
「天井から音がするけど、ネズミにしては大きいな…」と思ったら、イタチが天井にいるかもしれません。イメージがない方もいるかもしれませんが、イタチも害獣の一種です。ネズミのように天井裏などに住み着き、被害をもたらします。
もし、イタチが家に住み着いてしまったら、被害が出る前に駆除をおこないましょう。その中でも一番有効なのがイタチを捕獲することです。ここではそのイタチの捕獲の注意点やその他の捕獲方法についてもご紹介していきます。
目次
イタチの捕獲は鳥獣保護管理法に注意!
野生のイタチが床下や天井裏に侵入すると、食料を荒らされたり、騒音被害が出たりします。
また、排泄物は、悪臭や壁や天井のシミの原因となってしまうのです。
イタチは不衛生な生き物なので、感染症や食中毒の原因もつくりますし、イタチについているダニやノミのせいでアレルギー反応が出るなどといった、健康被害も発生します。そのため、イタチが家に侵入したときは、駆除を考えなくてはなりません。イタチの駆除方法で効果的なものとして、イタチを捕獲するという方法があります。
イタチの捕獲は鳥獣保護管理法や狩猟法に従っておこなわなければなりません。鳥獣保護管理法とは、野鳥や哺乳類の保護と、被害の防止、狩猟の適正化について定めた法律です。
そのため、野生動物をむやみに捕獲することはできず、狩猟免許が必要になってきます。しかし、狩猟期間中で敷地所有者の許可がある場合に限り、オスのイタチを狩猟免許なしで捕獲することができます。ただし、メスのイタチは保護獣に指定されているため、狩猟期間に関係なく捕獲することはできません。
イタチの捕獲に便利な道具や罠
イタチの捕獲には、捕獲用のケージや捕獲用の罠がおすすめです。罠にイタチの好むソーセージや果物などを仕掛けて、イタチのいそうな場所へ設置します。そして、餌につられてやってきたイタチを捕獲するのです。捕獲後のイタチは、すぐに遠くの池などの水辺まで運んで逃がしましょう。ここでは、イタチの捕獲に役に立つ道具をご紹介します。
スーパーキャッチS
イタチ捕獲用のケージです。とても頑丈なケージで、中でイタチが暴れても壊れることはまずありません。丈夫な金網がイタチの噛み切りを防ぎます。扉が小さいので、狭い場所にも設置することも可能です。
アニマルトラップ1号
イタチの手足を捕まえるタイプの罠です。特殊な鋼材で折れにくいつくりで衝撃吸収のゴムパットが付いているため、イタチの手足にかかる衝撃を和らげます。
ハイクカム SP2 トレイルカメラ
動物の熱を感知し、自動で撮影してくれるカメラです。罠を仕掛けるポイントの決定や、罠にイタチがかかったか確認をするのに便利です。
イタチを捕獲する前に、自治体に狩猟期間の確認をおこなってください。自治体によって取決めが違う場合があるので、詳しく確認するようにしましょう。
イタチ用捕獲器はDIYも可能
実は、イタチ捕獲器って自分でつくることも可能なのはご存じでしたか?
捕獲器を自作するって難しそうですが、実は意外と簡単にできるのですよ。
材料は、金網やフックや針金など、100均やホームセンターで手に入るものばかりです。
工具もペンチやニッパーやハサミがあればできるので、意外とお手軽につくることができるかもしれません。
金網で箱型をつくり組み立て、フックを加工したものを鍵の代わりにします。
捕獲器の中に餌を引っかけておき、イタチが餌を引っ張ったところで、扉がしまりロックがかかる仕組みをつくりましょう。
自分でつくれば、市販の捕獲器を購入する費用の半値以下で材料費を揃えられるかもしれませんし、市販の捕獲器の10分の1の費用でつくれることも珍しい話ではありません。
安い費用でおさえたい方や工作が好きな方は、捕獲器を自分でつくってみてはいかがでしょうか。
イタチを捕獲せず追い出す方法もある
イタチは捕獲以外にも、イタチを追い出す駆除の方法もあります。イタチを追い出す方法としておもに使用されているのが、イタチの嫌がるニオイや煙を出す忌避剤を使用した方法です。
イタチ用の忌避剤はホームセンターなどで売っており、簡単に手に入ります。また、使用方法についてもそれほど難しくありません。
忌避剤には固形の置くだけのタイプのもの、スプレーを振りかけるもの、煙が出るバルサンなどいろいろあるので、被害に応じて適したものを選ぶようにしましょう。
イタチは光には敏感なので光を使用した忌避装置もあります。クリスマス用のイルミネーションなど強い光を発するものがあれば、代わりに使用することができます。合わせてCDをつるしたりしておくと、光が乱反射するので効果が高まります。
これらのイタチを追い出す駆除は、自分自身で簡単におこなうことができ、かかる費用も捕獲するより安く済ませることができるでしょう。しかし、イタチを完全に追い出すことは難しく、慣れたイタチだと効果がないこともあります。
イタチ捕獲後・追い出し後の対応
イタチを捕獲や追い出したりしたとしてもそれで終わりというわけではありません。二次被害を防ぐため、適切な処理をしないといけません。
糞や巣の撤去、清掃、消毒
排泄物はそのままにすると悪臭の原因になりますし、害虫が湧く原因にもなります。イタチの縄張り意識が強く、臭いで自分の縄張りを認識しているため再侵入にもつながります。そうならないように、イタチの糞や巣はすみやかに処理しましょう。
清掃を終えても臭いは完全に消えませんし、雑菌も残っています。そのため清掃後には消毒をおこないましょう。
侵入口を塞ぐ
侵入口を塞がないと、イタチの再侵入につながります。金網などを使ってイタチの侵入口を塞ぎましょう。また、イタチが壁などを壊している場合もあるので、あれば補修しましょう。
まとめ
イタチの捕獲をする際は、鳥獣保護法や狩猟法に従った捕獲をする必要があります。もし違反してしまうと、罰金などが科せられてしまうので注意が必要です。事前に自治体に相談するとよいでしょう。イタチを捕獲するのであれば、そのための罠などを購入しなければいけませんが、値段もそれなりにするものが多いです。
イタチを追い出す方法もありますが、あまり効果がないこともあります。捕獲の場合も追い出した場合も、二次被害を防ぐための処理が必要です。
また、狩猟法の狩猟期間以外はイタチの捕獲はできません。捕獲期間外に駆除をしたい場合や、自分自身での駆除が不安だという方は業者に相談するようにしてください。
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