たぬきみたいな動物の正体は?被害にあったときの対処法などをご紹介

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たぬきみたいな動物の正体は?被害にあったときの対処法などをご紹介

たぬきといえば、昔話にもよく登場する日本人にはなじみの深い動物です。日本国内には全国的にも広く生息しています。そのため、たぬきを見たことがある方は少なくはないでしょう。

しかし、一見たぬきと思われる動物は、実はたぬきではなく別の動物である場合が多いのです。さらにそのたぬきみたいな動物は、日本のさまざまなところで被害を与える存在となっています。

本コラムでは、たぬきみたいな動物が与える被害やたぬきとの見分け方、またその被害の対処法についてご紹介します。たぬきみたいな動物に出会ったとき、またその被害を受けたときに、正しい対処ができるようにしましょう。

街中でもみかけるたぬきみたいな動物の被害とは

近年、街中でも繁殖を続けるたぬきみたいな動物たちはどのような場所で、どのような被害を与えているのかを見ていきましょう。

家屋内への浸入による被害

たぬきみたいな動物は、人間の住む家屋の屋根裏や床下に入り込み、寝床にすることで夜間の騒音や糞尿被害、家屋の破壊などの被害を引き起こします。特に糞尿被害については悪臭の問題はもちろん、屋根裏が腐食して天井が抜けたり感染症などの2次被害を引き起こしたりすることもあります。感染症については、ペットとの接触を介して感染を引き起こす場合もあるので注意が必要です。

農業被害

たぬきみたいな動物は、果物を好む傾向があります。そのため、全国で果樹園や畑などでの被害が数多く発生しています。夜行性で人間に見つからない時間帯に農作物を荒らすため、なかなか対策が難しい状況です。

街中でもみかけるたぬきみたいな動物の被害とは

たぬきみたいな動物はアライグマ?

たぬきみたいな動物の正体として、まず考えられるのはアライグマです。

アライグマは全長約40~95㎝で、体重は約1.5~10.5㎏が一般的な大きさとされています。全体的に毛の色は茶色で、目の周りに見られる黒模様はたぬきと似ている部分です。たぬきとの明確な見た目の違いとしては、しっぽにリング状の模様が見られることが挙げられます。たぬきよりも比較的足が短いことも特徴です。

また、アライグマは前足が発達した動物で、足先を器用に動かして物を持ったり洗ったりできる点がたぬきとの大きな違いです。食べ物を水で洗う仕草はみなさんにもおなじみですね。野菜や虫などなんでも食べる雑食性で、河川や用水路の近くに生息することが多いそうです。

性格は見かけによらず凶暴で、警戒しているときには爪で引っかいたりかみついたりする場合もあるので注意が必要です。

たぬきみたいな動物はアライグマ?

たぬきみたいな動物はハクビシンかもしれない

アライグマではないとしたら、そのたぬきみたいな動物はハクビシンかもしれません。

ハクビシンの全長は約50~70㎝で、体重は約4㎏が一般的な大きさとされています。漢字では「白鼻芯」と書くことからわかるように、鼻筋を通る白い線が大きな特徴です。色は全体的に灰色でしっぽが長くて、足は短いという特徴もあり、たぬきと見分けるのもそれほど難しくはありません。

ハクビシンはたぬきと比較すると木登りが得意で、細い枝や電線なども伝って移動することができます。一方で穴掘りは苦手としています。たぬきやアライグマと同様になんでも食べる雑食性で、家族でねぐらを作る習性があります。

また、冬眠をしないために1年中繁殖できます。妊娠期間は2か月程度と短く、1回の出産で1~5匹の子どもを産む繁殖力の高さも大きな特徴です。

たぬきみたいな動物はハクビシンかもしれない

見分けることで正しい対処方法がわかる?

前述したように、アライグマもハクビシンも、たぬきとの特徴の違いを知っておくことで見分けることが可能です。ただ、実はたぬきもアライグマもハクビシンも、被害の対処方法はそれほど変わりません。3頭とも夜行性で雑食という特徴があり、家屋内に住みついたり農作物に被害を与えたりするという点は共通しています。

ではこれらの動物の被害にあったとき、どのように対処すればよいでしょうか。その正しい対処方法についていくつかご紹介します。

屋根裏へ浸入できないようにする

たぬきみたいな動物たちは、小さな穴からも屋根裏内へ浸入することができます。まずは、屋根の周りに侵入できそうな穴があれば塞ぎましょう。また、木の枝から屋根に乗り移る場合もありますので、侵入経路になりそうな庭の木は剪定(せんてい)するとよいでしょう。

床下に入りづらくなるように家屋周辺の見通しをよくする

床下も屋根裏と同様に、動物たちが入れないように塞ぐ方法もあります。しかし家屋によっては、床下を塞ぐことが難しい場合もあるでしょう。その場合は、動物が寄りつきにくくなるように隠れられる場所を作らないように工夫をする必要があります。

3頭とも警戒心が強く、見通しの悪い場所を避けるという習性をもっています。たとえば落ち葉がたまっている排水溝や、生い茂った木々の間などは移動経路になりやすく、注意が必要です。家の周りや庭など常にきれいにしておくようにしましょう。

餌となるものを置かないようにする

動物たちは、食料があるところに集まってきてしまいます。さらに3頭とも雑食を特徴とする動物なので、自然界にあるものだけでなく、人間の出すごみなどもあさって食べることがあるそうです。家庭ゴミを庭に置きっぱなしにせずに、管理をきちんとおこないましょう。

青色LEDライトを置く

夜行性の動物は、青色の光を嫌うという性質をもっています。そのため、青色のLEDライトなどを置いておけば動物たちが寄りつきにくくなります。これは、畑や果樹園などでの農業被害対策に効果的です。

業者に依頼する

もしもすでに家屋内に住みついてしまっていたり、対策をとっても農業被害がなくならなかったりした場合には業者に捕獲・駆除依頼するのがよいでしょう。たぬきのような有害鳥獣を捕獲する場合には、都道府県への許可申請が必要なうえに、むやみに傷つければ法律違反で罰せられることがあります。しかし、業者ならば適切な方法で対応してもらえるでしょう。

まとめ

一見たぬきみたいな動物であるアライグマやハクビシンは見るだけならかわいい動物ですが、場合によってはさまざまな被害を与える害獣となってしまうことがあります。形跡を見つけたら、庭や家の中への侵入させないように対処しましょう。

しかし、小さなすき間から侵入されてしまうとご自身での対処は難しいことが多いのが現状です。そんな時は、深刻な被害になる前に業者に相談してみてはいかがでしょうか。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「屋根裏害獣」をご覧ください。

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