もし「ネズミの好物は何?」と聞かれたら、真っ先に「チーズ」を連想しませんか?ネズミの好物がチーズだというイメージは、漫画やアニメなどを通してわたしたちに定着しています。ですが、実際に生息する野生のネズミの好物は、わたしたちのイメージとは大きな違いがあります。
じつは野生のネズミは、チーズをあまり食べることがないのです。では、彼らはいったい何を好物としているのでしょうか。そして、どうしてネズミの好物はチーズというイメージができあがったのでしょうか。
この記事では、ネズミは何を食べて生きているのか?という疑問について取り上げています。ネズミの本当の好物とはいったい何なのでしょうか。
目次
ネズミの好物はチーズなの?
ネズミはかわいらしい動物としてキャラクターなどにも取り入れられています。そしてネズミの好物としてチーズが登場することは定番となっていますよね。でもこれはあくまでイメージであり、実際に生息するネズミの好物とは違いがあるようです。
ネズミの種類と食性
日本でよく見ることができる野生のネズミは、クマネズミ・ハツカネズミ・ドブネズミの3種類となっています。これらのネズミは「3大イエネズミ」と呼ばれており、日本のみならず世界中で認知されているネズミです。
そして、これらのネズミは全体的に雑食の傾向が見られます。食べ物であれば何でも食べてしまうのが特徴です。穀物や肉類はもちろん、ペットフードや植物の葉、さらには害虫まで食べてしまいます。
また、ネズミの好物は種類によって異なってきます。では、3大イエネズミに絞って食性を見てみましょう。
3大イエネズミの好物
クマネズミ | 米、イモ類、果物、ソーセージなど |
ハツカネズミ | 植物の草、種子、ソーセージなど |
ドブネズミ | 肉、魚介類 |
上の表を見ればわかる通り、ネズミは積極的にチーズを食べるようなことがありません。チーズを食べることもあるそうですが、それはほかに好物の餌がない状況でやむを得ず食べる場合が多いそうです。
ネズミはチーズが特別好きというわけではありません
ネズミは新陳代謝が非常に活発で、エネルギー消費も激しいという特徴があります。もし何も食べることができないと、わずか2~3日で餓死してしまうほどです。このことから、ネズミはエネルギー消費に応じた量のエサを食べ続ける必要があります。
この特徴から、ネズミは糖分を多く必要としています。そのため、チーズより糖分が豊富な食材をエサにしがちなのです。
チーズ好きのイメージはヨーロッパ発?
ネズミがチーズ好きというイメージが定着したのは、中世ヨーロッパ期が始まりだとされています。当時は貯蔵してあったチーズがネズミにかじられる被害が多発しており、それを見た人々が、ネズミがチーズを好んで食べているのだと思い込んだと考えられます。
また、チーズの一種に「エメンタールチーズ」というものがあります。このチーズは発酵段階にできた気泡により穴が開くのが特徴ですが、その穴が「ネズミが食べた」と間違えられてきたのです。この勘違いも、ネズミの好物がチーズだと思い込まれた理由だと考えられるでしょう。
ネズミがチーズをかじる理由は不明ですが、巣穴を作るためだったという説があるそうです。また、ネズミが歯を削る際に保管された固いチーズを使っていたという説も出てきています。なんにせよ、ネズミはチーズを食べていたわけではなかったのです。
ネズミを放置しておくと大変なことに…
