鳩が多く生息している日本では、ドバトの鳴き声を始めとする鳩の鳴き声を聞く機会があります。
「鳩の鳴き声なんて知らないぞ」という方もいるかもしれませんが、もしかするとそれは、鳩の鳴き声だと気付いていないだけなのではないでしょうか。
鳩の鳴き声には実はしっかりと意味があり、また種類によって少しずつ鳴き声が違っているのです。
今回はそんな違いと、それぞれの特徴についてまとめてみました。
目次
ドバトの特徴
「ドバト」という名前を見ると、なにやら特別な種類の鳩だと思うかもしれません。実はドバトとは、朝の公園や駅など街中でよく見かける鳩のことです。地域によっては、ほぼ毎日見ているという方もいるのではないでしょうか。
正式な和名は、カワラバトといい、ドバトは鳴き声にも特徴を持っています。
全体的に灰色っぽい見た目で、首のところに紫色や緑色の模様が入っているものもいるようです。
しかし、最近のドバトは体の色がどんどん黒色に近くなっているようです。
考えられる理由としては、ドバトの生活圏である街中に、天敵となるカラスたちが増えてきていることにあります。カラスに攻撃されないために体の色をカラスに近づけて、攻撃されにくいように進化しているといわれているようです。
街中に住んでいて人間になれているドバトは、怖がらずに人間に近づいてくることがあります。そんな姿を見ると、動物好きな方は思わずエサをあげたくなってしまうかもしれません。
しかし、近年では鳩による感染症の報告が増えてきています。ドバトを含む野生の鳩たちには、あまり近寄らないようにしましょう。
ドバトの鳴き声とキジバトの鳴き声はなにが違う
日本にはドバトがとても多くいますが、ドバト以外にも「キジバト」という種類の鳩もいます。ドバトとキジバトでは、まず見た目と生活の仕方がそれぞれ違っています。
キジバトはヤマバトとも呼ばれ、見た目は赤みがかった茶色のような体をしており、羽根にうろこ状の模様が入っていることが特徴です。群れを作らず、単独行動かつがいになって過ごしているようです。
それに対して、ドバトは基本的に集団で過ごしています。朝の公園などで集まってひなたぼっこをしていたり、木に留まってひと休みしている姿を目にすることもあります。
ドバトとキジバトはこういった習性や見た目のほかに、鳴き声にもそれぞれ特徴があるのです。
ドバトの鳴き声
ドバトは、低く「クックー」と繰り返したり「グルルル、グルルル」とにぶくうなるように鳴いたりします。地面から飛び立つ際には、羽ばたきながら小さく「ポポポ」と鳴くこともあります。
ドバトの鳴き声は、一般的に人々が「鳩らしい」と感じる鳴き声のようですね。
キジバトの鳴き声
キジバトは、フクロウのように「ホーホー」と鳴くほか、一定のリズムで鳴くことがあります。
その鳴き声について調べてみると、よく「デーデーポッポー」と表記されることが多いようですが、筆者にはどうしても「ホーホワッ、ホホー」と繰り返し鳴いているように聞こえます。
ドバトとキジバトの鳴き声の違いは、ドバトのほうがぼそぼそとしゃべるようなイメージ、キジバトのほうが機嫌よく歌っているようなイメージですね。
また、このデーデーポッポー(ホーホワッホホー)の鳴き声の正体が、キジバトの鳴き声だと知っていた方は意外と少ないのではないでしょうか。きっと多くの方が耳にしたことがあるはずの鳴き声なので、ぜひインターネットなどで調べて聞いてみてください。
朝の鳩の鳴き声には意味が
秋の虫たちが鳴くのと同じように、キジバトやドバトの鳴き声にも意味があります。
鳩たちは、どんな意図をもって鳴いているのか調べてみました。
威嚇の鳴き声
鳩はいつものんびり平和に過ごしているように見えますが、実はなわばり意識の強い生き物なのです。巣の場所だけでなく、生活する場所や子育てをする場所にも強いこだわりを持っています。
そのため、他の鳩が近づかないように威嚇の意をこめて鳴いていることがあるようです。
求愛の鳴き声
鳩の繁殖力はとても旺盛で、ほとんど1年中繁殖期となっています。その求愛行動の一部として、鳴いていることもあります。
とくに繁殖が多い春は、鳩たちは早朝から1日中どこでもうるさいくらいに鳴いています。そのため、春になると鳩による騒音対策を行う家が増えるようです。
鳩たちは、小鳥たちのように口で「チュンチュン」と高く鳴いたりしません。鳩は鳴くときに胸をふくらませ、のどを使って鳴くのです。そのため、どの鳴き声も少しこもったように響く印象を持つのです。
鳩の鳴き声が効果音としてネット上に
知っていくと面白い鳩の鳴き声ですが、その特徴的な鳴き声に魅力を感じている方は意外と多くいるようです。
ネット上には、効果音として鳩の鳴き声がいくつもあがっています。少し変わった鳴き声から鳩に興味を持つ方も多いようで、その鳴き声は広く愛されているのです。
ただ、集団になったドバトの鳴き声や、早朝のキジバトのリズミカルな鳴き声は騒音として迷惑に思われている場合もあります。
鳩の見た目や鳴き声をよく観察するためといってエサをあげたりすると、大勢の鳩たちが集まってしまい、騒音やフンなどの被害で近所の住宅に多大な迷惑をかけてしまう可能性があります。
前述したように感染症のおそれもあるので、街中で鳩を見つけてもエサをあげたりするのはやめましょう。
まとめ
キジバトやドバトの鳴き声には、私たちにはわかりませんが、少しずつ違った意味が込められているということがわかりました。
いつもは気にならなかったとしても、繁殖が旺盛な時期を迎えるとうるさいくらいに鳴いたりするかもしれません。また、自宅のベランダなどに鳩が住みつくと、ベランダにフンや羽がちらばったり卵を産む可能性もあります。なわばり争いになった場合にも、うるさく鳴くことがあります。
マンションなどのベランダには、鳩が住みつきやすくなっています。もし鳩の鳴き声が頻繁に聞こえるようになったら、ベランダを住まいにする計画を立てられている可能性があるので、鳩よせつけないように対策を取りましょう。
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