五月人形を処分する方法は?時間のかからない方法をご紹介します。

2021.4.30

五月人形を処分する方法は?時間のかからない方法をご紹介します。

五月人形は、男の子の力強い成長を願い飾る人形です。そのため、不要になったからといって気軽に捨ててしまってもいいのか悩みますよね。
「人形はゴミに出してもいいの?」「神社やお寺などで供養をお願いしたほうがいいのかな……」など、はじめて購入した方は五月人形の処分方法がよくわからないのではないでしょうか。

そこで今回は、五月人形を処分する方法についてまとめてみました。いくつかご紹介するので、ご自分に合った方法を探してみてください。

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こどもが大きくなったら五月人形は飾らなくなる!

そもそも五月人形とは、男の子の成長を願うための人形です。こどもが十分成長したら、五月人形はその役目を終えます。具体的に何歳まで五月人形を飾りましょうといった決まりはないので、地域によってのならわしに従ったり、それぞれの家庭でいつまで飾るかを決めることができます。
たとえば7歳まで飾る、成人するまで飾る、こどもが家を出て一人暮らしを始めるまで飾るなど、飾る期間は自由です。

ちなみに、五月人形を飾り始める時期、しまう日なども、具体的には決められていません。一般的には4月中旬頃に飾り付けをし、5月5日の端午の節句でお祝いをしたら、人形の金属部分がさびないよう梅雨入り前にしまっておくことが多いようです。

最近では、「端午の節句をお祝いしなくなったから飾らなくなった」「飾り付けや片付けが面倒なので飾るのをやめてしまった」という家庭も増えているようです。では飾らなくなったときは、どのように五月人形を処分したらよいのでしょうか?

こどもが大きくなったら五月人形は飾らなくなる!

五月人形の処分は供養から

五月人形は、こどもが成長するまで代わりに厄を背負い、家族の願いを受け止めてきた人形です。日本では、人形には魂が宿るともいわれています。そのため気持ちよく五月人形を処分する際には、しっかりと供養をおこないましょう。供養をおこなうことで、役目を終えた人形に感謝を伝えることができます。
供養するには、神社やお寺に持っていく、一般社団法人日本人形協会に依頼する、自宅で供養をするという方法があります。

神社やお寺での供養

すべての神社やお寺が人形供養をおこなっているわけではないので、まずは人形供養をおこなっている神社やお寺を探すことから始めましょう。その後、神社やお寺に供養してもらう人形を直接持ち込むか、宅配便などで人形を送ります。

神社やお寺は、供養をしたあとお焚き上げをして人形を処分してくれるところがほとんどです。お焚き上げとは、自分では捨てづらいと思うようなもの、魂が宿ると考えられているものを神社やお寺で焼いてもらうことです。
ほかには、人形感謝祭のような人形供養イベントに参加して、供養し引き取ってもらうという方法もあります。人形感謝祭とは、人形の魂をお祓いして、感謝の気持ちをこめてお別れをするお祭りです。明治神宮などいくつかの神社やお寺でおこなわれており、毎年多くの人が参加しています。

神社やお寺での人形供養にかかる費用は、直接持ち込むまたは宅配便で送る場合も、人形感謝祭に参加する場合も、だいたい3,000円ほどです。値段は規定の段ボールや袋に入るかどうかで決めているところが多いので、お手持ちの五月人形の大きさを調べてみましょう。

一般社団法人日本人形協会での供養

一般社団法人日本人形協会とは、五月人形などの日本の伝統的な工芸産業の振興を目指している団体です。この協会では、毎年10月に人形感謝祭をおこなっています。9月末日までに日本人形協会へ人形を送ると、10月の人形感謝祭で供養をしてくれます。日本人形協会で供養してもらう大まかな手順は以下のとおりです。

 