さて、先ほど3大イエネズミは世界的に有名だと説明しました。なぜ世界中で認知されているかというと、3大イエネズミは好物などを求めて家の中に侵入することが珍しくなく、侵入したら人や家に被害も与える「害獣」として有名だからです。
では、3大イエネズミを放置しておくとどういった害をご家庭にもたらすのでしょうか。この項目では、ネズミ被害についてまとめてみました。
騒音被害
ネズミは夜行性なので、夜になると天井裏などを駆け回るようになります。そのため、寝ている最中にネズミの足音が聞こえてくるようになり、睡眠が阻害されてしまう恐れがあるのです。繁殖して個体数が増えると、騒音はより生活に支障をきたすものとなるでしょう。
ものをかじる被害
先ほども述べた通り、ネズミはなんでもかじってしまう習性があります。食べ物だけでなく、木材や電源コードさえかじってしまうのです。そのため、ネズミが棲みつくと家屋に被害が及ぶのは避けられないでしょう。最悪の場合、電源コードから漏電して火災につながるおそれさえあります。
病原菌をもたらす被害
ネズミの体には、非常に多くの病原菌が付着しています。そのため、もしネズミが住みついた場所で暮らしていたり、ネズミに直接触れてしまったりした場合、何らかの感染症にかかる恐れがあるでしょう。
また、ネズミの体にはダニ・ノミ・ツツガムシなどの小さな害虫が潜んでいます。害虫は人間に飛び移ったとき、持っている病原菌を人間に感染させてしまうでしょう。発疹症やペスト、ツツガムシ病などの病気にかかったり、ネズミの尿に触れて食中毒や赤痢を起こしたりする可能性があります。
どうしてネズミは被害を与えるのか?
ネズミはさまざまな害をご家庭に与えることが明らかとなりました。ですが、どうしてネズミは人の家に棲みついて害を与えるのでしょうか。エサを探すのはもちろん、ネズミが家に侵入するのにはいくつか理由があるのです。
ネズミは歯を削らないと餓死してしまう
ネズミには上あごと下あごから「門歯」という歯が伸びています。この門歯は常に伸び続けているため、ネズミは常に何かをかじることで門歯を削り、一定の長さを保つようにしているのです。ネズミが木材や電源コードをかじるのは、門歯を削るためと考えていいでしょう。
門歯は削らなければどんどん伸びていき、ついには門歯が邪魔をして自分でエサを食べられなくなってしまいます。こうした末路を辿ったネズミは飢餓状態に陥り、ほんの数日で餓死してしまうのです。
ネズミが現れやすい時期は秋から?
ネズミは寒さに弱いうえ、冬眠することができません。ですので、寒くなり始めた秋頃から暖かい場所を探し始めます。人間の生活域は比較的暖かいですから、秋や冬にネズミを見かけることも必然的に多くなるのです。
特に家の中は、歯を削るのに適した固い場所やネズミの好物になるエサも多いため、巣にするのに快適な条件が揃っているといえるでしょう。そのため、寒さから逃れようとするネズミが家の中に侵入することがあるのです。
「ネズミ算」はネズミの繁殖力が語源?
ネズミが大きな被害を生む原因の1つに、繁殖力の高さが挙げられます。例えばドブネズミは、1度に8~9匹の子どもを産むうえに、1年の間で何回も出産をします。そして生まれたネズミの子どもは、わずか2~3か月で大きくなって繁殖可能な体になるのです。
このように、ネズミは驚異的な速さで次の子孫を残すことができるのです。下の表に書かれてある通り、3大イエネズミの繁殖力の高さはいずれも非常に高くなっています。
1匹のネズミが1年間で生む子どもの数
クマネズミ | 5~6匹 / 1回 30~40匹 / 1年 ※初回の出産は少ないので平均回数 |
