普段の庭のお手入れには、雑草の駆除はかかせません。根が張り、引き抜きにくい雑草はありませんか。それはオヒシバという雑草かもしれません。人に踏みつけられても丈夫なほどの生命力があり、種子で繁殖することから、繁殖力も高いといわれています。オヒシバは、除草剤で駆除することができる雑草です。
ここでは、オヒシバの生態や特徴、駆除方法をご紹介します。特徴や駆除方法を知り、オヒシバに困らない庭つくりをしましょう。
目次
オヒシバってどんな雑草?特徴や生態について
オヒシバは、おもに春から秋にかけて繁殖する雑草です。いったいどのぐらい繁殖力が高いのか、特徴などを合わせてみていきましょう。
オヒシバの生命力の強さ
繁殖力が強いオヒシバは、生命力も非常に強い厄介な雑草です。オヒシバは、日当たりのよい空き地や公園はもちろんのこと、道路の隙間などどこにでも生えるほどの生命力の強さを持ち合わせています。また、暑さや寒さにも強いため、街中や人通りの多いような環境でも繁殖できるほどです。
オヒシバの特徴や生態
オヒシバは1年草のため、冬になると1度枯れるのですが、種子は地中に残っているため、また春が来るころには、再び成長するのが特徴です。似た雑草でメヒシバという雑草もありますが、オヒシバは根強く、穂の部分が太いので比較的、見分けやすいです。
オヒシバは、緑色のかための葉をもち、地面を這うように生えているのが特徴です。地面を這うように平たく生えているため、引き抜くことがとても困難といわれています。
オヒシバの対策には除草剤が効果的!効率よく枯らす方法
オヒシバは生命力、繁殖力の強い雑草なので、広がる前に駆除したいものです。しつこく生えているオヒシバは、除草剤を使うことで駆除することが可能です。除草剤とひとくちにいってもさまざまな種類があるので適切なものを選ぶようにしましょう。
茎葉処理型
茎葉処理型の除草剤は直接、草木にかけ薬剤を浸透させて枯らすことができます。すでに生えているオヒシバに対して、有効的です。除草剤は液状タイプのものや粒状タイプのものがありますが、一般的に茎葉処理型は液状のものが多いです。数日~1週間程度で効果が表れますが、液状のため雨に弱く流されやすいためご注意ください。地中にも残りにくいため、定期的に散布するとよいでしょう。
非選択性除草剤
このタイプに除草剤は、散布した箇所の植物や雑草すべてを枯らす効果があります。そのため、オヒシバだけを枯らすことはできません。周囲に枯らしたくない植物がある場合は、次に紹介する選択性除草剤を使用することをおすすめします。
選択性除草剤
おもに作物などの育てる際に、使用されることの多い除草剤です。選択性とは、植物の分類ごとに選択して枯らすことができるのです。オヒシバはイネ科の植物のため、イネ科に対応した除草剤を選ぶとよいでしょう。
散布する際に気をつけたいこと
除草剤は薬物なので使用するときは、長袖の服を着用、手袋をするなどして、肌に直接触れないように注意しながらおこないましょう。また、除草剤の種類によってはほかの植物を枯らしてしまう危険性もあるので、使用の際は注意が必要です。
散布をおこなう日は風があまりないときがよいでしょう。風があると除草剤が流れてしまい、十分効果が得られないかもしれません。また、雨でも流れてしまうため、天気も確認しておくことをおすすめします。
オヒシバは生命力が強いため、除草剤を散布して枯らしただけでは安心できません。生命力が強いため、枯れたあとの予防もきちんとおこないましょう。きちんと駆除しないと、そこからまた生えてくるおそれがあります。
オヒシバの種子は遠くから飛んでくる!庭を守る予防や対策は?
庭に生えているオヒシバをせっかく駆除しても、どこからか種が飛んでくることで、再び生えてしまいます。そのため、庭に予防を施す際には、防草シートを敷くのがおすすめです。防草シートとは、名前の通り、地面の上に敷くことで、雑草が生えてくるのを防ぎます。
植物は光合成で成長するため、日差しを防草シートで遮ることで、雑草が生えづらい環境を作ることができるのです。除草シートを敷くことで、地中だけではなく、飛んでくる種からも庭を守ることができます。
ただ、防草シートを敷いただけでは、あまり景観がよくないためその上に砂利や人工芝を敷くことをおすすめします。砂利は、人が歩くと音がするため、防犯対策としても役立つでしょう。
オヒシバは、被子植物であり、種子繁殖のため完全に防ぐのは難しいですが、除草剤や除草シートで予防をすることで被害を軽減することができます。また、生えてきたら根から早めに取り除いていきましょう。
除草剤への抵抗が付くことも。2種類の除草剤を使い分けて駆除しよう
オヒシバは、除草剤で駆除できる雑草なのですが、一部のオヒシバは除草剤が効かない場合があります。このような雑草は、抵抗性雑草とよばれており、おもに非選択性の除草剤を使用したときに起こる傾向があるそうです。
抵抗性雑草にならないようにするコツは、除草剤の散布方法にあります。もっとも重要なのは同じ除草剤を繰り返し使用しないことです。人間の抵抗力と同じように、オヒシバにも徐々に体制がつき、該当の除草剤が効かなくなるおそれがあります。
そのため、2種類の除草剤が交互に使って対処することができます。ほかにも説明書通りの用量を守らずに除草剤を散布することによっても抵抗力が強まることがあるそうです。除草剤を散布する際は、説明書や注意書きをきちんと読んだうえで、適切な量を散布するようにしていきましょう。
その理由は、同じ除草剤を繰り返し使用していくことで、オヒシバに抵抗力ができるからといわれています。
まとめ
オヒシバは、道端や公園はもちろんこと、道路など、どこにでも生えてくるといってもよい雑草です。踏み圧にも強い生命力をもち、繁殖力も強いため生える場所によっては、駆除が困難になることもあるでしょう。
オヒシバは、茎葉処理型の除草剤を使用して駆除するのがおすすめです。駆除をおこなったあとは、防草シートを庭に敷いて予防しておくとよいでしょう。
あまりに広範囲にオヒシバが広がり、自分で駆除するのが難しいと感じたら、業者に依頼してみてはいかがでしょうか。オヒシバ駆除後の、防草シートを敷く作業も合わせておこなってもらえるでしょう。
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