ねずみ駆除で壁の中を対策するには！閉鎖的な空間を活かす方法を解説

壁の中にねずみの気配がするという場合、壁内を直接調べて対処するのはなかなか難しいかもしれません。また、ねずみは壁内のみならず、天井裏や床下、台所など家中で行動しているため、その場に留まっているとも考えにくいでしょう。

そこで、ねずみの潜んでいる場所やよく出没する場所に合わせて、対策グッズを使い分けましょう。ねずみの対策グッズには忌避剤や毒エサなどがあります。場所や状況に応じて適したものは異なりますので、ひとつひとつ効果的な使用方法をチェックすることが大切です。

当記事では、ねずみ駆除を壁の中など家の中でどうおこなうかを解説していきます。家の中からねずみを追い出したあと、再び侵入されないための対策についてもご紹介しますので、参考にしてみてください。

ねずみが壁の中にいるときの対処法

家の中のねずみをそのまま放置しておくと、大量に繁殖してしまい、家中がダニやねずみのフンで汚れてしまうことも……。この章では、ねずみ駆除を壁の中など家の中でどうおこなえばよいか、対策方法をご紹介します。被害が大きくなる前に早急に対処しましょう。

忌避剤を使う【設置型・スプレー型・燻煙型】

ねずみが嫌う成分によって近づけさせないようにする忌避剤には、さまざまなタイプがあります。忌避剤は駆除用というよりも、予防、または追い出す効果があります。忌避剤を使って、壁の中や家の中にいるねずみを追い出しましょう。

設置型

置くだけのタイプなので、簡単にねずみ対策がおこなえます。天井裏や床下、倉庫などに設置しましょう。壁の中には入らないので使用できませんが、まずは家からねずみを追い出すことが大切です。

スプレー型

ねずみが近寄ってほしくない場所にスプレーをします。ねずみの通路になりそうな天井裏や屋根裏、また、外からの侵入口になりそうな場所にスプレーしておきましょう。

燻煙型

煙をたいて、すでに家の中に侵入しているネズミを退散させます。こちらも壁の中までは煙が届かないため、直接的には効果を発揮できませんが、床下や天井、戸袋に置いて効果を発揮します。このあたりに潜んでいるねずみが移動して壁の中に入るので、家の中からねずみがいなくなれば結果的に効果があったといえるでしょう。

ほかの対処方法

忌避剤のほかにもねずみを駆除するグッズをいくつかご紹介します。ねずみが潜んでいそうな場所に置くことでねずみを駆除します。

毒エサ

殺鼠剤（さっそざい）と呼ばれる、ねずみが食べると死んでしまう薬剤をエサに混ぜてねずみの通路になりそうな場所に設置します。ねずみは警戒心が強いため、殺鼠剤を食べてもらうには工夫が必要です。

ほかのエサになるもの（生ゴミや放置してある食べ物)はねずみの手の届かないところにしまって、毒エサを設置するようにしましょう。

毒エサを設置する場所にはじめはふつうのエサを置いておき、食べられていることが確認できたら、殺鼠剤を混ぜたエサを置くというテクニックがあります。この方法ですと、警戒心を解きやすくなるので食べてもらいやすくなります。

捕獲器

ねずみを捕獲して駆除するグッズもさまざまなタイプがあります。たとえば、粘着シートはねずみが踏むことで身動きを取れなくして捕獲するグッズです。ほかにも、かごの中におびきよせて捕獲するグッズもあります。

毒エサを食べたねずみはそのあたりで死んでしまうので、死骸を見つけて処分しなければいけません。便利グッズを使って捕獲した際は、生きたままのねずみを殺処分する必要がでてきます。

また、ねずみの死骸は不衛生なため、処理するには正しい方法でおこなわないといけません。感染症のリスクもあるので、処分後の消毒作業も含めて業者に依頼すると安心です。

ねずみを追い出したあとは侵入対策が大切！

忌避剤や駆除グッズを使って、家の中にいるねずみを追い出すことができたら、しっかり侵入対策をおこなって、再びねずみを寄せつけないようにしましょう。ねずみは小さな隙間からも侵入してきます。侵入対策は徹底的におこなうことが大切です。

侵入口の見つけ方と対策方法

壁に穴が開いているとネズミの侵入口になってしまいます。ほかにも、家の基礎部分や屋根の隙間、外壁のひび割れ、配管部分、換気扇や室外機、玄関などさまざまな場所がねずみの侵入口になります。

ねずみがなんども通ったあとは、ラットサインといって糞などで黒い汚れができていることが多いです。ラットサインが見つからないときは、ねずみが侵入してきそうな場所に小麦粉をまくと足跡がつくので発見することができます。

ねずみ被害を防ぐ一番の対策は侵入口をふさぐことです。金網、粘土のような防鼠パテ、金だわしなどを使って、家の隙間をふさぎましょう。

それでもねずみが発生してしまうときは……

ねずみ対策をしてもどうしてもいなくならない場合は家の中でかなり繁殖していたり、場合によっては壁内に巣を作られていたりするかもしれません。

この場合は自分では手に追えないので、いちど業者に相談することをおすすめします。プロであれば、難しいケースのねずみの駆除や追い出しを適切な方法でおこなってくれます。

ねずみ駆除業者の選び方

ねずみの駆除は徹底的におこなわないと、家に残っていたねずみからまた繁殖を繰り返してしまうおそれがあります。ねずみを駆除するのに免許などは必要ありませんが、資格を持っている人でしたら、豊富な知識と技術がある証ですので、安心して依頼できるでしょう。

ねずみ駆除に関係する資格は、ペストコントロール技術者、防除作業従事者などがあります。ホームページなどをチェックしてみましょう。また、よい評判のクチコミがあるとより安心できますね。

費用については業者ごとに異なります。見積りをきちんととって、不明瞭な請求をされていないか明細書を確認することが大切です。疑問に思うことなどがあれば、施工前にしっかり質問しましょう。よい業者ならきちんと納得できるような説明をしてくれるはずです。

せっかく費用をかけて依頼するのですから、自分の納得できる形で業者依頼をすることが大切です。

弊社ではねずみ駆除業者をお探しの方にぴったりの業者をご紹介するマッチングサービスをおこなっています。壁の中のねずみ駆除や対策をおこなってほしい、侵入経路を完璧に遮断したいというお悩みをお持ちの方はぜひご利用ください。

まとめ

家の中でのねずみ駆除は壁の中や床下、天井裏や台所などさまざまな場所でおこなう必要があります。まずは忌避剤や捕獲器を使ってねずみを家の中から追い出すことが大切です。家から追い出したあとは、再び侵入されないように侵入口と思われそうな場所を徹底的にふさいでおきましょう。

ただし、捕獲器を使ってねずみを駆除する際は、自分でねずみの死骸を処分しなくてはならない点がデメリットです。自分で処分するには衛生的な問題もあるので、業者に依頼して適切な方法でおこなってもらうことをおすすめします。

ねずみにお困りの方は、弊社にご相談ください。弊社のコールセンターは24時間365日営業しておりますので、お電話またはメールでご相談いただければ、スピーディーに対応させていただきます。