ハツカネズミ | 8~9匹 / 1回 35~50匹 / 1年 |
ドブネズミ | 6~8匹 / 1回 30~60匹 / 1年 |
「ネズミ算」という急激に数が増えることを意味する言葉がありますが、これはネズミの繁殖力も高さが元になっています。この繁殖しやすさも、すばやいネズミ駆除が必要な理由の1つなのです。
ネズミの好物を利用して毒エサを作ろう
もし家にネズミが発生して駆除したいと思ったとき、「駆除したいけどいろいろ面倒だな」や「業者は費用もかかるから依頼したくないな」と考えると、駆除方法に困りますよね。
ネズミを手っ取り早く駆除するには、毒エサを使った方法があります。この方法は、ネズミを死滅させる成分を含んだ薬剤をネズミの好物のエサなどに混ぜて食べさせるというもので、誰でも作ることが可能な駆除手段となっています。
ネズミは鳥獣保護法の対象外です
ネズミ駆除についての話を読んでいると、「野生の動物を駆除していいの?」と疑問に思う方がいらっしゃるかもしれません。ニュースなどでは時々、野生動物の保護の話が取り上げていますよね。
日本には鳥獣保護法という野生動物を守る法律があり、対象の動物は人間に被害を与える動物でも駆除することができません。しかし、3大イエネズミはこの法律の対象外の動物ですから、駆除することに問題はありません。
毒エサの作り方
毒エサは、先述したネズミの好物の中に粉末の殺鼠剤などを混ぜて作ります。作り方を把握しておき、効果的な毒エサを作ることができるようにしましょう。
【手順1】毒を選ぶ
毒にあたる薬剤は市販でも販売されていて、粉末タイプや分包タイプなどがあります。毒エサに使用するものは、そのまま使える粉末タイプがおすすめです。
また、こういった毒には即効性のタイプと遅効性のタイプがあります。即効性のタイプはすぐにネズミを駆除できますが、警戒されやすいという欠点もあります。一方、遅効性の毒はネズミに警戒されにくいというメリットがあるのです。
【手順2】食材を選ぶ
ネズミをおびき寄せるために重要なエサの食材ですが、ネズミのエサとして用いられやすいサツマイモを使用するのがおすすめです。なお、毒エサに使う食材は新品でなくても使いかけや食べかけのもので十分です。
ただし、ネズミの好物は種類や固体によって違いが出るため、さまざまな食材で毒エサを作り、どのエサがもっとも食いつきやすいかを調べるのがいいでしょう。
【手順3】毒エサを作る
食材と毒を混ぜて水で練ったものを、団子状にして毒エサを作ります。毒エサは大きなものを作るより、0.5cm~1cmほどのネズミが食べやすいサイズのものを作りましょう。1度に10個~20個くらいの数を用意しておき、さまざまな場所に設置するのがおすすめです。
毒エサをしかける場所
ネズミは物陰など暗い場所に生息しやすい傾向があります。また、同じ通り道を使い続ける特徴もあるそうです。ネズミの通り道には汚れや油で黒光りした痕跡が出やすいので、毒エサをしかける場所の参考にしておくとよいでしょう。
なお、ネズミは人に対する警戒心があるため、目に見える場所に毒エサをしかけてもあまり効果がありません。しかけるなら、次のような場所を目安にしましょう。
- 押し入れの奥の方
- 冷蔵庫の裏
- 倉庫や物置
- カベの内側
- 天井裏
天井裏には断熱材が敷いてあるため、ネズミが棲みつきやすい場所になっています。また、ネズミは出入口が確保されている空間を好むので、閉鎖された場所にはあまりいない傾向があるそうです。
ネズミにうまく毒エサを食べさせるには?
