試験:狩猟に必要な技術の試験(減点方式)

以上のような試験で既定の点数以上獲得することができれば、免許を取得できます。
      狩猟免許を取得する方法

害獣でもむやみに殺さない

害獣は人に危害を加える可能性のある動物のことです。必ず被害を出すというわけではありません。被害が出ていないのに駆除はできません。見つけても手を出さないでください。被害が出ている場合でも、どうしても殺す必要がなければ、殺さないようにしてください。

罠の免許を取得し捕獲した場合は、害獣が傷つきにくい罠を選びましょう。捕まえた害獣は、遠くへ運び逃がしましょう。

まとめ

害獣の被害を受けていても駆除は簡単ではありません。捕獲には許可と、罠などは免許が必要になります。鳥獣保護管理法に基づいて駆除をしなければいけませんので、事前に自治体に確認してください。免許が必要になる場合は免許が必要です。

狩猟免除の取得は専門的な知識や技能が必要になります。また、一定の条件に該当する方は試験も受けられないことがあります。免許を取得しても道具を揃える必要があり、駆除も手間がかかります。そのことから、駆除は自分自身で行わずに業者へ依頼することをおすすめします。

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