「テレビを購入したものの、コンセントの位置が悪くて理想通りの場所に設置できない……」と困ってしまった経験はありませんか?一般的に、住宅の壁にあるコンセントは低い位置が基本となっており、テレビの高さにあわせて設置されていることはあまりありません。
また、テレビは大きいものがほとんどのため、置き場所もある程度決めておく必要があります。しかし、ただ単に好きな場所に置いたのでは、コンセントの場所が合わず、無理につなげたケーブルで部屋が散らかってしまうおそれがあるでしょう。そのため、テレビはコンセントの位置を考慮して置き場所を決める必要があります。
この記事では、テレビコンセントの位置や高さ、またテレビ設置のレイアウト例についてご紹介しますので、テレビの設置でお困りの方もご参考ください。
テレビコンセントの理想の高さは?
コンセントの高さはさまざまですが、目立たないよう低い位置に設置されていることがほとんどです。テレビを設置するときのコンセントの高さは、一般的にテレビボードの高さと同じくらいがいいとされています。
コンセントの高さは床から約25cmになっていることがほとんどです。つまり、テレビコンセントの位置として専用の高さがあるわけではないのです。
テレビを設置するときに見栄えを気にする方もいらっしゃると思います。しかし脚の長いテレビボードでない限り、コンセントが丸見えになるということはまずないでしょう。約25cmの高さに設置されているコンセントならば、一般的なテレビボードによって隠すことができます。
しかし通常のコンセントの高さでは、見栄えが悪くなってしまうテレビもあります。それは壁掛けタイプのテレビです。壁掛けタイプのテレビは、高い位置に設置することがほとんどです。
そのため、通常の位置にあるコンセントを使う場合は、テレビの下からケーブルを出さなければいけません。テレビを壁掛けにしておしゃれな空間にしたいのに、テレビの下からケーブルが丸見え!という事態になってしまっては残念ですよね。
コンセントのなかには、勉強机用に床から70cm~90cmほどに設置されているもの、洗濯機用に床から105cm~110cmほどに設置されているもの、そしてエアコン用に床から180cm~200cmほどに設置されているものもあります。壁掛けテレビを設置するならばそれらを活用するといいでしょう。
どの高さのコンセントがテレビにとって理想的なのかは設置する場所にもよりますが、壁掛けの場合、コンセントの位置は床から105cm~110cmほどがよいかもしれません。テレビの大きさにもよるので、調節しながら設置しましょう。テレビの裏側に完全にコンセントが隠れるような状態が、理想的な外観です。
とても重要?テレビと窓の位置関係
テレビを設置するときには、テレビコンセントの位置以外にも気をつける点があります。それは窓の位置です。
窓がある壁や、そのすぐ前にテレビを設置するのは好ましくありません。窓から差し込む光をテレビが遮ってしまうほか、日光によってテレビが発熱し、故障の原因になってしまうことがあります。
また、窓の向かい側にテレビを設置するのもよくありません。日光によってテレビ映像が見えづらくなってしまうからです。
しかしリビングの構造上、どうしても窓の向かい側にテレビを設置しなければいけない場合もあるでしょう。その場合は、遮光性のあるカーテンやブラインドなどで光を遮るといいでしょう。
いろんなリビングのテレビのレイアウト
配線や見やすさを考慮しつつ、理想的なテレビのレイアウトを決めるのは難しいかもしれません。ここで、テレビを設置したリビングのレイアウトの一例をご紹介するので、テレビを設置する際にぜひご参考ください。
こちらは、テレビを設置したい位置とコンセントの位置が離れているレイアウトです。この例では、テレビの配線を棚と観葉植物の裏側から通すことによって、ケーブルを目立ちにくくしています。
壁掛けテレビを使用したレイアウトです。壁掛けテレビをコンセントの前に重なるように設置することにより、裏側からの配線を隠すことができるため見栄えがスッキリします。しかし、壁掛けテレビを設置する位置にコンセントが最初からあるケースは少ないです。そのため、このレイアウトにしたい場合はコンセントの移設工事を検討しましょう。
狭い部屋でテレビを設置する際は、スペースの確保が難しくなりやすいです。そこで、おすすめなのが壁面収納にテレビを設置するレイアウトです。
壁面収納を活用すれば、テレビやレコーダーなどを配置しつつさまざまなものを収納するスペースを確保できます。同時に、壁面収納の裏側にケーブルを通してテレビの配線を目立たせにくくすることが可能です。
万が一の場合はコンセントの移設も可能!
テレビコンセントの位置は簡単に変えることができないのでは……思っている方が多いかもしれません。しかしコンセントは、既存の位置からほかの場所へ移設することができます。
コンセントを移設する際は、既存の配線を活用するのが基本です。コンセントの移設は、配線を分岐させ、新しいコンセントの位置まで引き込むことによって可能となります。
業者に依頼した場合のコンセント移設の費用は、1か所約5,000円からが相場となっています。コンセントの穴の数を増やすなどの場合は約7,000円~8,000円で施工することができるようです。
施工費用をおさえるために、コンセント移設はDIYで行いたいという方もいらっしゃるでしょう。しかしコンセントの移設はDIYで行うことができません。なぜなら、「電気工事士」という資格が必要になるからです。
電気工事士は第1種と第2種に分かれています。第2種は一般住宅や店舗などで、600ボルト以下の電気設備工事を行うことができます。いっぽう第1種は、第2種の施工範囲に加え、500キロワット未満の工場やビルの工事に関わることが可能です。
第2種は比較的簡単に資格をとることができるようですが、コンセント移設工事は業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼したほうが確実にコンセント工事を行うことができるほか、施工費用も高額になることはほとんどありません。
まとめ
テレビはゲーム機やレコーダーなど、配線の種類が多く、コンセント周辺は見栄えが悪くなりがちです。設置場所や設置方法を工夫することによって、ケーブル配線はスッキリと見せることができます。
レイアウトの例としては、テレビボードに配線を隠したり、配線を壁に埋め込んだりする方法が考えられます。テレビコンセントの位置が遠く、どうしてもケーブルを伸ばす必要がある場合は、観葉植物の裏から通すなどしてカバーするのもよいでしょう。
コンセントの場所でお困りの場合は、コンセントの移設もひとつの手です。DIYで施工するのは難しいため、施工は業者に依頼することをおすすめします。
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