ここで、ネズミにうまく毒エサを食べさせるための工夫を1つご紹介します。
それは、1度普通のエサを食べさせ、同じ場所で2回目に毒エサを設置するというものです。1回目のエサでネズミの警戒心を解けば、2回目に出す毒エサに食いつきやすくなるでしょう。
また、はじめのエサがなくなったらネズミがいることも確認できますから、生息場所の確認と設置場所の工夫が1度におこなえる効率的な面もあります。
毒エサを使う際の注意点
ネズミ駆除に効果的な毒エサですが、よく考えて設置しておかないと効果が出ない場合があります。以下の注意点を留意したうえで、毒エサの設置場所や使用する薬剤について工夫などするようにしましょう。
①毒エサの数
ネズミはエサを何回かに分けて食べる習性があるので小さいエサを複数用意する方が効果的です。同じ場所に何回もネズミが来て毒エサを運んでいくことでしょう。ちなみに食べてすぐその場で死んでしまうほどの即効性はないため、わたしたちの目に付かない場所で死んでいることが多いです。
②ネズミは警戒心が強い
ネズミは警戒心が強いので毒エサを撒いても寄り付かないことがあります。ネズミの中には殺鼠剤の匂いを感じて毒エサを食べないこともあるようです。毒エサを使う方法は誰でも手っ取り早くおこなえますが、かならずしも効果があるとは限らないことを知っておきましょう。
③ネズミの異物反応
警戒心と似た話ですが、ネズミはいつもと違った状態に抵抗しやすいです。例えばきれいな場所に突然毒エサが置いてあるとネズミが抵抗を感じるかもしれません。できるだけ自然な状態で毒エサを置く工夫が必要です。
④スーパーラットに要注意!
近年では、従来の毒エサに耐性を持っているスーパーラットと呼ばれるネズミが出てくるようになりました。このスーパーラットを駆除するためには、リン化亜鉛をはじめとするより強力な毒を使用する必要があるでしょう。
自分でできる毒エサ以外の4つのネズミ駆除方法
この項目では、自分でおこなえる毒エサ以外の駆除方法を4つご紹介したいと思います。ネズミの好物でおびき寄せるものもあれば、嫌いなもので追い払う方法もあり、ご家庭に合った駆除方法を選ぶべきでしょう。
ネズミが嫌いな匂いで駆除する
ネズミは嗅覚が鋭いため、嫌いな匂いに対し敏感に反応します。そのため、嫌いな匂いを漂わせておくと、ネズミが逃げ出したり寄り付かなくなったりするのです。ネズミが嫌う代表的な匂いは、以下の4つとなります。
(1)ハーブ系の匂い
ハーブやハッカなどの強い匂いをネズミは嫌っています。観賞用のハーブやアロマオイルによって匂いを発生させることで、ネズミよけとして機能するでしょう。また、ハッカは水に溶かすことでスプレーとして使用することも可能となっています。
(2)ワサビの匂い
ワサビの匂いはネズミの忌避剤などにも使われています。ワサビを直接つけておくことに抵抗を感じる方も多いでしょうから、350g程の単位で売られている市販の忌避剤をおすすめします。なお、ワサビの匂いを使ったものでも、防菌効果のみを利用した芳香剤では効果がない場合があります。
(3)ユリの花の匂い
ネズミはユリの花の匂いがとても苦手です。花が咲いている期間は近寄りません。しかし花が枯れてしまうと効果がなくなるのが欠点です。また、花とともに落ちた球根はネズミのエサになるため、すぐに回収するようにしましょう。
(4)クスノキの樟脳(しょうのう)の匂い
樟脳という言葉を初めて聞いた方もいることでしょう。樟脳とは防虫剤に使われてきた物質の1つで、クスノキの木片を蒸留して得ることができます。パウダー状の製品やアロマオイルとして売られていますから、パウダーを直接撒いたり匂いを漂わせたりすることができるでしょう。
ネズミの天敵を飼うことで駆除する
ネズミには自然界に天敵がいます。天敵を家に飼っていれば、ネズミたちが警戒して近寄らなくなることがあるのです。ネズミの天敵の動物をご紹介しましょう。
ネズミの天敵
ほ乳類 | ネコ、キツネ、イタチ、フェレット、アナグマ |
猛禽類 | ワシ、タカ、フクロウ |
爬虫類 | ヘビ |
