部屋の模様替えをしたい、新しい家具や家電を購入したので入れ替えたい、引越しの準備があるなどの理由で家具を動かす機会はあるかと思います。
しかし小さな家具は別として、タンスなどを動かすのは至難の業です。重たくて動かないことがほとんどでしょう。失敗すると下敷きになる、フローリングや床、壁を傷つけるといった被害が出ます。
こういったことを防ぐためにも、重たい家具であっても簡単に運ぶ方法をご説明いたしますので、家具移動が必要になりましたらご活用ください。
目次
方法1:身の回りのものを活用する
素手では難しくても、身の回りにある道具を工夫して使うことによって重たい家具でも移動させることができるのです。
皆さまも、家具移動が必要ということでしたら以下の道具をご用意ください。使い方は難しくはありません。
毛布・ダンボール
この手法は引越し業者がよくおこなうので見たことがある方もいるかもしれません。まず、使っていない毛布やダンボールがありましたらそれを床に敷きます。その上に家具を載せ、毛布かダンボールを引っ張ってあげれば床を傷つけずに家具を動かすことができるのです。
また2つの端を乗せるだけでも動かせることができます。乗せた側を前にして、そのまま毛布やダンボールを引けば動かせるのです。ただし床を傷つけないように、毛布などに乗っていない側は持ち上げておかないといけません。
アルミホイル
台所などにアルミホイルが置いてある家は多いかと思います。これが家具移動に役立つのかを思われるかもしれませんが、意外な見せ場があるのです。
まずアルミホイルの光っている側を上にして家具の足の下に挟み込みます。そこからそのまま動かすことで家具を移動させることができるのです。
毛布を引っ張るのに比べると滑るように家具を動かすことができますので、アルミホイルの手軽さに加えてかなり便利なものと言って良いでしょう。
軍手
ゴムの滑り止めがついた軍手も家具移動の役に立ちます。使い方はアルミホイルと似ていて、家具の四隅に滑り止めを上にした状態で敷くのです。
こうすることで、ゴム部分が家具を離さないようにしつつ布部分で摩擦が軽くなり、重たい家具であっても床を傷つけずに簡単に動かすことができるようになります。
滑り止めのゴムがあることで家具が軍手から外れるということがありませんので、使い勝手についても問題のない道具です。
方法2:便利グッズを利用する
PICUS らくらくヘルパー ハイパーセット
ジャッキ型
方法1はどのご家庭にもありそうな道具を利用するものでしたが、家具移動の専用の道具がホームセンターなどにありますのでそれを購入することでも家具移動ができます。
まずジャッキのような形の道具です。これはリフターとも呼ばれており、このジャッキを使い、てこの原理で家具を持ち上げて、そこにローラー付きの台車を挟み込みます。この台車を四隅に設置すれば、車輪によって楽に家具異動ができるのです。ジャッキ型と台車を併用することで、女性や年配の方だけでは移動が難しいような大きな家具や重量のあるものも、大きな力は必要なく移動が簡単にできるのでおすすめです。
マット型
また、ムービングマットと呼ばれる、マット状の道具もあります。こちらは家具の下に置くだけという簡単なものです。マットを置くだけで家具移動が簡単になります。
この道具の場合は、移動したい時だけではなく最初から置いておくことで普段の掃除の時でも楽に家具を動かせるようになるのです。
どちらも高い費用がかからないものですので、家具移動の際には買い求めてみてはいかがでしょうか。
ベルト型
腕の力だけで家具を持ち上げるのは、よほどの方でないとできませんし、腰や足にも負担がかかります。
体全体を使って家具を持ち運ぶことができれば、思ったよりも重たい家具でも楽に持ち上げられます。
それがベルト型の家具移動グッズです。キャリーベルトとも呼ばれます。
肩や腰にベルトを巻き、それに繋がるベルトを家具に巻きつけることで、安定して家具を運ぶこともできます。
ただし、背の高い家具、家具の上の部分が下の部分よりも大きなグッズは安定しないので、運べる家具にも制限があります。
方法1と方法2を実施する際のポイントとしては、棚などはその中身をすべて取り出すようにすることです。少しでも軽くなるように工夫しておく必要があるのです。
これでも動かせないという場合には、家具移動のプロの力を借りる必要性があります。
また、移動後は、ホームセンターなどで販売しているキズ防止材やグッズを使うのもおすすめです。樹脂性やフェルト製など家具に直接手軽に取り付けられるものがあるので、今後床に傷がつかないようにするためにも、一度利用してみてはいかがでしょうか。
動かす前の注意点
家具を移動させる方法は以上のとおりですが、安全かつスムーズに準備にいくつかポイントがあるのでご紹介します。
軍手をつける
家具は尖った部分が存在しています。また、汗で手が滑ったりして持ちづらい場合もあります。
軍手をつけて手を保護するようにしましょう。
運ぶルート(導線)を決めておく
家具を移動させるときは、ルートをきちんと決めておきましょう。大きな家具だと、ルート上のものを片付けておかないと通れない場合もあります。
途中で通れないことが分かっても、足を止めて家具を一度置いて、という余計な手間がかかります。
ゆっくり!慎重に!慌てずに!
