家庭用のコンセントの向きには実は正しい向きがあります。ちゃんとよく見てみると左と右で若干ですがサイズが違うのです。
家庭用のコンセントに実は正しい向きがあるということを知らないという人が大半なのではないでしょうか?知っているという人もごくごく一部に限られていることが多いそうです。
なぜ、左と右で穴の大きさが違うのでしょうか?正しい向きでさすと何かメリットがあるのでしょうか?
コンセントの向きについて見ていきましょう。
目次
コンセントの向きは「穴」で確認する
壁のコンセントを見たときに普段は気にならない程度ですが左と右で若干穴の大きさがちがいます。言われて初めて気が付く違いなので知らないという人も大勢います。
なぜ左と右で穴のサイズが違うのかというと、それぞれに違う役割があるからコンセントには向きが存在するのです。
大きな穴の左側がCold(コールド)もう片方の右側がHot(ホット)と呼ばれています。
そしてColdは余分な電気を逃がすためのアースの役割を担っています。しかし向きが違うからと言って家電が使えないなんてことや、逆にさしているからといってその家電が壊れてしまうなんてことはありません。
しかし中にはちゃんと向きを正しく使わなくては故障する可能性のものもありますが、壊れる可能性があるものは専用のコンセント口が設定されているので間違った方向でさすことができなくなっていたりするので安心して使用することができます。
それについては過去の記事「違いには意味がある!エアコンのコンセントの形状と種類はなぜ違う」で詳しく取り上げたものがあるのでぜひ目を通してみてください。
でも、それ以外のコンセントにも向きがあります。なぜなのでしょうか?
コンセントに正しい向きがあるということは何か利点があるはずです。
コンセントの向きを正しく使う利点
コンセントの向きを気にしなくても基本的には問題なく使うことができるのですが、コンセントを正しい向きにして使うことで利点もあります。
通信速度の向上
パソコンなどは余分なアースがあることで余計なノイズを入らないようになるため通信速度や処理速度が比較的向上します。
音質の向上
オーディオ機器にいたっては必要のない電力を取り除くことができるので、再生する音からノイズが無くなりクリアな音を聞くことができます。
そして、クリアな音で聞こえるので音に立体感が増し、臨場感も向上します。いままで気にせずにオーディオ機器を使っていた人は一度コンセントを抜いて向きを確認してからさし直して聴き比べをしてみるのもよいかもしれません。
音質の向上という効果があるために音楽に詳しい人物などに聞いてみると、コンセントには向きがあるということを知っている人もいるかもしれません。
検電ドライバーでコンセントの向きを確認
壁のコンセントは、そもそも正しい向きを知らないという人が多いと紹介しました。コンセントの向きを見分けるためには、違いがわかりにくいため、プロでさえも間違えて配電工事時にミスを犯してしまうことがあるほどだそうです。
そこで、正しいコンセントの向きを調べるときに必要となるのが、「検電ドライバー」です。
検電ドライバーとはコンセントにドライバーを挿し込むと光ColdかHotかを教えてくれます。
テスターでコンセントの向きを確認
もう1つコンセントの向きを調べる方法として「テスター」を利用して調べることができます。あまりなじみがない機械の名前ですが、車のバッテリーなどの電気を調べるときに使う機械のことです。
検電ドライバーよりも複雑になるので順番にわかりやすく紹介します。
①テスターの設定を交流電圧測定にしましょう。
②赤い方をコンセントに黒い方は床や壁につけましょう。
③両方測り、電圧が高い方がHot側です。
Cold側Hot側が違っていた時は電気工事の業者に連絡をして、直してもらいましょう。今後不便を感じてしまうことがあるかもしれません。
挿す側のコンセントプラグの見方
そもそもどちらを挿したら正しいコンセントプラグの向きかわからないと意味がありません。
正しい向きでコンセントを利用してほしいコードには白いラインが走っておりどちらがCold側かわかるようになっています。ラインが走っていないものでもコンセントプラグのフチに▼のマークが入っています。
▼のマークが入っている方がCold側となるわけです。とはいっても、マークが全くないものもあります。マークのないプラグで、もし気になる方は、テスターで先ほどの様に電圧を調べてみてもよいかもしれませんね。
まとめ
あまり知っている人が少ないコンセントには向きがあるという衝撃的な事実……知っている人も最初はきっと「へぇ」と驚いたことと思います。
音質は特に違いが出るのであまり音がよくないと感じたらもしかしたら間違っているかもしれないと疑い正しい方向でプラグをさし直してみましょう。
正しい向きがあると知ると本当にそうなのかな?と好奇心がうずきますよね。検電ドライバーはホームセンターや家電量販店などで約500円くらいで販売しています。あっても困るほど大きなものでもないので1つ家庭に置いておくといいかもしれません。
調べたときに向きが間違って設置されていると気になってきてしまいますし、パソコンや、オーディオなどの家電を使いたいときに不便になってしまうので早急に直してもらいましょう。
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