この中で人間がペットとして飼うこともあるのは、ネコ・フェレット・ハムスター・フクロウ・ヘビなどでしょう。これらの動物を飼っていると、天敵の匂いを察したネズミが逃げていき、寄り付かなくなることが多いとされています。
また、天敵とはいえませんが、ハムスターを飼うのも有効だとされています。その家がハムスターのテリトリーだとネズミが認識するので、近寄りにくくなるそうです。
ネズミ捕りで駆除する
古くから使われているものにネズミ捕り器があります。ネズミ捕り器には、バネ式とカゴ式という種類があります。どちらも1度に1匹というコストで駆除します。ネズミ捕り器はネズミの好物を使っておびき寄せます。
バネ式の場合は、ネズミがエサを取ると棒のロックが外れ、大きなバネが作動してネズミを挟み込むという構造です。一方でカゴ式は、カゴの中にネズミが入るとドアが回転してカゴが密閉され、ネズミを捕獲するという仕組みになっています。
薬剤を使う必要がないので危険性が低いのが利点ですが、1匹ずつしか捕獲することができないうえ、自分でネズミの始末をする必要があるという欠点もあります。また、設置場所やエサに工夫しないと、警戒したネズミが近づかない場合もあるでしょう。
超音波で駆除する
ネズミは高い周波数の音を聞き分けることができる超音波が苦手であり、超音波が発せられると逃げていきます。超音波を発する装置は市販されており、お手軽に入手することが可能です。
なお、同じ周波数の超音波を流し続けると、ネズミが次第に慣れていくこともあるようです。超音波を使って駆除するときは、いくつかの装置を定期的に使い分けるか周波数を変えることのできる装置を用いるのがいいでしょう。
業者にネズミを駆除してもらう前に知っておきたいこと
ネズミの好物を使った毒エサや嫌いな匂いを使った撃退法など、これまでさまざまなネズミ対策を紹介してきました。ですが、ネズミが繁殖して数を増やしている場合、すべての個体を駆除するのは個人の力では難しいこともあるでしょう。
自力でのネズミ駆除が難しい場合は、駆除を業者に依頼することになります。依頼する前にぜひ知っておきたい情報があるので、ここでご紹介したいと思います。
マンション・アパートの管理料金について
マンションやアパートにお住まいの方の中に、月々の管理料金をお支払いしている方はいらっしゃいませんか。その場合だと、ネズミの駆除に関することを管理会社が対応してくれるでしょう。駆除にかかる費用を負担せずに済むことがありますから、1度連絡してみることをおすすめします。
また、マンションやアパートなどの集合住宅では、戸別にネズミ駆除をおこなっただけではネズミを根絶させることが難しいかもしれません。ネズミが共通の配管などを使って移動していると、駆除をした後しばらくして再発生することがあるのです。
侵入経路についても把握しておこう
ネズミが発生したどの家でもおこなうべきことですが、家の周りのわずかな隙間でも塞ぐことが大切です。ネズミは小さな隙間でも侵入が可能で、特に小さいネズミは1.5cmほどの穴があれば侵入できるともいわれています。
ですので、ネズミが侵入してきそうな隙間には、害獣用のネットを張るなどしてネズミの侵入口を塞ぐ必要があるでしょう。また、事前にどこからネズミが侵入しているかを把握しておけば、業者の仕事もスムーズに済むはずです。
まとめ
ネズミの好物がチーズというイメージは誰もが持っていることでしょう。しかし実際に生息するネズミの好物は一概にチーズとはいえないようです。ネズミは基本的に雑食ですが、チーズも食べることがあるという認識が正しいでしょう。
ネズミは特に冬場にわたしたちの生活域に現れやすくなります。手っ取り早く自分でおこなえるのは毒エサを使った駆除方法です。しかし、習性をよく理解していると毒エサ以外の駆除方法も試すことも可能となっています。
ネズミを放置しておくことは、わたしたちの健康の面を考えてもあまりよくありません。駆除を自分でおこなえないときは、プロの業者によって駆除してもらいましょう。害虫の消毒や侵入口の封鎖にも取り組んでくれることがあるため、事前の電話で確認しておくとよいでしょう。
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