
普段の生活の中で多くの動物たちと共存していかなければならないのがわたしたちの生活です。普段見た目はかわいらしい動物でも、ときには人間にとって害のある動物になる可能性は高くなります。イタチもそのような動物の1種です。
イタチはかわいらしい見た目とは裏腹に田畑に侵入して農作物を荒らし、住居に侵入して家屋の破損をするときもあります。人間の健康問題に大きな影響を与えるだけでなく、金銭的にも損害を与えるような場合も出てくるため、しっかりと対策をしておくことが大切です。今回はそんなイタチによる被害とイタチ対策を紹介しているのでぜひ読んでみてください。
目次
見た目はかわいい!イタチがもたらす被害とは
イタチは世界中に幅広く分布して、日本国内でもほぼ全国でその生態が確認されています。ネコ目イタチ科イタチ属に分類される動物です。その生態は夜行性ですが、昼夜問わず、活発に活動します。木登りが得意で、雑食性です。
普段の私たちの生活圏にもイタチは生息しています。かわいらしい動物にみえますが攻撃性が強く、人間に危害を加えることもある動物なので注意が必要でしょう。イタチがもたらす害獣被害に関して下記のような被害があげられます。
室外被害
イタチによる室外被害として農作物を食べられてしまうことがあげられます。イタチにとっては田畑で栽培されている、農作物は格好のエサとなります。イタチが農作物を食べ荒らすことで農家にとっては大きな被害をもたらすのです。イタチは日中おとなしくしていても、夜中に活動し始めて田畑を荒らしていきます。
室内被害
イタチは住居にも侵入をしてくることもあります。イタチは高いところに登ることが得意なため、電柱や電線を経由して家の中に侵入をするような場合もあるのです。イタチは小さいので家のありとあらゆる場所から簡単に侵入をすることができます。主だった侵入箇所は屋根の隙間や換気扇、エアコン室外機周辺など、広範囲にわたるので油断はできません。
イタチが住居に侵入をすると、さまざまな悪影響を及ぼします。たとえば夜中聞きなれないような騒音がしたり、異臭やフンが部屋に残されるなどの被害があげられます。ここまでくると日常生活に大きな支障をきたしますので、きちんとしたイタチ対策を考える必要があるといえるでしょう。
イタチに侵入されると大変なことに?
イタチが住居に侵入することでさまざまな被害や影響がもたらされますので、十分な注意やイタチ対策が必要です。イタチは家の柱を登ったりすることで傷をつけたり、屋根裏などに住みつくことで断熱材を壊すこともあります。これらの影響でその家屋自体の資産価値が大きく下がってしまうでしょう。
そしてイタチが住みつくことによって、人間生活の衛生面や健康面にも大きな影響を及ぼすことがあります。イタチが運んでくるノミやダニなどの影響で、人に病気が感染するようなリスクも十分に考えられます。また家の中でフンをまき散らし、それが万が一、人間の体内に入ることで深刻な病気の害などをもたらすことにも警戒が必要です。
イタチの嗅覚を利用したイタチ対策を
普段のわたしたちの生活に害を及ぼすことが考えられるイタチですが、イタチ対策は一体どうすればよいのでしょうか。イタチの持つ特性を十分に理解し、最適な対策をおこなっていく必要があります。
イタチは嗅覚の強い動物です。そのためイタチ対策のひとつとして、忌避剤を使った対策があります。イタチは燻製、お酢や石鹸類といったにおいを嫌うといわれています。このようなにおいがついている忌避剤をイタチの侵入経路や生息しそうな場所に散布をすることで、効果的なイタチ対策をすることができるでしょう。
しかし忌避剤を散布することは「一時的な」イタチ対策となるので注意が必要です。忌避剤のにおいは時間とともに薄まっていきます。忌避剤を定期的に散布するなどしても効果が見られないような場合は、新たな対策を考える必要があるでしょう。
イタチを見つけても捕まえたらいけない?!イタチ駆除の注意点
家の中でイタチを目撃したような場合、イタチは体が小さいため、自分で捕まえて駆除をすればよいのでは?と思うかもしれません。しかし、イタチは法律上、簡単に捕獲してはいけない動物となっています。なぜなら日本では、鳥獣保護管理法と呼ばれる法律があるためです。
鳥獣保護管理法のもと、イタチのメスは捕獲をしてはいけない動物となっています。またオスに関しても捕獲できる期間が限られており、ワナなどを使った駆除に関しても狩猟免許か市区町村への許可が必要となるので気をつけてください。
家の中で発見したイタチがオスかメスかの判断は難しいはずですから、一般の方が安易な判断でイタチの駆除をすることはおすすめできません。またイタチは攻撃性の高い動物でもあります。家でイタチを見つけて捕獲をしようとすると、逆に危害を加えられる可能性も十分に考えられるのです。
イタチの害はときに大変深刻な影響を人間に及ぼすおそれがあり、警戒が必要です。しかも一時的なイタチ対策をしても、再度の侵入があるような場合が少なくありません。そのため自分の力で対策をすることを考えるのではなく専門の業者に相談をして、根本からきちんとしたイタチ対策をすることが必要になるでしょう。
まとめ
イタチは日本全国に生息する大変身近な生き物です。見た目はかわいらしい動物ですが、ときには私たちの生活にとって害を及ぼすこともあります。イタチによって金銭面だけでなく、健康面にも被害を受けることが少なくありません。
イタチを見つけたらすぐに捕まえたいところですが、イタチは鳥獣保護管理法によって捕獲することができない動物となっています。そのためイタチの被害でお困りであれば、自分でイタチ対策や駆除をするのではなく、専門の業者に相談をすることをおすすめします。
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