1.電話かWEBサイトで人形供養の申し込みをする
2.申し込みをすると、日本人形協会から「お人形差出キット」というものが送られてくる
3.その中の箱に人形を梱包して、ゆうパックを使って日本人形協会に人形を送り、郵便局で指定の料金を支払う
4.供養が終わると、10月下旬頃に日本人形協会から郵便はがきでお知らせが来る

 

一般社団法人日本人形協会での供養にかかる費用は、1箱につき5,000円です。人形の大きさが、縦と横と高さを足して170cm以内、重量が30kg以内だと、1箱に入れることができます。それより大きいものは追加料金2,000円でもう1箱もらうことが可能です。くわしくはホームページを参考にしてください。

自宅での供養

五月人形はゴミとして捨てることもできますが、その前に自宅で供養してあげると気持ちよく捨てられるかもしれません。
自宅で供養するには、まず文房具屋などで白い和紙を買います。次に、五月人形についてしまったほこりなどを拭き取ってください。最後に、和紙の上に人形を置き、人形に一礼合掌し、感謝しながら塩を人形に振りかけてお清めをします。

これらの供養が終わったら五月人形をゴミに出しましょう。ゴミとして捨てるには、燃えるものと燃えないものに分別して指定のゴミ袋に入れて出すか、そのまま粗大ゴミに出す方法があります。

五月人形の処分は供養から

五月人形の処分を急ぐときには

ずっとしまっていた五月人形を掃除しているときに見つけた、引越しをするために五月人形をすぐ処分する必要があるというときは、神社やお寺に供養を頼む時間がないこともあります。
また、五月人形をゴミとして捨てるときの分別や、粗大ゴミとして出すための手続きが面倒という方もいらっしゃるかもしれません。

そういった場合は、不用品回収業者に引き取ってもらうのがおすすめです。不用品回収業者は、家にあるいらなくなったものを引き取ってくれる業者です。自宅で五月人形の供養をおこなったあと、不用品回収業者に連絡して引き取ってもらいましょう。

不用品回収業者に依頼するには、まず電話やWEBでどこの業者に頼むか探します。業者の中には人形の回収はしていないところもあるので、よく確かめてみましょう。頼みたい業者をいくつか見つけて事前に無料査定や見積もりをおこなってもらうようにすると、費用の安い業者を選ぶことができるのでおすすめです。

不用品回収業者の中には引き取りと同時に買取をおこなっているところもあります。買取とは、捨てようとしたものを、業者が中古品として売るためにあなたから購入するということです。五月人形も買取をしてもらえる可能性があります。

五月人形は基本的に1人につき1つなので、「中古を買う人がいるの?」と思う方もいるかもしれません。しかし最近では、五月人形は高価なため、誰かから誰かへ引き継がれることもあるそうです。
また、五月人形はよろいやかぶとのミニチュアインテリアとして、外国人観光客が購入することもあります。

このように五月人形の処分を不用品回収業者に依頼すると、時間がないときでもすぐに回収してくれ、買取をしてくれるといったメリットがあります。五月人形の処分方法に困ったときには、不用品回収業者に依頼してみるといいでしょう。

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まとめ

五月人形の処分方法には、神社やお寺、一般社団法人日本人形協会に依頼する方法と、自分で供養しゴミに捨てる方法、不用品回収業者に引き取ってもらう方法があることをご紹介しました。日本では昔から人形には魂が宿るといわれ、なかなか処分しづらいという気持ちをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。そのときは、処分の前に供養をおこなってみましょう。

引越しや置いておくスペースがないといった事情で、なるべく早く処分をしたいとお考えの際は、不用品回収業者に頼んでみてはいかがでしょうか。
不用品回収業者ならば、電話やインターネットで申し込むだけなので、すぐに処分をすることができます。

まだきれいな五月人形であれば、買取をしてくれる可能性もありますので、五月人形の処分方法に迷ったら、不用品回収業者に任せてしまうことをおすすめします。

不用品回収を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「不用品回収」をご覧ください。

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