重たい家具を持ち続けるのは大変です。早く降ろしたいでしょうし、他のことにも手をつけたいので急いで運ぼうとするかもしれません。
しかし、重たい家具が落下して、その結果破損、もしくは運んでいた方がケガをしたら大変です。
時間に余裕を持ち、慌てず、慎重に作業しましょう。
方法3:プロの力を借りる
道具や工具を用意する必要はありません
これまでは自分たちだけで家具移動を行う方法でしたが、ここからお伝えするのは家具移動のプロの力を借りるという方法です。
家具移動の業者に家具移動を依頼すれば、わざわざ道具を用意することもありません。また慣れていない一般の方に比べると、作業もスムーズで丁寧にやってくれることが期待できます。
より難しい作業も可能です
上記で説明した通りに簡単に家具移動ができれば良いのですが、なかなか上手くいかない場合もあるでしょう。
しかし、業者であれば部屋と部屋の移動だけではなく2階から1階に動かしたいといった要望にも応えてくれます。
階段を家具を持ち上げつつ降りるのは、大変危険な作業ですが、家具移動業者であれば安心して任せておくことができます。
また、経験にもとづいた、家具や家屋を保全しつつ運べる信頼できる技術もありますので、普通の方がやるよりも家具や壁、床などを傷つけずに動かすことも可能です。
こうしたメリットがありますので、家具移動のプロに依頼するというのも大切な手段の1つとなっております。
業者に任せたほうがいい家具の例
ガラス製の大型家具全般
ガラスはちょっとした衝撃で割れてしまうことがあります。きちんと保護するのはもちろん、ガラスに衝撃を与えない慎重な作業が求められます。
上下分割の家具
上下に分割して運べる家具は、一見楽そうに見えますが、分解した後、再度組み立てるのに難儀することが考えられます。
書棚のように背の高い家具だと、持ち上げるのも一苦労です。
高級家具全般
デザイナーズ家具や、貴重な素材を使った高級家具。小さいものはともかく、大きなものについては、万が一落下させたり、衝撃を加えたときに取り返しの使いない破損が生じることがあります。
華奢なデザインのものも多いので、家具移動のプロに任せるのが無難です。
ピアノ
家具ではありませんが、ピアノについても、家具移動業者に任せるのがおすすめです。
キャスターがついていて移動しやすそうですが、基本的には一度置いたら移動しない前提のものです。
グランドピアノは足が細く、万が一足が折れたら下敷きになるおそれがあります。
若干小さいアップライトピアノの場合でも、重心がピアノの上の方にあるので、倒れやすい構造です。万が一倒れそうになっても、大人でも支えきれないかもしれません。
これらはあくまで一例です。危険だと思ったら、どんな家具でも業者に任せましょう。
まとめ
家具移動は無理をしてしまうと怪我のリスクや家具、家を破損させてしまうリスクがあります。
また道具を使っても移動させられないといった場合もあるでしょう。むしろ慣れない道具を使うことで、余計に怪我や破損のリスクを高めてしまうかもしれません。
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